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トドクベキ、ステキ(月満ちる、不思議)

月が満ちる
時は満ちる
どちらも、おなじこと


そう、月は満ちる
満月、光は、クウを満たす
世界中で、起こること
世界中の、《月の山》で、よく起こることで
世界中の、《月の山》以外でも、ときどきは


だからドンキーは降りた
生まれも育ちも、月世界のかれが
コーヒーノキノ下で、希望を待った
アルベルト、ふもとノ子
地球ノ子 
世界中の、希望ノ子、その象徴しるし


赤いチェリー、たんと●●●積んで
アルベルトとドンキー、山を下りてく
地元の子でも、慣れぬ道は危うい
ドンキーはむんと●●●力込める、光、もっと満たす


アルベルトがいう、

「この豆たちね、JAPANへ届くらしい、
どんな人たちが飲むんだろ?」

それで、ドンキーは跳ねる
崖のへりから、クウへ、
すなわち、月間ツキマ


ルウェンゾリの時の中
月の光、満たすならば
福間海岸をやがて満たすも
かつて満たしていたであれ
それは違わない、おなじこと


どすん
ドンキーが降りたのは、日本の砂浜
(午前中だが、よく見ると
月、空の隅っこに佇んでんだ)
美しい海、そのほとり、
建物からは、いいにおい
ドンキーのそのそ●●●●入ってく
男性が、機械の前で、彼の流れで、
焙煎ローストをほどこしている


ドンキーの両の背、レッドチェリーの袋がカラ
つまりは、瞬時に仕上がった
たちどころに、包装された
瞬く間に、昼は宵に、宵は夜に
夜風の郵便屋こと、夜鷹ヨタカたちが仕事に集った
くわえて、ちりぢりに飛んでった
ドンキーは、また跳ねた
月明かりのハザマにすっと入った
一羽の夜鷹を追ってった


アパートのポストに降り立って少し待つと
蛇顔の男が歩いてきて
ほくほく顔で包みを取り出した
さっそく豆をフィルターにセットして
焦げある月兎印(※)黄のイエローホーローポット
それで、湯を、回し注いだ
ゆっくり、ゆっくりと、満たす
それで、いいにおい、部屋に満ちる

(すべてが、いっときであれ
満ちることがあるならば
それらすべて、おなじこと
この地球で、起こること)

蛇とドンキー、瞬でシェア


世界は、ひろくひろがって在って
見えない、見ないそこかしこにも
生き物たち、暮らし、泣き、笑い、
精いっぱいに、命を燃やし、
ときどき、なんらか、ほっとしている
ドンキーの中で満ちた 腑に落ちた
だからまた跳んだ、月間をくぐりぬけ、
あの山の道 アルベルトの後ろに
月が満ちている夜に、還ってきた
とんと●●●、降り立つ、
アルベルトの、気づかず歩く間に


見てきたこと、感じたこと
伝えたいけど、そのすべはない、
それで、ドンキー、少し速歩に
鼻で、そっと彼の背中に触れた
アルベルトは、振り向いて、
にこっと笑い、ドンキーの首をさすった


幸せな手のぬくもり
その手が、あらゆることを為せるよう
ドンキーは、月の光で満たしてあげる


夜はやさし
月はやさし
そこに満ちる、明かり
あなたに届くべき、ステキ


⸻なんのはなしです珈


(了)


※ぼくは前にブラウンカラー持ってました〜


路地裏に迷い込んだ珈琲焙煎士、masaさんの紡ぐステキ物語から思いっきしインスパイアされました!
紡いでくださって、ありがとうございます。
(そしてmoonlight donkey 、予約しました🙌 届くの楽しみ…!)

ちなみに、タイトルは、沢田研二さんのアルバム『来タルベキ素敵』の響きからインスパイアされました(アルバムは未聴です🙇)。


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#なんのはなしです珈
#すこしふしぎ噺

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