人生おはなし6
人生おはなしとは、私と娘が夜寝る前に、コソコソと2人でおしゃべりをする時間のことです。

その時間には、幼稚園のこと、お友達のこと、好きなものの話など、娘の“今”がたくさん詰まっている。
そして私は、その「人生おはなし」の時間で、娘の“好きな大人ランキング”を知っている。
今日は、そんな娘の“大人事情”のお話です。
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夜――寝る時間。
「パパ、ちかくにきて」
「人生おはなししよ」
だいたい、いつもこのフレーズから始まる。
「今日は何のおはなしにする?」
「じゃあ、大好きなお友達ランキング!」
「えー、この前もやったじゃん。そんな急に変わらないでしょ。他のランキングにしたら?」
実はここ数日、人生おはなしのテーマはずっと“お友達ランキング”。
しかも順位に変動なし。
毎回ほぼ同じ内容を聞かされている。
子供って、一度気に入ると何度も繰り返す生き物なんだなぁ…😇笑
すると娘が、
「じゃあ、大好きな大人ランキングにする!」
と言った。
それは、なかなか気になるランキングである。
私の順位はいかがなものか…。
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娘はテンション高めに、
「ドゥル♪ドゥル♪ドゥル♪ドゥル♪」
「第1位!」
「ママ!」
ママ、堂々の1位。おめでとうございます🎉
私は少し意地悪な質問をしてみた。
「ママって、すぐ怒るのに1位なの?」笑
実はこの日も、娘はママに怒られてイライラしていて、その流れで私に八つ当たりしてきていた。
だから少し不思議だった。
すると娘は、
「ママはすぐ怒るけど、私のために怒ってるから好き」
と一言。
なんと…!
あれだけ怒られても、“自分のために怒ってくれている”と分かっているとは…🥹
ちゃんと愛情として受け取っているのが偉い。
ただ…。
そのストレスをパパにぶつけるのはどうかと思う😂笑
パパはいつも、ママと娘の2人に怒られているのである。
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続いて第2位。
「ドゥル♪ドゥル♪ドゥル♪ドゥル♪」
「〇〇君のママ!」
「あ〜、やっぱりね」
そのママは、娘の“大好きなお友達ランキング1位”の男の子のお母さん。
娘にお土産を買ってきてくれたり、いつも優しく接してくれる、本当に素敵なママだ。
先日の母の日には、両家族で一緒に「たまごっちのドローンショー」を観に行った。
「母の日は、ママが行きたい場所へ行こう」
そんな話になり、お互いの家族の意見が一致した。
車まで出してもらい、私は助手席で悠々とドライブを満喫😇笑
日頃から、本当にお世話になっている。
ちなみに母の日の前日――。
以前、“もう二度と作らない”と誓ったはずの手作りケーキを、今年も懲りずに娘と作った🎂笑
結局、今年も「作りたい欲」に負けたのである。

(もちろん、ほとんど私が1人で食べました😇笑)
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続いて第3位。
「⬜︎⬜︎ちゃんのママ!」
「…またママかい!パパはいつ入るのかい!」
すると娘は、
「今のは“女の子の大人ランキング”だよ」
あ〜、なるほど💡
ということは、“男の子の大人ランキング”でパパが選ばれるということか。
…って、“女の子の大人”って何だ😇笑
子供なのか大人なのか、よく分からない分類である。
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その後も私は、
「ばぁばは?」
「〇〇先生は?」
と聞いてみると、
「第4位!ばぁば!」
「第5位!〇〇先生!」
と、即座にランキングへ反映。
完全にパパによる順位操作である😇笑
でも結局のところ、ランキングに入る人たちは、娘にとってみんな“大好きな人”なのだろう。
順位なんて、あってないようなもの。
だからこそ簡単に変わる。
それだけ娘の周りには、素敵な大人が多いということなのだと思う。

