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2026年のWebカメラ事情

最近すっかりライブ配信から遠ざかっている筆者。アマゾンのセール情報記事を書いている最中に「そう言えば結構新しいWebカメラを紹介していたな」と思い、少しまとめておこうかなと。

昔話がめちゃくちゃ長くなる予感です。なので現在購入できるオススメWebカメラが知りたい方は目次から昔話を飛ばしてください()

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昔話

なんで結構新しいWebカメラという言葉を使ったかというと、2008年にニコニコ生放送が始まって以降、個人のライブ配信界隈ではパソコン周辺機器メーカーのロジクールのWebカメラが現在まで重宝されてきました。

2020年にコロナ禍が始まりリモートワークでオンライン会議が当たり前となり、パソコン用のWebカメラの需要が急増、2020年はWebカメラを入手するのに奔走した人も多かったと思います。
一時期市場からWebカメラが消滅したのが懐かしいです。
2020年以降様々なメーカーがWebカメラを市場投入する流れになっています

2010年代

2010年代、Webカメラと言えばテレビ電話やオンライン会議様に最低限映ればいいようなカメラが多かったように思います。ノートパソコンに搭載されているカメラも画質が悪かった思い出。
そんな中、ロジクールのWebカメラが何時しかライブ配信で定番となっていました。

2010年代初期に発売されたC910。500万画素センサーで1080p画質、結構カリカリ解像感でかなり高画質だったと思い出補正しています。

その後2012年に出たのがC920。500万画素から300万画素に下がってがっかりした思い出。何度か仕様変更して現在2026年でも家電量販店で売ってる定番の低価格Webカメラ

法人向けにC920よりも広角のレンズを付けたC930シリーズ。

2017年になるとロジクールから世界で初めての4k対応のWebカメラ「BRIO 4K Pro」がリリースされました。これAppleにもOEMで供給されているやつかな?解像度は4kでフレームレート(コマ数)は30fpsまで。1080pなら60fps。

2019年にはApple Pro Display XDR向けにカスタムされたバージョンも。

2010年代後半にはゲーミング周辺機器メーカーのRazerもWebカメラを出しています。

ゲーム実況用のビデオキャプチャー機器で有名なアバーメディアも。


2020年代以降

そしてコロナ禍となりリモートワークが当たり前になってWebカメラ需要が急増。

コロナ禍に向かっていく2020年に販売時期が重なってしまったロジクールの「ストリームカム C980」、実は2026年現在終売の模様。
Amazonでももう中古しか残ってない。
イメージセンサーは2010年代のC920等と同じ系統で2万円で1080p60fpsに対応したWebカメラといった立ち位置。
正直C920から画質が向上しなかったという感想しかなかった。

2020年代のWebカメラシーンで印象的だったのが、カメラのセンサーにソニー製の「STARVIS (スターヴィス)」を積んだカメラが現れ始めたこと。

RazerのKiyo Pro Ultraは1/1.2型という、今でもかなり大きい部類のセンサーを搭載していた。

ゲーミング周辺機器メーカーのElgato(エルガト)からは世界初の4k60fps対応のWebカメラがリリース。これもSONYのSTARVISセンサー。こちらは1/1.8型センサー。

そしてようやくロジクールもSTARVISセンサー搭載Webカメラをリリース。

しかもロジクールがレンズ交換式カメラ規格の一つ「フォーサーズ」に参画しマイクロフォーサーズマウント搭載のWebカメラを発表。


Webカメラ業界に新しい刺客が

2020年代、それまでWebカメラを市場投入してなかったメーカーも参入してきたことも大きなトピックスに。
アクションカメラ業界でGoProを追い抜いて覇権を争っているInsta360

2022年に1/2型センサーを搭載し3軸ジンバルでフェイストラッキングで追従し続けてくれるPTZカメラ「Insta360 Link」を市場投入。
筆者もInsta360 LinkとロジクールのStreamCAM C980を同じ日に購入して比べて、余りの画質の違いに驚いた記憶があります。
Insta360 Linkはシリーズ化しており2026年には1/1.3型センサーを積んだProシリーズも発売されています。


