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新人看護師、輸液で滝行した夜

看護師1年目の夜勤で、
今でも忘れられない大失敗をしました。

当時は必死で、正直まったく笑えなかった出来事。
でも同時に「看護師しててよかったな」と思える、
そんな夜の話です。


夜勤中の深夜0時、静かな病室

深夜0時・・・
入眠中の患者さんの点滴更新。
暗い病室で、自分のペンライトだけを頼りに

「起こさないように…」と、

そーっと、点滴を更新しようとしていました。

新人看護師1年目。
夜勤はいつも緊張でいっぱい。

「失敗したら、先輩に怒られる・・・」

そんなことばかり考えていました。


まさかの大噴射

点滴架台に新しい高カロリー輸液をかけて、

下から輸液ルートを刺した、その瞬間・・・

排出口のゴム栓ごと
ぶち抜いてしまいました。。。

次の瞬間、
高カロリー輸液が私と、寝ている患者さんに
滝のように降りかかりました。

頭が真っ白・・・です。


夜勤地獄、開幕

驚いて起きる患者さん。
必死に謝る私。

慌てふためき、あたふたしている私に患者さんは、
怒ることなく

「大丈夫?」と、

逆に私を心配してくれました。

パニックの頭の中で、
考えていたのはこれだけ!

「CVルートに空気だけは入れちゃダメ・・・」

輸液ルートを必死に握りしめていたことだけは今でも覚えています。

その後は、
高カロリー輸液でベトベトになった患者さんの清拭、シーツ交換、床掃除。

先輩看護師たちには

「馬鹿力すぎる」
「初めて見た」

と、呆れられました。
唯一の救いは、先輩たちも驚きすぎたのか、
怒られなかったことです・・・


朝、患者さんの言葉

朝。
もう一度、患者さんに謝りに行きました。
すると患者さんは、笑顔でこう言ってくれました。

「他の人は絶対に体験できないことを経験させてもらったよ」
「大丈夫だよ」
「頑張ってね」

その言葉の温かさと
朝日の眩しさに、
目頭がじんわりとしました。


あの夜から、変わったこと

それ以来、私は必ず
手元で輸液を下に向けて刺す ようになりました(笑)

新人時代の失敗は、
こうやって「自分の安全行動の原点」になっています。


おわりに

高カロリー輸液で患者さんと一緒にベトベトになっていた私が、
今では看護学生や後輩看護師に
「失敗から学ぼう」と話しています。

失敗は、ただ後悔するだけで終わらせなければ、
ちゃんと自分の力になるんだなぁと
しみじみ思う今日このごろです。


人生、ほんとに何がどう転ぶかわからない。

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