新刊情報| 地震被害調査シリーズNo.5 2024年能登半島地震 被害調査報告書
2025年12月に刊行した土木学会の書籍を紹介します。
-「あの日」の被害を未来の教訓へ-
能登半島地震、土木学会による詳細調査がこの一冊に
技術者のための業務目的の内容のものが多い土木学会の刊行物ですが、土木の世界で土木技術者が使っている技術や知識の一端を感じていただけましたら。
2024年能登半島地震(M7.6)発生直後より、土木学会地震工学委員会を中心に関係機関と共に実施した調査結果をここに集約。地形、地震動、津波の特徴から、地盤・道路・港湾・ライフライン・建物・文化財の被害、そして災害対応の課題に至るまでを全12章で網羅。将来の地震工学や地震防災の更なる発展に寄与し、再び同様の被害を出さないための対策に繋がる、土木・建設・防災関係者のための必携の専門報告書。
地震被害調査シリーズNo.5
2024年能登半島地震 被害調査報告書
目次
第1章 被災地域の概要
1.1 地域の概要
1.1.1 能登地域
1.1.2 能登地域の人口動態
1.1.3 能登地域の産業構造
1.1.4 能登地域の交通網
1.2 被害の概要
1.2.1 被害の分布
1.2.2 人的被害
第2章 地形と地質
2.1 地形
2.2 地質
2.3 活断層
2.4 既往の地震活動
第3章 震源および地震動
3.1 震源
3.2 震源過程
3.2.1 震源過程と被害
3.2.2 波形インバージョン解析による震源過程
3.2.3 強震動から推測される震源過程の特徴
3.3 地殻変動と断層変位
3.3.1 断層変位
3.3.2 地殻変動
3.3.3 陸域の地表変状
3.4 地震動
3.4.1 計測震度・最大加速度・最大速度
3.4.2 顕著な記録の波形の特徴と応答スペクトル
3.5 地盤震動
3.5.1 志賀町富来
3.5.2 輪島市街地
3.5.3 珠洲市
3.5.4 穴水町
3.5.5 内灘町
3.5.6 新潟市
第4章 津波
4.1 津波の伝播特性
参考文献
4.2 津波遡上・浸水と被害の概要
4.2.1 石川県における津波浸水と被害の概要
4.2.2 富山県における津波浸水と被害の概要
4.2.3 新潟県における津波浸水と被害の概要
第5章 地盤の被害
5.1 地盤の液状化現象と側方流動
5.1.1 石川県における液状化
5.1.2 富山県における液状化
5.1.3 新潟県における液状化
5.2 能登半島北部の地質と地形および斜面災害
5.2.1 能登半島北部の地質概要
5.2.2 能登半島北部の地形概要
5.2.3 令和6年能登半島地震で発生した斜面崩壊・地すべりの特徴
5.2.4 今後の防災上における留意点
5.3 道路土工構造物等の地震被害
5.3.1 輪島道路・穴水道路・のと里山海道および珠洲道路
5.3.2 国道 249 号線
(権限代行区間:輪島市門前町浦上~珠洲市若山町宇都山)
5.3.3 その他の主要道
5.4 水工水理構造物に関わる地盤災害
5.4.1 河川堤防の被災
5.4.2 堤防と複合災害
5.4.3 ダム構造物の被災
5.4.4 港湾構造物の被災
5.5 農業施設に関わる地盤災害
5.5.1 ため池の被災
5.5.2 干拓地堤防の被災
5.6 造成地に関わる地盤災害
5.6.1 宅地造成地の地盤災害
5.6.2 文教施設造成地の地盤災害
第6章 道路の被害
6.1 道路の被害
6.1.1 能登半島の道路概況
6.1.2 2007 年能登半島地震における道路被害
6.1.3 2024 年能登半島地震における道路被害概要
6.1.4 道路被害調査概要
6.1.5 道路復旧見える化マップを利用した復旧状況
6.2 橋梁の被害
6.2.1 烏川大橋
6.2.2 花山橋
6.2.3 天神橋
6.2.4 明治橋
6.2.5 鵜飼大橋
6.2.6 市ノ坂大橋
6.2.7 ツインブリッジのと(中能登農道橋)
6.2.8 才田大橋
第7章 港湾施設の被害