2024年頃、若いライブ配信者を中心にWebカメラを提供してプロモーションをしていたメーカーがあります。それがOBSBOT(オブスボット)

Insta360 Linkと同じPTZカメラ(ロボットカメラ)を主力商品として商品展開している中国のメーカー。
コロナ禍で大人数が集合できなくなった時期にウェビナー(オンラインセミナー)向けのPTZカメラを低価格で普及させたオブスボット。それまで非常に高価だった業務用の遠隔操作出来るPTZカメラがAmazonで誰もが買えるようになりました。

コロナ禍が一段落して新しい顧客を掘り起こそうとWebカメラを使ったライブ配信をしている若い層に大量に商品提供していた模様。ライブ配信界隈で良いWebカメラは?という話題の時にオブスボットの名前が上がるようになりました。

OBSBOTのWebカメラはPTZカメラなので隅々まで使い勝手を考えられたユーテリティソフトが付属していて、ライブ配信をよく心得ている。一部の機種には遠隔操作用の専用リモコンも用意されている。
この辺り日本のカメラメーカーではまだまだの分野だったりする。


2026年オススメのWebカメラ

最初の一台にC920

パソコンを購入して顔出し雑談をする時に手を出しやすい安心安定のロジクール。コロナ禍では3万円まで高騰していたものの、2026年現在では概ね1万円以下で購入することが出来る。
最新世代のiPhoneのインカメラと比べるとやはり古臭さを感じてしまうくらい画質は良くない。1080p30fps、720p60fps設定に対応。
家電量販店でも買うことが出来るし情報も多いので使いやすい。

ロジクールに関してはこれ以外だとMX BRIO 700 C1100GRまで行かないと劇的に画質の変化は感じられないと思う。でも高い。


Insta360 Linkシリーズ

中国の360度カメラメーカーであるInsta360のWebカメラシリーズ。
初代Insta360 Linkは1/2型センサーという小型のセンサーではあったが、本当のカメラメーカーということもあって、画質に関わる部分の処理が本当に美味い
このあたりは残念ながらパソコン周辺機器メーカーは全く追いつけていないように思う。

現行のラインナップはPTZカメラタイプ(ロボットカメラ)と普通のWebカメラタイプ、2026年には更に大きいセンサーを積んだ「Link Pro」シリーズが発売された。
Linkシリーズは4k30fpsまで対応。

2無印バージョン
「Insta360 Link 2」は初代Linkとおなじ1/2型センサー。2代目から首振り機能がない普通の据え置きWebカメラタイプが追加された。

Insta360 Link 2Cは据置きタイプ。オブスボットのWebカメラで流行した追尾機能は、2Cでは角度が狭くなっている(デジタルフレーミング)

ホワイトモデルが有る。

Insta360 Link 2は3軸ジンバルにカメラユニットが載っていて首振り機能がある、いわゆるPTZカメラタイプ(ロボットカメラ)。トラッキングモードになると自動で被写体を追尾してくれる。物理的に稼働するのでかなりの範囲をフォローできる。

Proバージョン
Insta360 Link 2C ProとLink 2 Proは1/1.3型センサー搭載。Insta360のアクションカメラ「Insta360 Ace Pro 2」も1/1.3型センサーを搭載しており、アクションカメラとしては暗所もかなり撮影できるカメラだった。

Insta360 Link 2C Proは据え置き型。 

Insta360 Link 2 Proは首振り機能がついたPTZカメラタイプ。


OBSBOT(オブスボット)

2024年以降プロモーション提供を積極的に行っているオブスボット。Insta360と比べると人肌の色が自然、あまりコントラストを強調しすぎない。
OBSBOT Centerというユーテリティソフトが優秀でカメラの追尾範囲設定や背景ぼかし、色調補正などが充実している。

OBSBOT MEET 2
オブスボットのなかで首振り機能がない据置きタイプのWebカメラ。MEET2はInsta360 Link 2Cとおなじ1/2型センサー。4k30fpsと1080p60fpsに対応している。