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そして私は、ついに本題へ。
「そろそろ“大好き男の子大人ランキング”をお願いします!」
すると娘は、
「次は、嫌いな大人ランキングやりまーす♪」
「はぁ…😂笑」
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「それでは第1位!」
「ドゥル♪ドゥル♪ドゥル♪ドゥル♪」
「パパ!」
……えっ!?😂笑
何故!?
どうしてそうなる!?
めちゃくちゃ不名誉なんですが!
「あの〜、何故にパパが1位なのでしょうか?」
すると娘は真顔で、
「だって、パパ、人の話聞かないじゃん」
「私が喋っても、ちゃんと聞いてくれないし」
……確かに。
私は集中すると周りが見えなくなるタイプだ。
それに公園でも、他の子と遊び始めてしまい、
「パパは私と遊んでくれない!」
とよく怒られている。
さらに娘は続ける。
「それに、ご飯ボロボロこぼすし」
……それも事実。
私は食べるのが下手で、よく娘とママに怒られている。
本当にすみません😇
そして娘の追撃。
「今日もママに悪口言って怒らせたじゃん!」
「そういうところだよ!」
「ちゃんとして!」
……ぐうの音も出ない😂笑
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実はこの日、ママは娘をかなり叱っていた。
お友達と仲良くできなかったらしい。
娘は泣き、ママもイライラ。
家の空気は険悪ムード。
これはまずいと思った私は、
「まあまあ、そんなに怒らないで。〇〇〇ゴリラみたいだよ」
と、軽くフォローしたつもりだった。
しかし――。
「あんたは一言多い!」
「その言葉、一生忘れない!」
と、奥さん大激怒😂笑
さらに娘まで、
「ママに謝って!」
と参戦。
気付けば、怒られていたはずの娘を助けようとした私が、完全に悪者になっていた。
その後、パパは2人から袋叩き状態😇笑
こうして今日も、家庭内ヒールとして生きていくのである。
⸻
その後もランキングは続き――
いよいよ、
「じゃあ、好きな男の子大人ランキングするね!」
とうとう来た。
しかし私は、さっき“嫌いな大人ランキング1位”を獲得している。
正直、期待はしていなかった。
「それでは第1位!」
「ドゥル♪ドゥル♪ドゥル♪ドゥル♪」
「パパ!」
「えっ!?パパ!?」
さっき嫌いランキング1位でしたけど!?😂笑
この夜私は、
“好きな大人ランキング1位”と
“嫌いな大人ランキング1位”
という、まさかの二冠を達成した。
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「何でパパが1位なの?」
と聞いてみると、
「パパは遊んでくれるし、面白いから♪」
なるほど💡
つまり私は、
“話を聞かない”
“ご飯をこぼす”
“ママを怒らせる”
でも、
“遊んでくれるし面白いから好き”
という存在らしい😇笑
都合の良い遊び相手か!😂
さらに私は、
「でもパパ、本気で怒ると怖いよ〜?」
と言ってみた。
すると娘は、
「全然怖くない!」
「怒ってると面白い!」
……パパの威厳とは😂笑
私は負けじと、
「こら!友達と仲良くしないとダメだろ!!」
と低い声で怒ってみた。
すると娘は笑いながら、
「全然怖くないじゃん♪」
「なにー!」
その瞬間――
ガラガラ…。
引き戸が開いた。
「いつまで起きてるの!」
ママ登場😇笑
気付けば、人生おはなし開始から30分以上。
今日は盛り上がりすぎた。
「……。」
「……。」
「寝ます😂笑」
⸻
その後――。
「じゃあ、おやすみ」
「パパ、おやすみ」
さっきまで賑やかだった部屋が、急に静かになった。
私は目を閉じた。
すると娘が、そっと近づいてきて――
頬にキスをした。
「パパ大好き。おやすみ」
その一言を残し、娘はすぐ眠りについた。
相変わらず寝るのは早い。
⸻
私は――動揺していた。
かなり動揺していた😑笑
まさか、こんなドラマみたいなことを平然としてくるとは…。
女の子は本当にませている。
パパをこんな気持ちにさせておいて、自分だけ先に寝るなんて😂笑
でも同時に、ふと寂しさも込み上げてきた。
この何気ない時間は、あとどれくらい続くのだろう。
今は「パパ大好き」と言ってくれる。
でも、いつか本当に「パパ嫌い!」になる日が来るのかもしれない。
……いや、もうすでに“嫌いランキング1位”だったけど😇笑
⸻
よく、
「女の子は小さい頃、パパと結婚したいって言う」
なんて話を聞く。
でも成長すると、今度はパパを嫌がるようになるとも聞く。
それはきっと、成長として自然なことなのだろう。
頭では分かっている。
でも、やっぱり少し寂しい。
だからこそ、今この時間を大切にしたいと思う。

⸻
私は、人としても親としても、決して完璧ではない。
良いところもあれば、
悪いところもある。
それを娘に教えてもらった。
それでも「大好き」と言ってくれる。
家族というのは、
“好き”とか“嫌い”とか、
そんな単純な言葉では表せない存在なのかもしれない。
かっこいいから好き。
可愛いから好き。
そういう表面的なものではなく、
“存在そのものが好き”
なのだと思う。
姿や形が変わっても、
きっと本質の「好き」は変わらない。
それが家族なのだろう。
⸻
そんなことを1人で考えながら、私も眠りにつく。
明日の「人生おはなし」では、何を話してくれるのだろう。
また新しいランキングかもしれない。
またパパが怒られるのかもしれない😇笑
でも、それも含めて幸せな時間なのだと思う。
これからも私は、
“小さなママ”と“本物のママ”に怒られながら生きていくのだろう😂笑
家族というのは、きっとそういうものだ。
親も子供も、毎日少しずつ成長している。
そんな思いを胸に――
2人は今日も夢の中へ入っていく。
きっと、今夜も楽しい夢を見ていることだろう。
そしてまた夜になれば――
「パパ、人生おはなししよ」
そんな声が聞こえてくる。
私は、その時間をこれからも大切にしていきたい✨

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