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『最長片道切符の旅』を旅する 【総括】 最長片道切符は 1978年タイムトリップの旅だった

「『最長片道切符の旅』を 旅する」は
宮脇俊三『最長片道切符の旅』(新潮文庫)を 忠実にたどる記録です。

■「最長片道切符の旅」 20年間の記録

11冊の「片道切符の旅」20年分の記録

最長片道切符の旅」を記録してきた 11冊のメモ帳。このメモ帳があったから noteを書き続けることが出来た。旅をしながら 気がついたことをメモする、次第に それが私の旅のスタイルになってきた。

2004年 第1冊目、出発地点の広尾までと day1ー6の記録
2004年 [Day1] のページ 右ページに「記録」 左ページに「感想」

自分でも よくここまで細かく メモったなと思う。その時、その場所でしか 捉えられないことも多い。思いついたこと、気がついたこと、あれ これなんだ、ということを メモってきた。

鉛筆は、ゴルフ場で使う スコア用の鉛筆を使っている。

スタンプも

まわりの人が話していたこと、方言のしゃべりなども けっこう細かくメモってある。買ったもの、食べたもの、売っているもの などもある。駅のスタンプもある。

このノートがあったから、20年前の旅も noteに再現することが出来た。

乗った路線、列車の時刻表は A5ルーズリーフノート
2004年 [Day 1] の 乗車記録
2024年 [Day 42]  右ページが最初の予定 左が訂正後

乗車記録」は A5のルーズリーフにまとめている。これは 最初の計画からの変更が多くて、通常のノートでは まとめきれないからだ。

上記の [Day 42] では、香春からのタクシー予約(右ページ)が出来なかったので、その後の予定(左ページ)が大幅に変更になっている。大体、当日列車の中で 次の旅程を調べていることも多いので、ルーズリーフを メモ代わりに使っている。

これらのメモ帳と ノートが 私の旅の思い出と記録となっている。

旅は新潮文庫と共に

新潮文庫 御三家

先生の文庫は この旅の間、ずっと 持ち歩いてきた。たまに 持ってくるのを忘れて 現地で買い直したこともある。

先生は ここでどんなものを見たんだろう、どんな列車に 乗ったんだろうと、列車に乗りながら 該当するページをめくる。ああ、この峠のことか、この駅のことかと、文庫を読みながら 先生と共に旅をしてきた。

先生の記録には、今では もうなくなったものや、もう無くなりそうなもの も多い。それらの「過ぎ去りし思い出」を訪ねて 旅をしてきた。

1978年(昭和53年)先生が片道切符の旅したときの時刻表

■1978年(昭和53年)を、旅する

先生の旅は 1978年(昭和53年)。「最長片道切符の旅」をしながら 当時あったもの、無かったもの、失われてしまったものを 考えた。

1978年(昭和53年)には なかったもの

  • スマートフォン、インターネット、インスタ

  • パソコン(当時は大型の企業向け機器)

  • SUICA、PayPay (キャッシュレス決済)

  • カーナビ、ドラレコ(当時は地図でドライブしてたね)

  • デジカメ、動画配信(Netflix) (自撮りもなかったな)

  • コンビニ(7−11が20店舗だけ)(ローソン、ファミマはまだない)

  • アマゾン(宅急便は生まれたばかり)

  • 同性婚

  • Jリーグ

  • ゆるキャラ、おたく(ガンダムも始まってなかった)

  • テレワーク

1978年(昭和53年)には あったけれど、今は なくなってしまったもの

  • 電話ボックス、公衆電話

  • 黒電話

  • フィルムカメラ

  • 給食の牛乳瓶

  • 学校の石炭ストーブ

  • レンタルビデオ店

  • VHS

1978年(昭和53年)当時 無くて、途中で うまれて、今は なくなってしまったもの

  • ポケベル

  • PHS

  • ミニディスク(MD)

  • ガラケー

1978年(昭和53年)には あって、今もあるが 少なくなったもの

  • 純喫茶

  • 赤くて丸い郵便ポスト

  • 単館映画館

  • 商店街の八百屋、魚屋

  • 新聞の定期購読

  • お中元、お歳暮、お年賀

  • 手書きの年賀状

ちなみに、1978年(昭和53年)は、成田国際空港が開港、ゼレンスキー大統領が生まれた年なんだね。

■1978年(昭和53年)、鉄道の旅

〈左〉1978年 先生が旅したときの時刻表  〈右〉2025年4月号

では、1978年(昭和53年)のころの「鉄道の旅」は どんなものだったのだろうか。それは、今とは どう違うのだろうか。当時と 現在の鉄道を 比較してみた。

1978年(昭和53年)には あったが、今は もうないもの

  • 国鉄(日本国有鉄道)

  • SL(蒸気機関車)

  • ブルートレイン(夜行寝台列車)

  • 食堂車付き長距離特急列車

  • 硬券

  • 駅員改札(切符をちょきちょきしてました)

  • 駅の伝言板(なつかしい)(あったねえ)

  • 車内販売

  • 有人踏切

1978年(昭和53年)には なかったもの

  • JR

  • 新幹線 東北・上越、北陸、北海道、九州

  • 新型新幹線車両 N700系、E5系、E7系(時速300km以上)

  • ICカード(Suica, ICOCAなど)

  • 自動改札機

  • 駅ナカ商店街

  • 運行状況、鉄道乗り換えアプリ

  • オンライン予約(えきねっと)

  • ホームドア

  • 女性専用列車

1978年(昭和53年)当時は なく、途中で できて、今は なくなったもの

  • 寝台特急「トワイライトエクスプレス」(1989−2015)

  • 新幹線 0系

  • 国鉄色(クリーム色と青色)車輌

  • お座敷列車

1978年(昭和53年)に あって、今もあるが 数が少なくなったもの

  • 私鉄のローカル支線(西武多摩川線、名鉄蒲郡線など)

  • 駅員常駐の有人駅

  • 踏切

  • 駅弁の立ち売り

  • 鉄道模型店

先生の1978年(昭和53年)の「最長片道切符の旅」からすでに47年、もう半世紀が 過ぎようとしている。その間の 世界の動きはめざましかった。こうやってみると、なつかしいものも 沢山あるし、そうか この頃はまだなかったんだと思うものもある。(スマホがつい最近、20年ほど前だとは思わなかったよ)

たとえば、この旅の 初日の写真は サイズが小さい。その当時の 折りたたみケータイで 撮った写真だからだ。

20年前、宿を取るのは ネットでは無く、ケータイで 宿への電話予約だった。先生の時は、駅にある公衆電話で 近場の宿に電話して宿を取った。Booking.comは まだなかったのだ。

20年間、先生の後を追って 楽しい旅をした。それは 半世紀前の日本を辿る旅でもあった。日本の美しさを 再認識する旅でもあった。

楽しい「追っかけ」の旅であった。



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新さん|いつか行く旅の旅行社 Shin-san|Journeys Before Departure 応援、ありがとうございます。 いただいたチップは次の旅行の切符代にさせていただきます。 次は「中欧」「北欧」「東欧」に行きたいなあ。