小噺「本当は怖い蘇生魔法」
神の奇跡と死靈操術が介入する「まだどちらにも確定していない」仮死状態。
「しりょうつかい」系が使う倒れた仲間の復活は“状態変化の再利用”。そうりょが使う中位の蘇生呪文「ザオラル」は倒れた仲間を一定確率で中途復活させるもので、上位の蘇生呪文「ザオリク」は、倒れた仲間を高確率で完全復活させる高位術式。共通して戦闘不能からの回復という個人技能である。
しかし、システム化された教会復活は違う。
その者が持つ役目が完全に失われていない限り、神父の前に積み上げたゴールドで確実に蘇生する。

それは、魔を倒すという神との契約なのだ
―― 契約という言葉はどう書くか、知ってらっしゃいますか
―― 刀持つ主に大く約す。力を持つことを自覚し、世に己を確かめるための言葉だ

各種呪文が“死の扱い”そのものや、完全消滅した存在には効かない、あるいは効きにくいという描写に対して、「制度化された復活手段」である教会復活は死という倫理的な重さの裏付けであり、その審査権や正当性を握る教会にとって「神の加護である」という説明の証左なのであろう。
では、役目を終えたものは、あるいは神の意志に叛いたものはどうなるか
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