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祖母傾完全縦走について

少し山に登ってきたので書き置きをしておこうと思います。
6月の末に九州の100名山である祖母山と300名山である傾山を一周で回れる完全縦走を1泊2日でしてきました。
縦走なので山を何山か超えます。主な通過地点は以下のとおりです。

1日目

  • 九折登山口駐車場(結構な台数が停めれるトイレもある舗装された駐車場)

  • 健男社

  • 前障子岩

  • 大障子岩

  • 八丁越

  • 池の原

  • 祖母山9合目小屋

2日目

  • 祖母山9合目小屋

  • 祖母山

  • 天狗岩

  • 障子岩

  • 古祖母山

  • 尾平越

  • 丸山

  • 本谷山

  • 笠松山

  • 九折越小屋

  • 千間山

  • 杉ヶ越

  • 傾山

  • 三ツ尾コース登山口

  • 九折登山口

という、反時計回り縦走をしました。
コース全般的に活発な虫がずっと襲いかかって来ました。
熱すぎにより3.5Lの水を持っていましたがすぐに無くなります。
1日目は水場がないので終盤は乾きました。
祖母山9合目小屋の水場まで耐える必要があります。
私は足がつりました。障子岩まで急登ですのでそこで水分全部持っていかれました。池の原位から塩飴を舐めて誤魔化しながら9合目小屋まで向かいます。軽い熱中症ではなかったかと思います。大障子岩付近の回り込むルートはピンクテープが無くなっていたり、道が崩れていたりしており、GPSがなければ何処にいるか分からなくなります。少し行っては戻り、行っては戻りで進む必要があります。

小屋は無人ですが快適です。
電気がつくのもありますが、管理人さんが定期的に世話をしている為、綺麗です。2階に3人くらい、1階に5人くらい、早起きの方用の2階に3人くらい泊まれそうです。詰めればまだまだ泊まれます。テントを持たずに泊まれるというのは非常に有り難いです。管理人さんには感謝しか有りません。
私が泊まった時は私を含めて4人が泊まりました。

その中の話で一般的に、一泊二日で完全縦走する場合は、九折登山口から傾山を登って尾平越付近の水場でテント泊一泊。次の日に一気に回るのが一般的みたいです。確かに水場がないルートを登っては危険な気がします。9合目小屋の水場で水を満杯にすれば確かに下山するのは可能な気がします。
あと、時期的にもう少し涼しい時に行った方が良いかもしれません。
少なくとも5月までか、11月位からでしょうか。温度、湿度が共に高く水がかなり必要でした。
反時計回りだと普通は2泊3日ルートみたいです。確かに祖母山から見た傾山は1日で行くには遠くに見えます。あと、傾山から九折登山口までは3時間から4時間かかります。無理そうなら九折越から下るという選択肢もあります。

2日目は祖母山頂上でご来光を拝んでスタート。山小屋で泊まった方と尾平越まで同行します。話ししながらだとあっという間に尾平越です。見送られながら私は尾平越近くの水場に向かいます。
ここの水場は通年確実に出ているようです。良い勢いで出ていますので頭からかぶって気持ちよくなれました。
そして、登り返しです。ただ、本谷山、笠松山はそれほどの急登もなく、すんなり進めます。
九折越山小屋で休憩しました。外は虫だらけで立ち止まると一瞬で虫に襲われるのであまり休憩は出来なかったのですが小屋の中は虫がおらずゆっくり休憩できました。あと、思ったより綺麗な小屋でした。こんなに綺麗だったのかなぁ。
時間は15時前。傾山に向かうか、断念するか。ここまで来たら行かない手は有りません。傾山の山容も手招きしています。

傾山は近付けば近付くほど「登れるのか」という疑問がふつふつと湧いてくる山塊です。とりつくと岩場鎖場心拍急上昇です。もう、楽しくなって最後の力を振り絞りました。長い下りも下りならなんとかなると思いながらです。頂上から霞んで見えた祖母山を眺めます。昨日、今日と廻ってきた山がぐるっと見えます。ラスボスをやっつけたかのような達成感。誰もいない山で思い切りヘラヘラしていました。危険人物ですが誰も捕まえる人間はいません。

下りです。以前は分かりにくかった道もピンクリボンが新調されており歩きやすくなっていました。いつもは坊主尾根から降りていたのですが水場コースを選択。水場コースなら水場で給水出来るかなと思ったためです。
水場コースですが意外とアップダウンがあります。尾根と谷を何度も越えるからです。喘ぎながら進みました。水場では1リットル以上水があったので給水しなくてもいいやと思って行ったのが運の尽きでした。
最終的には観音滝付近で水が尽きて、塩飴生活しながらヘロヘロで下山です。20時頃下山した時はヘッドライトがいるかいらないかギリギリでした。駐車場でトレランをされていた方がヒルにやられたと騒いでいましたが、ひょっとすると水場で給水していたらやられていたかもしれません。

1日目は10時間誰とも会わず、2日目は九折越付近で下山する人とすれ違ってから5時間会っていませんでした。結構孤独な縦走でした。暑いのですが木陰も多く風も涼やか。水はトータル10リットル以上は飲んでいるのですが汗は30リットル出てるくらい吹き出しました。なまった体に活を入れる事もできるし、デジタルデトックスも出来ました。最後の傾山からの景色の良さ、征服感はいつも虐げられて生きている底辺社会人に生きる喜びを与えてくれます。

後遺症は

  • ふくらはぎ筋肉痛

  • 太もも筋肉痛

  • リュックによる肩痛

  • 両足裏に大きなまめ

別府温泉に行って湯に浸かっていたのですがまめが湯に染みて痛い。歩くだけでもかなり痛い。痛いのに湯船で寝れるという限界を越えた状態で思ったのは、どんなに痛くても体力がなくなれば寝れるということです。頭が痛くて寝れないとか、歯が痛くて寝れないとか、締切に間に合わなくて寝れないとか些細なことだと言うことが分かります。そんなことが寝れない理由ではなく体力を持て余しているから寝れないんです。

今日の体力は今日使い切りましょう。
次は何処に行こうかな。

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