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「顧客ヒアリング設計1時間→10分」目的をAIに渡して質問項目を逆算する手順

導入

顧客ヒアリングの設計、1時間かけてた。

「何を聞けばいいか」を白紙から考えると、似たような質問が15個並んで、結局「使い心地どうですか?」みたいな曖昧質問で時間が溶ける。

AIに「ヒアリングの目的」だけ渡したら、10分で「目的に逆算した質問項目12〜15問」が出てくるようになった。

今日はその手順を書く。商談・カスタマーサクセス・社内ヒアリングどれでも応用できる。


手順

ステップ1:目的を1行で書く(2分)

これがいちばん大事で、ここで悩むなら全部悩む。

ダメ例:顧客の声を聞きたい
良い例:解約しそうな既存顧客から、解約に至る前の「最初の違和感ポイント」を3つ特定したい

「誰から」「何を」「何のために」が入っているのが良い目的。

ここを書くのに2分。書けないなら、書けるまでAIに壁打ちしてもらう。

ヒアリング目的を整理したいです。以下のメモから、「誰から/何を/何のために」を1行で言語化してください。

# メモ
- 最近、契約3ヶ月以内の解約が増えてる
- アンケートは取ってるけど「料金が高い」しか出てこない
- 営業は「使いこなせてない感じがする」と言ってる
- でも、それが解約の本当の理由か分からない

これだけで、目的の解像度が上がる。

ステップ2:目的から「知りたいこと3つ」を逆算する(2分)

目的が決まったら、AIにこう聞く。

目的:解約しそうな既存顧客から、解約に至る前の「最初の違和感ポイント」を3つ特定したい

この目的を達成するために、ヒアリングで「これだけは知りたい」という核の論点を3つに絞ってください。
4つ目以降は絞り落とす理由も書いてください。

論点を3つに絞っておくと、質問項目が散らからない。

ステップ3:論点ごとに質問を3〜5問ずつ作らせる(3分)

3つの論点それぞれについて、以下のルールで質問を作ってください。

# ルール
- 1論点あたり3〜5問
- 「はい/いいえ」で終わる質問はNG
- 過去の具体エピソードを引き出す質問を最低1問入れる
- 仮説検証型の質問(◯◯ですか?)と発散型の質問(どう感じましたか?)を半々にする

# 出力形式
| # | 論点 | 質問文 | 質問の意図 | 想定する回答パターン |

「想定する回答パターン」を一緒に出させると、当日の聞き返しがラクになる。

回答のパターンが3つくらい出てくるので、「Aパターンならこう深掘り」と事前にメモできる。

ステップ4:順番を「広い→狭い→具体」で並び替えさせる(2分)

質問項目ができたら、順番を整える。

作成した12〜15問を、ヒアリング当日の自然な流れに並び替えてください。

# 並び方のルール
1. 最初は答えやすい現状確認(広い)
2. 真ん中で論点の核に入る(狭い)
3. 最後は具体エピソードを引き出す(深い)
4. 重い質問の前に「アイスブレイク用の軽い1問」を挟む

順番が悪いと、最初の3問で相手が固くなって本音が出ない。

「広い→狭い→深い」の順を守るだけで、ヒアリングの成功率が変わる。

ステップ5:当日カンペ用に1ページにまとめる(1分)

最後に「A4・1枚」にしてもらう。

12〜15問を、当日のカンペ用に1ページにまとめてください。

# レイアウト
- 上段:目的(1行)と論点3つ
- 中段:質問項目(番号・質問文・想定回答パターン)
- 下段:聞き返しテンプレ(「もう少し詳しく」「具体的には?」「他には?」)

10分でここまで終わる。当日はこのA4をクリップボードに挟んで持っていくだけ。


失敗例

最初にやって失敗したのが、「質問の数を多くしすぎた」こと。

20問用意して、当日に15問しか聞けず、残り5問が消化不良で「あれも聞きたかった…」となった。

質問は12〜15問が上限。それ以上はカンペじゃなくて台本になる。

ふたつ目は、「はい/いいえで終わる質問」を入れてしまったこと。

「サービスに満足してますか?」と聞くと、相手は「はい、まあ」で終わる。これだと得るものがない。

「最近、サービスを使っていて『うーん』と思った瞬間はありますか?」みたいに、エピソードを引き出す形に変える。AIに「Yes/No質問はNG」と最初に伝えれば、勝手に避けてくれる。

みっつ目は、「順番を整えなかった」こと。

最初に「解約を考えていますか?」と聞いてしまって、相手が完全に黙った。

論点の核は真ん中。最初は答えやすい質問から。これは1回失敗すると一生忘れない。


まとめ

ヒアリング設計に1時間かかっていたのは、「白紙から質問を考えていた」のが原因だった。

目的を1行で書く・論点を3つに絞る・論点ごとに質問を作る・順番を並び替える・A4にまとめる。これで10分。

質問項目が「思いつき」じゃなくて「目的に逆算したもの」に変わる。

当日の聞き取りも、その後の分析も、ぜんぶラクになる。

似たような「目的→逆算」の話を別記事でも書いてるので、合うものがあれば。


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