7.1 はじめに
7.2 飯田港
7.3 宇出津港
7.4 七尾港
7.5 輪島港
7.6 鹿磯漁港
7.7 港湾施設における地震観測
7.8 まとめ
第8章 鉄道の被害
8.1 鉄道沿線の揺れと運行状況
8.2 被災概要と初動調査
8.3 被害状況の詳細と復旧工事
8.3.1 軌道路盤および盛土
8.3.2 乗降場
8.3.3 橋梁及び高架橋
8.3.4 斜面崩壊
8.4 運転再開
第9章 ライフラインの被害
9.1 上水道施設の被害
9.1.1 概要
9.1.2 輪島市
9.1.3 珠洲市
9.1.4 能登町
9.1.5 穴水町
9.1.6 石川県水道用水供給事業,および,七尾市
9.1.7 内灘町
9.1.8 新潟市
9.1.9 氷見市
9.2 下水道施設の被害
9.2.1 概要
9.2.2 珠洲市
9.2.3 輪島市
9.2.4 能登町
9.2.5 穴水町
9.2.6 七尾市
9.2.7 内灘町
9.2.8 かほく市
9.2.9 新潟市
9.2.10 その他
9.3 電力施設の被害
9.3.1 はじめに
9.3.2 被害の概要
9.3.3 配電設備の被害の特徴
9.3.4 まとめ
9.4 都市ガス施設の被害
9.4.1 都市ガス事業者の被害の概要
9.4.2 液状化現象によるガス管被害
9.4.3 まとめ
9.5 通信施設の被害
9.5.1 はじめに
9.5.2 固定通信サービスの被害
9.5.3 移動通信サービスの被害
9.6 停電・断水の復旧過程の特徴
9.6.1 震度曝露人口の震災間比較
9.6.2 供給系ライフラインの初期停止戸数の震災間比較
9.6.3 供給系ライフラインの復旧過程の震災間比較
9.6.4 石川県内の市町別の復旧過程の比較
第10章 建物の被害
10.1 能登半島被災地区における建物被害概要
10.2 能登半島地震被災地区における建物悉皆調査概要
10.3 調査建物概況
10.4 建物被害程度調査結果
第11章 城郭・文化財建造物等の被害
11.1 文化財の全体の被害
11.2 金沢城の被害
11.2.1 金沢城の被害の概要
11.2.2 金沢城の被害
11.2.3 その他の被害
11.3 主たる文化財建造物の被害
第12章 災害対応
12.1 はじめに
12.2 災害救助法の適用状況
12.3 公表された被害状況の推移
12.4 富山県における被災者生活再建支援の実態
12.4.1 富山県・新潟県の被災状況
12.4.2 富山県氷見市を対象とした支援活動にかかる初動活動
12.4.3 住家被害認定調査の戦略策定と取り組み
12.4.4 住家被害認定調査における申請受付の課題
12.4.5 罹災証明書交付の戦略策定と取り組み
12.4.6 罹災証明書交付業務の運用実績と課題
12.4.7 おわりに
12.5 能登半島地震におけるトイレ利用をめぐる課題
12.5.1 地震発生直後のトイレ利用状況
12.5.2 女性の意見による屋内トイレ環境の整備
12.5.3 トイレカーの利用状況
12.5.4 災害時のトイレと避難生活の QOL
12.6 人口減少下における災害対応政策
12.6.1 災害対応が高度経済成長型になる構造的理由
12.6.2 能登半島地震で模索されるインフラの持続可能性
12.6.3 社会保障と被災者支援の連接としての災害ケースマネジメント
書誌データ
定価 本体 7,400円+税
編集 地震工学委員会 地震被害調査小委員会
発行年月 2025/12
B5判 392ページ
ISBN 978-4-8106-1151-9
作成は
建設技術研究委員会 仮設構造物の計画と施工改訂小委員会
お求めは
お近くの書店で注文いただくか、土木学会の刊行物販売ページからご注文ください。
いいなと思ったら応援しよう!
国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。
http://www.jsce.or.jp/