やっと『NO』が言えた日
自分の気持ちを伝えるのが苦手だった、あの頃のわたしへ。
そして今、同じように揺れているあなたへ――。
私はずっと、「優しい人」でいたかった。
相手の気持ちを察して、空気を読んで、傷つけないように。
お願いされたら断れなくて、笑って引き受けてしまうことも多かった。
でもそれは、ほんとうの優しさだったのかな。
断ることで嫌われたくない。迷惑をかけたくない。
「NO」と言えない自分を、ずっと正しいと思い込んでいた気がする。
なんでも一人でやれるのが自立だと思っていた。
甘えるのはだめ、弱音を吐くのはだめ。
そうして、がんばればがんばるほど、心の声が遠くなっていった。
でもあるとき気づいたんです。
「たすけて」「つらいよ」って言えるほうが、
よっぽど大人なんじゃないかって。
あなたは、どんなときに『たすけて』と言えますか?
支え合うって、特別なことじゃない。
ただ、心を開いてみるだけ。
それが、一番勇気のいることなんだよね。
「あなたは、どんなときに“勇気がいるな”と感じますか?」
そんなふうに少しずつ「たすけて」が言えるようになったら、
不思議と「NO」も言えるようになってきた。
自分の気持ちを後回しにしないこと。
それも、大人の優しさなんだと、今は思う。
ゆっくりでいい。
ちゃんと感じて、ちゃんと断れる自分でいたい。
それが、ほんとうの意味で
「NOが言える大人」なのかもしれない。
「たすけて」と「NO」のあいだに、わたしはいる。
あなたは今、どんな気持ちの間で揺れていますか?
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