「幸せな金持ち」の『幸せな』に立ち止まった日
昨日は、朝から外出していて、noteを開けないまま午後になっていました。
午後3時ごろ。
私はスーパーで、夕食の食材を選んでいました。
次男と彼女が家に来ていたので、一緒に夕食を食べられたらと思っていたのです。
早く買い物を済ませて、noteを見たい。
そう思いながら、
「少しだけ通知を見ようかな」
とメールを開きました。
そこで目に入ったのが、本田健さんの記事の通知でした。
記事を開くと、
「特に『これ、素敵!』と心が動いた5作品」
の中に、私の記事がありました。
「えっ」
買い物の途中で、思わず画面を見つめました。
驚きました。
うれしいとも思いました。
けれど、不思議なことに、その場ではまだ実感が追いつきませんでした。
夕食の食材を買わなければ。
次男たちが来ているのに、何も買わずに帰るわけにはいかない。
私は、うれしい知らせを胸のどこかに抱えたまま、買い物を続けました。
喜びは、たしかに届いていました。
でも、こころがその喜びをゆっくり受け取るには、少し時間が必要だったのです。
本田健さんに選んでいただいた記事
紹介していただいたのは、こちらの記事でした。
お題は、
「いまのあなたに、ごほうびをあげるなら何をあげますか?」
でした。
私は、
「大変よくがんばりました賞」
を、自分へ贈りたいと書きました。
noteを始めたころは、記事を書いても、ほとんど読まれていないように感じていました。
何を書けばいいのか分からなくなって、やめようかなと思った日もありました。
それでも、書き続けてきました。
今は、記事を読んでくださる方がいる。
コメントを届けてくださる方がいる。
企画でご一緒してくださる方がいる。
サービスを利用してくださる方もいる。
そんな一年を振り返りながら、私は記事の中で、
いただいた応援や優しさも、
少しずつ受け取る器を育てていきたい
と書いていました。
実は、この記事を書きながら、こころのどこかで思っていたのです。
本田健さんにも届いたら、うれしいな
と。
もちろん、選ばれるためだけに書いたわけではありません。
一年続けてきた自分へ、ちゃんと「がんばったね」と伝えたかった。
応援してくださった方へ、感謝を届けたかった。
でも同時に、
「届いたらいいな」
という願いも、たしかに私の中にありました。
そして昨日、その願いがかなったことを知りました。
願っていたことなのに、かなうとすぐには受け取れない。
そんな自分に、少し驚きました。
届いていたのに、受け取れていなかった
買い物を終えて家へ戻ると、次男たちはもう帰っていました。
少し残念でした。
せっかく一緒に夕食を食べようと思っていたのにな。
そんな気持ちもよぎりました。
でも、そのぶんnoteの時間が取れる。
そう思って、ようやくPCを開きました。
途中で止まっていた記事。
コメントへのお返事。
企画へ参加してくださった方の記事。
購入してくださった方へのお礼。
どれも、私にとって大切な時間でした。
その中で、届いていたDMにも気づきました。
ナオユキさんからの、ゲリラクレジット配布のお知らせでした。
DMにはURLとともに、
ゲリラクレジット配布してます!
