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1節 対広島 3失点大敗と蜘蛛の糸的光明の巻


スタメン、結果、試合スタッツ

🟣サンフレッチェ広島

GK 99 大内一生
DF 4 荒木隼人
DF 19 佐々木翔
DF 33 塩谷司
MF 6 川辺駿
MF 7 東俊希
MF 11 加藤陸次樹
MF 15 中野就斗
MF 35 中島洋太朗
MF 41 前田直輝
FW 10 鈴木章斗

🟡ジェフ千葉

GK 19 ホセ・スアレス
DF 22 飯田貴敬
DF 24 鳥海晃司
DF 66 ダニエル・ホール
MF 5 小林祐介
MF 7 田中和樹
MF 8 津久井匠海
MF 15 前貴之
MF 20 石川大地
MF 30 松村拓実
FW 99 エリソン

 サンフレッチェ広島 3 - 0 ジェフ千葉

[得点者]
中野就斗 3'
鈴木章斗 79'
川村拓夢 88'

ジェフ千葉、ちばぎん杯からの修正と狙い


対サンフレッチェ広島スタメン

 2025年シーズン優勝争いをした柏に90分無失点したちばぎん杯。ミラーゲームに手応えがあったのだろう小林監督は、柏と同じシステムの広島に対しても3バックシステムでミラーゲームに挑んだ。

ダニホの中央起用と飯田の器用さ

 無失点とは言えど敗戦した柏戦で露呈した脆弱性を、小林監督は一週間で修正してきた。
 ちばぎん杯で右CBで出場したダニホは、どうしてもサイドのスペースが気になってしまうようで、サイドに釣り出されがちになってしまう。ダニホと鳥海の間が広がってしまい相手のシャドーにそこを使われDFラインが下がりすぎてしまっていた。
 その修正として広島戦ではダニホを中央に置き、ハイプレスをかけられた時の出口として、移籍したばかりの飯田を右CBに起用した。
 飯田は、たまにハイプレスをかけてくる広島にもあわてずエリソンにロングボールをだしたりボランチにあてたりできている。
 これでダニホは対人の強さを発揮し、飯田はCB+アルファのタスクを器用にこなしてくれた。

ローブロックからミドルブロックへ

 もう一つこれはかなりの問題点だと思っていたのはブロック位置と、石川大地のポジショニングだ。

 ちばぎん杯でジェフ千葉はローブロックを引く。柏は千葉のボラ脇を狙う。流動的にシャドーやサイド、CBまでも入れ替わり立ち替わり侵入してきて、石川大地が危機察知したのかボランチの横に張り付いてしまう。
 守備意識は大事であるし、それで助かったところも正味ある。しかし石川はシャドーであり、シャドーが下りたままだと奪った後、前方にボールを出したいが人がいないという事態になり、2次攻撃3次攻撃を受け、最終的には奪う位置も低く、奪ってから仕方なく後ろに下げようにも下げる後ろがない。これがちばぎん杯であった。

 そこでブロック位置をミドルに再設定。
 ちゃんと前方からプレスにいき、ボールの出しどころ限定させる。シャドーはCBかサイドにプレッシャーをかけ、ボランチまでは落ちて守備することはなくなった。

 サイドもDFラインまで頻繁に下がってこないので、どうしてもCBがスライドして対応することになりクロスをよく上げられることになるのだが、津久井田中が仕掛ける回数も増えたのだから痛し痒しである。
 以前から千葉の生命線はサイド、これは曲げられないので、良かったと思う。3失点しててなんだが。

大敗しても見えた新戦力マテウスインディオの魅力

 後半から小林祐介に代わりマテウスインディオが出場。
 ちばぎん杯にも出場していないので初お披露目になる。この新加入ブラジル人がいいパフォーマンスを発揮した。

マテウスインディオ、パススタッツ

 敵陣でのパス成功率81%、これは小林と前が共に敵陣パス成功率57%と比較すればいかに高いかがわかる。本数にいたっても小林と前の約倍の数だ。
 あと見てほしいのが自陣より敵陣でのパス数が多いところ。広島に攻め込まれながらも敵陣でボールを受け、さばき、縦パスも何度も通していた。

マテウスインディオと前の比較

 マテウスインディオはかつ状況に応じて自身でキャリーもできる。分かりやすいように前と比較してみた。
 前は90分フル出場、マテウスは45分の出場。しかしキャリー合計距離、合計前進、進行キャリー距離、最長の前進キャリー距離で溝をあけている。
 180cmをこえる長身に分厚い身体でしなやかな足元。今日のプレーでボランチの軸はマテウスインディオに決まったように思える。

広島戦寸評

 結果を見れば大敗、内容を見れば力負け。広島にこれでもかと力の差を見せつけられた形となった。
 この暑さのなかで消耗戦になりながら、イサカ椿の2人はベンチ外で石尾が津久井と交代したことからも台所事情のきびしいのがわかる。
 真空ジェシカの川北さんに言わせれば、まさに「厳しさの中にいる」状態だ。
 厳しい。J1になってからずっと酸素が薄い。
 そのなかでもなんとか足掻き、勝ち点を取っていかなければならない。そのなかでもマテウスインディオやダニエルホールと替えの利かなくなりそうな新戦力が出てきてたのは朗報であると言いたい。
 まだ1節。

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