令和版『利家とまつに学ぶ幸福論』~離婚にならない夫婦の心理【第9条】
令和版 利家とまつに学ぶ幸福論
離婚にならない夫婦の心理
第9条
理屈の男 vs 共感の女
織田信長の家臣団の中で、
出世のスピードが最も速かった男がいました。
木下藤吉郎。
後の豊臣秀吉です。
秀吉は、
とても頭の回転が速い人物でした。
戦の段取り。
人の使い方。
場の空気の読み方。
すべてにおいて、
理屈で考える力がありました。
なぜこれをやるのか。
どうすれば勝てるのか。
常に
合理的に考えていました。
ある時、
利家と秀吉が
酒を飲んでいた時のことです。
秀吉は言いました。
戦は、
勝つ仕組みを作れば勝てる。
準備で八割決まる。
理屈です。
とても正しい。
しかし、
その話を聞いた利家は、
少し納得しきれませんでした。
戦はそんなに
簡単なものではない。
気合もある。
勢いもある。
そう思っていたのです。
その夜、
利家は家に戻り、
まつに話しました。
秀吉は、
理屈で戦を考えている。
まるで
計算のようだ。
すると、
まつは静かに言いました。
それは、
不安を減らすためだと思います。
利家は少し驚きます。
不安を減らす。
まつは続けます。
人は不安な時ほど、
理屈で安心しようとします。
だから、
秀吉様は考えているのだと思います。
この言葉で、
利家の見え方が変わりました。
理屈で考える人は、
冷たいわけではありません。
むしろ、
不安をコントロールしようとする
一つの方法です。
男は、
問題を解決しようとします。
どうすればいいか。
何が正しいか。
答えを出そうとします。
しかし、
女性は違います。
答えよりも、
気持ちを理解しようとします。
どう感じているのか。
何に不安があるのか。
そこを見るのです。
多くの夫婦が、
ここですれ違います。
男は言います。
解決すればいいだろう。
女は言います。
分かってほしい。
どちらも
間違っていません。
役割が違うだけです。
秀吉は理屈で考える男でした。
利家は、
感覚で動く男でした。
そして、
まつは、
その間をつなぐ存在でした。
理屈の奥にある気持ちを
理解する。
それができると、
人間関係は深くなります。
夫婦も同じです。
理屈の男。
共感の女。
この二つが重なると、
関係は安定します。
利家とまつの関係は、
ただ支え合うだけではありません。
見え方を変える関係でした。
それが、
長く続く夫婦の形なのかもしれません。
次回予告
黙る男 vs 話す女
💚ここまでです。
(画像はオリジナルです)
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