令和版『利家とまつに学ぶ幸福論』~離婚にならない夫婦の心理とは?【第1条】
(あらすじ)
これは歴史小説ではありません。
戦国時代という世界を借りた、
ひとつのファンタジーです。
この物語に登場するのは、
名を残した武将と、その妻です。
ですが、ここで描くのは
戦や天下ではありません。
人が、
誰と生きるかを選ぶ物語です。
まだ幼い頃、
ひとりの少女がある家にやってきます。
その少女は、
少しだけ不思議な感覚を持っていました。
人の感情の揺れを、わずかに感じ取ることが
できる。
そして、
選ばなかった未来の気配を、うっすらと
知っている。
その少女が出会ったのが、
常識に収まらない、ひとりの少年でした。
誰よりも自由で、
誰よりも危うく、
誰よりもまっすぐな男。
周りからは“かぶき者”と呼ばれながらも、
その奥にある孤独と強さを、
彼女だけは感じ取っていました。
だからこそ、彼女は知ってしまうのです。
この男と生きる未来と、
選ばなかったもうひとつの人生を。
それでも彼女は、選びました。
正しいからではありません。
楽だからでもありません。
ただ、
この人と生きると決めたからです。
この物語は、戦国の勝ち負けを描く話では
ありません。
選び続けたふたりが、
どんな未来を歩いたのかを描く物語です。
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第1条
黙って守る男 vs 信じて待つ女
夫婦関係が、
壊れる瞬間があります。
仕事で失敗した時。
収入が不安定になった時。
将来が見えなくなった時。
多くの夫婦は、ここで関係が、
揺らぎます。
しかし、戦国時代、一人の女性は、
違いました。
前田利家の妻、まつです。
戦国時代の夫婦と聞くと、
多くの人は、激しい時代の中での、
政略結婚を想像するかもしれません。
しかし、
前田利家とまつの関係を見ると、
そこには現代にも通じるとても静かな、
信頼関係が存在していました。
利家は、若い頃かなりの、
暴れ者でした。
気性は荒く、喧嘩も多い。
血気盛んな武士で、
失敗も少なくありません。
ある事件をきっかけに、
主君である織田信長から、
追放されることになります。
戦国時代において、
主君を失うということは、
ほぼ、人生の終わりを意味しました。
武士としての、居場所を失い、
収入も地位もなくなります。
現代で言えば、
会社を辞めさせられ仕事も、
収入も、見通しもない状態です。
多くの夫婦であれば、
ここで関係が崩れてしまいます。
不安。
怒り。
将来への恐怖。
家の中の空気は、
一気に重くなるでしょう。
しかし、
まつは違いました。
利家に対して、責める言葉を、
ほとんど、言いませんでした。
なぜ、
そんなことをしたのか。
どうして、家族を危険に、
さらすのか。
そういう問いを、ぶつけることも、
できたはずです。
それでも、まつは静かに利家を、
信じていました。
そして、
こう言ったと、言われています。
あなたは必ず、
もう一度、立ち上がる人です。
この言葉は、
利家にとって大きな意味を、
持ちました。
男性という生き物は、
問題を言葉で整理するよりも、
結果で取り返したいと思う生き物です。
だからこそ、追い詰められている時に、
説明を求められると、余計に苦しくなります。
黙っているのは、逃げているのでは、
ありません。
必死に、戦っている時間なのです。
利家は、
まつの信頼に応えるように、
必死で働きました。
武功を重ね、少しずつ、
信長の信頼を取り戻します。
そして、
最終的には加賀百万石の礎を築く、
大名へと成長していきました。
もし、
あの時まつが、責め立てていたら、
どうなっていたでしょう。
人は、
追い詰められると本来の力を、
出せなくなります。
逆に、
信じてくれる人がいると、
もう一度、立ち上がろうとします。
ここに、
夫婦の心理の一つがあります。
男は、黙って守ろうとする。
女は、信じて待とうとする。
どちらかが、正しいわけでは、
ありません。
ただ、
役割が違うだけです。
多くの夫婦が、すれ違う理由は
この違いを、理解しないからです。
男は、言います。
わかってくれ。
女は、言います。
話してほしい。
どちらも、間違っては、
いません。
ただ、
愛情の形が、違うだけなのです。
利家とまつは、その違いを、
理解していた夫婦でした。
だからこそ、戦国という最も厳しい、
時代の中でも、二人の関係は、
崩れることがありませんでした。
令和の時代でも、夫婦の本質は、
変わりません。
男は、
黙って守ろうとする。
女は、
信じて待とうとする。
この二つが、
重なった時夫婦は、強くなります。
利家とまつの関係は、
戦国時代の物語ではなく、
今を生きる私たちへの、
静かなヒントなのかもしれませんね。
(#^.^#)
💚ここまでです。
(画像はオリジナルです)
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