急いでゲットしてください🙌
そして拡散希望です
と書かれていました。
けれど私は、その「急いで」という大切な言葉を、十分に受け取れていませんでした。
まだ時間がある。
落ち着いてから確認しよう。
私は、そう思い込んでいました。
そして、
「拡散、承知いたしました」
と返信しながら、記事を開かないまま、先に予定していた作業へ戻りました。
翌日になって、あらためて記事を開きました。
そこで初めて、配布がすでに終了していたことを知りました。
私は、クレジットを受け取れなかっただけではなく、
「拡散します」
と返信しながら、その約束も果たせませんでした。
大切な知らせは、ちゃんと届いていました。
でも私は、その緊急性を受け取れていなかったのです。
ナオユキさん。
急いで知らせてくださっていたのに、大切な部分を見落としてしまいました。
そして、拡散するとお返事しながら、約束を果たすこともできませんでした。
本当にごめんなさい。
「目に入る」と「受け取る」は、少し違う
うれしい知らせは、目に入っていました。
でも、買い物中だった私は、その喜びをすぐには味わえませんでした。
急ぎの知らせも、届いていました。
でも私は、その大切さを十分に受け取れていませんでした。
目に入ること。
内容を理解すること。
意味を受け取ること。
こころで味わうこと。
同じように見えて、少しずつ違うのだと思います。
心理学では、人はたくさんの情報の中から、
「今、必要だ」
と感じたものへ注意を向けながら生活していると考えられています。
この働きは、選択的注意と呼ばれます。
選択的注意とは、たくさんの情報の中から、必要だと感じたものを選び、そこへ注意を向けるこころの働きです。
何かに集中するためには、大切な力です。
でも、一つのことに注意が向くと、別の大切なことが見えにくくなることもあります。
昨日の私は、何も大切にしていなかったわけではありません。
むしろ、大切にしたいことが重なっていました。
だからこそ、新しく届いた情報の期限や緊急性まで、十分に確認できなかったのかもしれません。
「また失敗した」で終わらせない
今回の出来事を、
「また失敗した」
「私は注意力がない」
と考えることもできます。
もちろん、約束を果たせなかったことについては、きちんと謝る必要があります。
けれど、自分を責めるだけでは、次に同じ状況になったとき、自分を助ける方法までは見えてきません。
だから私は、少し違う角度から、自分を見つめてみることにしました。
心理学では、出来事の見方や意味づけを、別の角度から捉え直すことをリフレーミングと呼びます。
リフレーミングは、失敗を無理に前向きな出来事へ言い換えることではありません。
一つの見方だけで自分を決めつけず、
「ほかの見方はないだろうか」
と考えてみることです。
私は、大切な人へ届けるものほど、丁寧に確認したくなる。
先にした約束を守ろうとすると、その作業へ深く集中する。
やりたいことや、うれしい出来事が重なると、新しく届いた情報の期限確認が抜けやすい。
そして、うれしい知らせを受け取っても、すぐには実感できないことがある。
そうやって振り返ると、失敗だった出来事が、
「私は、どのようなときに見落としやすいのか」
を知るための手がかりへ変わっていきました。
本田健さんのお題が開いてくれるもの
本田健さんのお題には、出来事を別の角度から見つめ直す力があるように感じています。
正しい答えを探すというより、
「あのとき、私は何を感じていたのだろう」
と、自分の経験へもう一度目を向ける。
すると、一つの意味しかなかった出来事に、別の景色が見えてくることがあります。
過去は変えられません。
でも、今の自分が、過去をどう受け取り直すかは変えていける。
書くことには、そんな力もあるのかもしれません。
「幸せな金持ち」の『幸せな』
本田健さんの代表作に、
『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』
という本があります。
今回私は、
「幸せな金持ち」
の、
「幸せな」
という言葉に立ち止まりました。
お金を持っていること。
チャンスがあること。
応援してもらえること。
誰かに作品を読んでもらえること。
それだけでは、人はすぐに「幸せ」を感じられるわけではないのかもしれません。
どんなにうれしい出来事が届いても、こころが受け取れる状態でなければ、実感は少し遅れてやってくる。
そして私は、今日あらためて思いました。
幸せとは、
「何を持っているか」だけではなく、
「届いたものを、こころで受け取れること」
なのかもしれない、と。
昨日届いていた幸せを、受け取り直します