OBSBOT TINY 2 Lite
オブスボットといえば自動追尾で追いかけ続けてくれるトラッキング機能がチョイ流行していて、TINY 2 Liteは同社のPTZカメラ(ロボットカメラ)の中では最安の商品。
センサーは1/2型。4k30fps、1080p60fpsに対応。

リモコンセットも有る。

Tiny Liteシリーズの後継機がリリースされている。


OBSBOT Tiny 3
Liteシリーズよりも大型の1/1.28型センサーを搭載した搭載した上位機種。



ElgatoとRazer

価格は概ね2万円台から。

Elgato Facecam MK.2は1/2.5型センサーなのでセンサーそのものはかなり小さいので暗所では感度ノイズが出る。比較的明るい場面でもInsta360 Linkなどと比べるとややモッタリした柔らかい画質。
オートフォーカスは非搭載でフォーカス範囲は固定で30~120cm。(この範囲に入っていればピントが合うようなレンズ設計)
1080p60fpsが選択できるが最高画質を付属のユーテリティーソフトで設定する際は1080p30fpsまでになるようだ。

Elgato Facecam 4KはMK.2よりも若干大きい1/1.8型センサーで、5万円以下で4k60fps設定が出来る唯一のWebカメラ。
しかし画質の傾向としてMk.2とおなじで少しでも暗所になるとノイズが目立つ。4k60fps設定では映像プロトコルがMPEGになってしまうため、肝心の画質はそれほど良くない。
オートフォーカスはMK.2と同じで非搭載、フォーカス範囲は固定で30~120cm。(この範囲に入っていればピントが合うようなレンズ設計)
搭載されているレンズは明るさがF4であり、正直暗い。
4k60fps設定がどうしても低価格帯で必要な場合の唯一の選択肢だが、一眼ミラーレスカメラの4k60fps画質を期待するとがっかりする。


Razerには2023年発売の「Kiyo Pro Ultra」があって日本でもRazer公式オンラインストアー限定で販売していたが、2026年現在では販売終了しているようだ。
「Kiyo Pro Ultra」は1/1.2型センサーにレンズの明るさがF1.7という暗所でもかなりノイズを押さえて撮影できる構成だった。
Webのレビューを見ても解像感と明るい映像が両立している。
Amazonの転売価格でしか購入できず、流石にそこまで出すなら購入はおすすめできない

公式オンライン限定で約4万円台で販売されていた記憶がある。Amazonで出品されていたものも最安で39,000円台だったが、現在では転売価格の8万円台になっていて正直おすすめできない。
8万円出せるとなると、SONYのZV-E10初代が買えてしまいそう。

2025年には新モデルの「Kiyo V2」と「Kiyo V2 X」が発売されたが、「Kiyo Pro Ultra」よりもだいぶ安いが、性能も下がった。

Webのレビューを見る限りセンサーサイズは1/1.8型とか1/2.5型などの小型センサーになったようで、正直「Kiyo Pro Ultra」ほどの画質は期待できない。
ひいて良い点を上げるならロジクールのMX Brioより安いことくらい。
後カラバリにマットピンクが有る。


個人が映像コンテンツを配信する時代に

今回は最近よくオススメしているWebカメラをまとめてみました。カメラは上を見始めたらきりがなく、紹介したOBSBOT Tiny 3以上となると今度はレンズ交換式ミラーレスカメラやキヤノンのコンデジPowerShot V1辺りを検討することになると思います。

2010年代も一眼レフカメラのHDMI端子から映像を出力して、キャプチャーユニットでパソコンに取り込んでWebカメラ代わりにすることが出来ました。でも当時の写真カメラはWebカメラとして使うには色々と不便なところがあって使いづらかった。
最近ではレンズ交換式ミラーレスカメラ時代で、日本のカメラメーカーもライブ配信を意識した機能を搭載してきていたりします。(Webカメラモードや長時間運用のための冷却ファン搭載機種など)

最近のiPhoneのインカメラが非常に高性能で、正直Amazonで売ってる無名メーカーの数千円のカメラは安物買いの銭失いなので、どうせパソコン環境を手に入れたらWebカメラも良いものを入手してください。

AmazonにオススメのWebカメラのリストを用意しました、良ければこちらからどうぞ。


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