#26 税理士試験の思い出 | 模試について② | 対策を考える
前回の続きです。
今回は、「思い出」というより「おすすめ」という内容になってしまっていますが、ご了承ください。
全国模試について、TACはまだ講義がすべて終わっていないので、直前期の項目よりも、既存の項目の理解を深めるような問題が出題される傾向にあり、大原は直前期の予想も出題されるかと思います。
この「直前期の予想」は学校によって違うため、どうしても、普段その学校に通っている受講生の方が有利となります。なので、前回とは逆に、TACに通われている方は、大原の全国模試については、順位や判定は気にしなくていいのではないかと思います。
それよりも、全国模試は、受けたらなるべく早めに(できればその日のうちに)復習することをおすすめします。
どのように自分が問題にアプローチしたかの記憶は、時間が経つと薄れていってしまいます。問題そのものができたかよりも、普段の模試よりも緊張する中で、自分がどんな手順で解いたか、どういう思考をしたか、それが解答を作成する上で、いい方法だったかを振り返ることの方が大切なのです。
特に、普段はまずやらないことをやってしまった場合はラッキーだと思います。なぜなら、それが自分が緊張するとやってしまうことだからです。
あとは、どういう経緯でそれをやってしまったのかをよく思い出して、なぜその思考をしたのかを分析し、そうならないためにはどうすればいいかを、精神論ではなく、技術論で考えます。
この「技術論で考えないといけない。」というのは、大原の先生がおっしゃっていた言葉です。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ケアレスミスをしたときに、「ああ、やっちゃった。気を付けよう。」という反省(精神論)では解決になっていない。ケアレスミスというものは、不思議なほど何回も何種類も起こってくるけれど、その度に技術論で考えて潰していくしかない、というようなことをおっしゃっていたかと思います。
原因を分析して、まず、それが理解不足によるものであれば、なぜそうなるのかを、もう一度テキストに戻って、曖昧な点があれば先生に質問して整理して、その後、判断するためのポイントを整理しなおして頭に叩き込み、問題を解いてみるということが必要になると思います。簿記でしたら、自分が解くときのメモの仕方をもう一度練り直すというのも有効です。
眼鏡をせずに試験を受けていたが、実はよく数字が見えていなかった(数字を見間違えていた)ことがミスの原因だったということもあると伺い、私は視力が0.6くらいで、普段は眼鏡もコンタクトもしていないのですが、試験中は、あえて眼鏡をして受けるようにしました。
周りの人が気になって集中できなかったのなら、自分はどういう人がそばにいると気になるのかを考え、どうしたら集中できるか、対策を考えます。
たとえば、髪が長い女性なら、髪の毛をその人の方だけ垂らして視界の端に入らないようにする方法がありますが、それができない場合には、どうすれば自分が精神的に有利に立てるのかを考えます。そして、その後の模試では、心の中で切り替えて問題に集中する練習をします。
たった1回の全国模試ですが、やるべきことはたくさんあります。
点数に一喜一憂せず、ぜひ有効活用していただければと思います。