昨日は、幸せが少なかった日ではありませんでした。
次男と彼女が家に来てくれました。
一緒に夕食を食べようと思いながら、食材を選びました。
帰宅したときには、二人はもう帰っていました。
少し残念でした。
けれど、二人を思いながら買い物をした時間も、私にとっては大切な時間でした。
そして昨日は、娘たちが家を購入し、鍵を受け取った日でもありました。
いよいよ引っ越しが始まる、大切な一日。
私は、手伝いに行くことができませんでした。
そのことには、少し残念な気持ちもありました。
けれど夜になってから、LINEで状況を聞きました。
無事に進んでいるか。
疲れていないか。
どんな一日だったのか。
そして、
「おめでとう」
と、
「本当におつかれさま」
を届けました。
同じ場所にいられなくても、家族の新しい始まりを一緒に喜ぶことはできる。
それもまた、昨日届いていた大きな幸せの一つでした。
私の企画に参加してくださった方もいました。
瀬海歩さんは、企画で受け取った「こころの観察レポート」や「わたしのこころ取り扱い説明書」について、丁寧な記事を書いてくださいました。
歩さん、本当にありがとうございました。
記事を購入してくださった方がいました。
コメントを届けてくださった方がいました。
途中になっていたお礼記事を、ようやく届けることもできました。
大切な方へ送るGoogleフォームを、時間をかけて確認することもできました。
ナオユキさんが、役立つ情報を知らせてくださいました。
そして、本田健さんに、私の記事を選んでいただきました。
幸せがなかったのではありません。
むしろ、幸せが多かったのです。
家族の新しい始まり。
会えなかった人を思う気持ち。
届けたいお祝い。
受け取りたい喜び。
返したい言葉。
届けたいもの。
守りたい約束。
いくつもの思いが重なって、私のこころが、一つひとつを受け取る速度に追いついていなかったのだと思います。
こころの取扱説明書をつくるということ
今回の出来事を振り返って、あらためて思いました。
自分のこころの動きを知ることは、自分へ評価をつけることではありません。
私は注意力がない。
私は段取りが悪い。
私は約束を守れない。
そんなふうに、自分を一言で決めることでもありません。
大切なことが重なったとき、私は何を優先しやすいのか。
新しい依頼を受けたとき、何を確認するとよいのか。
期限があるものは、どこへ記録すると見落としにくいのか。
お返事をしたあと、実行へつなげるために何が必要なのか。
うれしい出来事をゆっくり味わうには、どのような時間が必要なのか。
一つの出来事から、自分のこころの動きと、自分を助ける工夫を見つけていく。
それが、私の考える「こころの取扱説明書」です。
こころの取扱説明書作成アプリは、AIが一方的に、
「あなたは、こういう人です」
と決めるためのものではありません。
何が起きたのか。
そのとき、何を考えたのか。
どのような気持ちがあったのか。
何を大切にしようとしていたのか。
どこで困ったのか。
次に同じようなことが起きたら、どのような工夫が自分を助けるのか。
心理士の視点で設計した問いに答えながら、自分自身でこころの動きを見つけていくためのアプリです。
AIから答えをもらうだけではなく、自分の中にある答えを一緒に探していく。
出来事を、自分を責める材料ではなく、次に自分を助ける手がかりへ変えていく。
そんな体験を届けたいと思っています。
自分のことばから「こころの取扱説明書」をつくります
現在、6000人ありがとう企画として、noteの記事やご回答から、
こころの観察レポート
ことばの観察と読み解き
わたしのこころ取り扱い説明書
ちびキャラ
をお届けしています。
AIに性格を決めてもらうのではなく、自分のことばを手がかりに、こころの動きや、大切にしているものを見つけていく企画です。
詳しい内容と参加方法はこちらです。
心理ワークや、日常の出来事を自分で整理するための記事・アプリは、サブアカウントでもお届けしています。
まだ、受け取りきれていなかった記事があります
この記事を書きながら、私はもう一度、昨日までに届いていたものを振り返ってみました。
記事を購入してくださった方。
メンバーシップへ参加してくださっている方。
企画を通して、ご自身の思いや作品を届けてくださった方。
読んでいたのに、まだ十分に感謝を伝えられていなかった記事もありました。
ここで、一つずつ受け取らせてください。
第一印象の向こう側にあったもの
✨飯泉ひろみさんの物語です。
最初に見えていた姿だけでは分からないもの。
関わってみたからこそ、見えてくるもの。
