Photo by
kiraku_san
【髭は恋をする】特別なオンリーワン(モテない)
友人の上総が“ダンディさが足りないから嫌”と言う理由で振られたらしい。
「髭でも伸ばそうかな…」
いい加減仕舞いたい炬燵に突っ伏し、おばあちゃん受けなら同期で一番な孫力無双者は分析する。
「お前髭生えるの?」
そこに謎の食いつきを見せたもう一人の友人、佐原は教師受けなら一番、と言った所か。ちなみに俺は友達としてなら一番と言われる。悲しみ。
「いうて俺らもう二十歳やぞ?」
「でも佐原生えなさそう。体毛薄そう」
「ハゲの家系なん?」
「ハゲないが??」
いや、体毛を濃くするのも頭髪がハゲるのも男性ホルモンが影響していると考えればむしろハゲない遺伝か。なんでそこは反比例なん?
「じゃあダンディさを醸すなら頭丸めた方が早い?」
「海外だとハゲ=男性ホルモン多い印象とは聞くけど、丸刈りとハゲは別物だろ」
「そもそもダンディって何?」
迷走するモテ談義。
ここで、一人黙々と蜜柑を剥いていた後輩が呟いた。
「そういうのに振り回されるからモテないんすよ」
こちら参加させて頂きました。(本文410字)
今回は以前書いた作品より、こちらのキャラクターを登場させてみました。これ、今年の毎ショ初書きだったかぁ。
