〈日本語授業資料〉授受動詞を考える

授受動詞「Give」にあたる日本語は全部で7つ、3パターン。

  • ヤル系: あげる、やる、さしあげる (与える側の動作)

    • 年下やペットに渡すなら「やる」

    • 自分の身内に渡すなら「あげる」

    • 年長者に渡すなら「さしあげる」

  • クレル系: くれる、くださる (与える側の動作、話し手への恩恵を含む)

    • 友人や仲の良い人が「私の身内」に渡すことを 「くれる」

    • 年長者が「私の身内」に渡すことを 「くださる」

  • モラウ系: もらう、いただく (受け取る側の動作)

    • 自分や自分の身内なら「もらう」

    • 年長者からなら 「くださる」

「くれる」と「もらう」の違いは、主語の違い。「主語が、自分でやるのか」「話し手が、誰の立場で、述べるのか」によっても変化する。

~する → ~てくださる(謙) →させていただく
~てさしあげる(謙)
~てあげる(?)

~ていただくは自分主語
~てくださるは相手主語

椎名美智ほか「「させていただく」大研究」
くろしお出版 2022.12.22初版
佐々木瑞枝「知っているようで知らない日本語のルール」
東京堂出版 2018年1月30日初版
金水敏 「よくわかる日本語学」
ミネルヴァ書房 2024年7月10日初版

参考資料一覧

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