私たちが誰かや出来事を受け取るときにも、最初の印象だけでは見えない世界があるのだと思います。
ひろみさん、いつも素敵な物語を届けてくださり、ありがとうございます💖
自分の中にあった思いを、誰かに見つけてもらう喜び
✨イロドリの詩さんの記事です。
日々の看護の中で大切にされているものが、言葉や音楽として形になっていく喜びが伝わってきました。
自分では当たり前のように続けてきたことを、誰かが見つけ、言葉にしてくれる。
それもまた、誰かから届く幸せの一つなのだと思います。
イロドリの詩さん、大切な思いを届けてくださり、ありがとうございます🎵
その人の世界を知るための入口
✨Kingさんの記事です。
一つの記事だけでは分からない、その方が歩いてきた道や、書いているテーマがあります。
サイトマップは、記事を整理するためだけのものではなく、
「私は、こんなことを考え、こんな言葉を届けています」
と、その人の世界へ招いてくれる入口でもあるのだと思いました。
Kingさん、いつもありがとうございます😌🫶
AIに、何を読み取ってもらうのか
✨だんだんありがと@めじゅさんの記事です。
229本ものnote記事をAIへ渡し、そこから何が見えてくるのか。
とても興味深い試みでした。
私は、この記事を読みながら、
AIへたくさんの情報を渡せば、その人のことが分かるのだろうか。
と考えました。
情報の量が増えれば、分析材料も増えます。
けれど、何を知りたいのか。
どのような問いを立てるのか。
どの視点から読んでもらうのか。
そして、出てきた言葉を本人がどう受け取るのか。
その部分によって、見えてくるものは変わります。
こころの取扱説明書作成アプリでも、大切にしているのは、
AIに自分を決めてもらうことではありません。
自分の言葉や出来事を、どのような問いで振り返るのか。
AIが示した言葉の中で、何が自分に当てはまり、何に違和感を覚えるのか。
そのやり取りを通して、自分自身への理解を育てていくことです。
めじゅさんの記事から、AIに何を分析させるかだけではなく、
何のために分析するのか
という大切な視点をいただきました。
めじゅさん、考えるきっかけを届けてくださり、ありがとうございます🌈ᵕ̈*
今できる形で、約束を届け直す
そして昨日、急ぎの情報を届けてくださったナオユキさん。
私は、約束した時間に拡散することができませんでした。
終わってしまった情報を、同じ形で届け直すことはできません。
けれど、今できる形で、ナオユキさんの活動をご紹介させてください。
現在、ナオユキさんは、動画コンテストを開催されています。
物語や言葉を、動画で表現してみたい方。
AIを使った新しい表現へ挑戦してみたい方。
ぜひ、ナオユキさんの記事をご覧ください。
ナオユキさん。
昨日は、約束した形で届けられず、本当に申し訳ありませんでした。
そして、大切な情報を届けてくださったことに、あらためて感謝しています😌
今、喜びを受け取り直しています
選んでいただいた元の記事で、私は、
いただいた応援や優しさを、
少しずつ受け取る器を育てていきたい
と書いていました。
その記事を選んでいただいたのに、私は買い物中で、喜びをすぐには味わえませんでした。
なんだか、不思議です。
受け取る器を育てたいと書いた私に、
では、この喜びを、あなたはどのように受け取りますか。
と、もう一つのお題をいただいたような気がしました。
買い物中には、まだ十分に味わえなかった喜びを、私は今、この記事を書きながら受け取り直しています。
本田健さん。
「これ、素敵!」と心が動いた作品の一つに選んでくださり、本当にありがとうございました。
ハッピーライティングマラソンのお題は、出来事へ正しい答えをつけるのではなく、
「ほかの見方はないだろうか」
と、こころに新しい窓を開いてくれるように感じます。
書くことで、普段なら通り過ぎていた出来事に立ち止まることができます。
気づいていなかった気持ちに、言葉を与えることができます。
損をしたと思った出来事から、自分のこころの動きを知ることもできます。
すぐには味わえなかった喜びを、あとから受け取り直すこともできます。
そして今回、私は、
「幸せな金持ち」
の「幸せな」とは何だろうと考えました。
幸せは、何かが届いた瞬間だけにあるのではない。
気づき、立ち止まり、こころへ迎え入れる時間の中にもある。
昨日、私のもとには、たくさんの幸せが届いていました。
今度は、一つずつ、こころで受け取っていきたいと思います。
※この記事には、書籍のアフィリエイトリンクを含みます。



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