ーーー15歳の私へ、16歳の私が送る
ニュージーランドへ留学してきたばかりの君は、今は留学生活のことを想像すると、不安で胸がぎゅっとなるかもしれない。ホストファミリーとは本当に、全然うまく行かなくて、仲良くなりたくてやった行動も裏目に出て失敗に終わってしまっているし、学校での友達作りも、拙い英語で、とってもよく頑張ってはいるとは思うけど、上手くはいってないよね笑。そして、今から、ホストから家を追い出されてホストチェンジすることになるから、それだけは強く耐えてね。こんなこと急にいわれても、びっくりするだろうけど。
でも大丈夫。留学8ヶ月目にまで達した16歳の私が胸を張って言う。君は、この一年で本当に成長するんだ。そして、今は最高に楽しい留学生活だよ。
英語はできる方だと思っていたのに留学が始まったら、英語はほとんど聞き取れず、学校の授業も9割以上はチンプンカンプンだった。友達の笑い声や会話は音としてしか理解できず、ホストファミリーの話す速さに圧倒され、日々の文化の違いに驚かされる毎日。1番つらいのは、ホームステイの家が、事実上の家だけど、自分の中では家って思ったことないし、居場所がなくてずっと孤独だった。毎日、不安で夜に泣いてた。ホストチェンジしたいって言っても、学校の先生にあなたにはホストチェンジは必要ないと思うって言われて、精神的にも辛かったよね。もう、留学生活なんてやめて、本当に日本に帰りたかった。
でも、そんな日々があったからこそ、今では人の優しさや自分の強さに気づけているよ。
例えば、今のホストファミリーは、私が日本人だからって言って、お味噌汁を絶対にストックしてくれてる。そんなさりげない気遣いや、私が会話中にわからない単語があった時に、友達が自然に単語を説明して、手を差し伸べてくれた瞬間。そんな、小さな、普通じゃ見逃してしまいそうなことも今は気づいて、感謝の毎日を送れているよ。
そして、最高の楽しい留学生活を送れているのはホストファミリーの面だけじゃないよ。あのときは辛かった学校生活の面も今では、最初は理解できなかった授業も、少しずつ自分で考えて発言できるようになった。理科の実験や数学の課題でつまずいたときも、諦めずに取り組むことで成功する喜びを知り、自分には学び続ける力があると実感できた。友達との会話でも、最初は怖くて黙ってしまうこともあったけれど、笑い合いながら自分の意見を言えるようになり、英語を使う楽しさや、相手とつながれる喜びを感じられるようになった。
生活面でも、スーパーで欲しいものを自信を持って伝えられるようになったり、バスや電車を自分で調べて迷わず移動できるようになったりと、小さな自立の積み重ねが、自分を頼もしくしてくれた。英語が分からなくても、間違えても平気だと思える心の余裕も生まれ、以前よりずっと前向きに挑戦できるようになった。
これから大きくなる君へ。怖くても、迷っても、一歩踏み出す勇気を持ってほしい。失敗してもいい、諦めてもいい。大切なのは、その経験を通して、自分の強さや支えてくれる人の優しさに気づくことができるということ。誰かの助けを借りることも、時には自分を休ませることも、すべて君の成長につながるのだ。
未来の君が迷って立ち止まったとき、そっと手を差し伸べてあげてほしい。それは、君が経験してきたすべてのことから生まれる優しさだから。
私はまだ留学の途中で、挑戦はこれからも続く。君も未来で、何度でも挑戦できる。恐れず、自分を信じて、楽しんで歩んでほしい。君の未来はまだ真っ白で、君が描く色で自由に変わるんだ。
そして、最後に1番言いたいことは感謝。
あのときの私へ。ずっと立ちあがろうとしてくれて本当にありがとう。どれだけ辛くても、涙が出そうな日が続いても、その気持ちに押しつぶされず、恐れずにいろんなことに挑戦してくれたことに心から感謝しているよ。失敗して悔しい思いをしたときも、諦めずに立ち上がり、少しずつ前に進んでくれたことが、今の私をつくってくれたんだ。本当に、本当にありがとう。
じゃあ,お喋りはここまで。一年後の私を楽しみにしていてね。じゃあ、一年後まで,バイバイ。
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