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甘えたいのに甘えられなかった私へ──喪失と自己理解のはざまで読んだ 自分に気づく心理学

人に頼ることが苦手な人がいる。
自分のことは自分でなんとかしようとして、
助けを求めるよりも我慢を選んでしまう人。

もしあなたが、そんな生き方をしてきたなら、
幼いころに頼りたい相手を失う痛みを知ってしまったのかもしれない。


信じることが怖かったあの頃

人を信じたいのに、信じることが怖い。
近づきすぎると裏切られる気がして、
少しでも違和感を感じると、心の扉を閉じてしまう。

表向きは自立して見えても、
本当はいつも、心の奥で
わかってほしいと願っていたのかもしれない。

その小さな声を、誰よりも先に自分が受け止めてあげること。
それが、癒しのはじまりになる。


喪失から育った 甘えの拒否

人は、安心して甘えられる経験を通して
信じる力を育てていく。

けれど、早い段階でその機会を失ったとき、
甘えることは危険だと心が覚えてしまう。

頼って拒絶されたら、
自分の存在ごと否定されるようで苦しい。
だから、最初から期待しないようにしてしまう。

それは弱さではなく、
自分を守るために身につけた大切な鎧だった。


自分に気づく心理学 が教えてくれたこと

加藤諦三さんの本を読んだとき、
胸の奥にずっとあった痛みの名前を
ようやく見つけた気がした。

感情を抑え込むことは、
生きづらさの始まりになる。

怒りも、寂しさも、甘えたい気持ちも、
どれも消す必要なんてなかった。

感じることを自分に許すだけで、
少しずつこころが柔らかくなっていく。


癒しとは もう一度 自分を信じること

癒しは、過去をなかったことにすることではない。
満たされなかった感情を
自分の手でやさしく包み直す時間。

本当はどうしたかったのか。
何を感じていたのか。

その問いに静かに耳をすませてみる。

過去の自分が見せてくれる涙も、
今のあなたが抱きしめてあげられる。


甘えたいのに甘えられなかったあなたへ

今のあなたに、伝えたい言葉がある。

頼ってもいい。
泣いてもいい。
怖くても、離れても、また戻ってもいい。

あなたは、もう大丈夫。
支えを求めても、受け止めてくれる人がいる。
そして、何よりもあなた自身が
あなたを受け止められるようになっている。


📖 紹介した本
自分に気づく心理学
著者:加藤諦三(PHP研究所)



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