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100年前の天才が作った美容ツール『ビューラー』のすごさを語りたい!!

日々のメイクに欠かせないビューラー。
まつげをくるりんとカールさせるための器具です。

鏡の前に、洗面台に、お化粧ポーチの中に──
その存在はあまりにも当たり前で、どんな場所にもしっくりと溶け込んでいます。

みんなもきっと、一度は使ったことがあるんじゃないかな!
(瞼を挟んで涙したことも笑)

私はビューラーが大好き。

なぜかって、「お化粧した効果が一番わかりやすいパーツ」がまつげだからです。

つまり、変わり映えしやすい!ってことです。

なぜ「まつげ」はメイク効果が高いのか

まつげは、人の美しさを一番表現しやすいパーツのひとつ。

なだらかにカールしたまつげは、伏し目にしたときに独特の美しさを生みます。

視線を落とす女性の長いまつげに「きれいだな〜」と心奪われたこと、ありませんか?
美しい瞬きに見惚れたこと、ありませんか?

外国の女性は、もともとカールしたまつげが多いですが、アジア人はストレートで細いまつげが一般的。

さらに根元が下向きに生えていたり、まぶたの厚みで目元が重くパッとしない印象になりやすいこともあります。

力のないまつげにカールをつけ、根元から持ち上げるのがビューラーの仕事。

ぐっとカールしたまつげは目の輪郭を強調し、立体感を生み、眼球まで水々しくキラキラと美しく見せてくれます。

つぶらな目元ほど、その変化は絶大なんですね!

代わりはいない。唯一のまつげ立役者


ホットビューラーなど似た道具はありますが、根元の立ち上げだけはビューラーにしかできません。

長いことメイクを仕事にしてきた私が「これ考えた人、天才!」と思うものをひとつ挙げるなら、間違いなくビューラーです!

ということで今回は、まつげメイクに欠かせない天才アイテム「ビューラー」のすごさを、個人的な見解で思いきり語っていきたいと思います!


ビューラーを観察してみよう

長年使用しているアイラッシュカーラー
刻まれた『SHISEIDO』の文字もすき

こちら、わたくし愛用のお仕事用ビューラーちゃん。
たぶん20年以上使ってます。

ちなみに他メーカーでも優秀なビューラーがたくさん出ていますが、私はこちらが慣れているので、他を使おうと思ったことがありません。

ビューラーに関しては、特にプロ仕様といったものはなく(あるのかもしれないけど)一般の方が使う物と全く同じです。

自分でカールする場合は手前のリングに親指が入ります。
人にカールする場合は、逆。奥のリングに親指が入ります。

ビューラーのしくみ

ビューラーは、指輪型のハンドルを握るとテコの原理が働いて、先端の金属フレームが閉じる仕組みになっています。

このフレームが シリコン(ゴム)パッド に向かってまつげを軽く押し上げ、根元からカールを形成します。

ピカピカのメタルボデー
まつ毛を挟むパッド
お肉まで挟まれないように気をつけて

日本人の瞼に合わせた、緩やかなカーブです。

ここに、上瞼をそっと沿わせて、優しく持ち上げると、まつ毛の根元が立ち上がるんですねー!

まつげをはさみ軽くプッシュすると、微かだけど明らかに、まつ毛の立ち上がりを感じるんですね!徐々にスイッチが入る瞬間です👀✨

ここからは、少しずつ挟む角度を調整しながらお好みのカールを作りますが、むぎゅむぎゅ力任せにプッシュしてしまうと、まつげが終わります。

ビューラーの替えゴムは定期的に交換しよう

替えゴムの存在を知らずに、裂けたゴムではさみ続けている方、いまだにいらっしゃいます。

「あら、知らなかった」または「知ってたけどめんどくさい」というあなたは、今すぐにゴムを確認しましょう。

裂けてませんか?
裂け目からごっそり切れたまつ毛が出てきますよ。

「あがれーあがれー」って刻んでませんか?

ビューラー、負けない、頑丈。

これほどしなやかで繊細な仕事をするビューラーちゃんですがとにかくタフです。

ライターで炙られようが、落とされようが
壊れません。
壊れたところを見たことがありません。

床に転がっていたとしても、乗り上げてコケるのはこっちです。

美しくて強いって最強ですね!

実は「ビューラー」って商品名だった

日本で一般的に「ビューラー」と呼ばれていますが、正式名称は アイラッシュカーラー。ですね!
これはご存じの方も多そうです。

もともと「ビューラー」は、啓芳堂が発売した(ビューティ+カーラー)「ビウラ(ビューラ)」という商品の名が広まり、和製カタカナとして定着した呼び方なのでは?と言われています。

ビューラーの歴史は100年近くある

アイラッシュカーラーの原型は1920年代に生まれました。

図のギザギザになっている部分が上下に分かれて、まつげをはさみ、
ぎゅっと握るとカールがつく…というしくみのようです。

1923年チャールズ・W・スティッケルが発明したアイラッシュカーラーの原型(イメージ)

初期のアイラッシュカーラーは、1920年代に Charles W. Stickel によって考案され、1929年には Stickel と William E. McDonell による特許で、現在のカーラーに近い構造が完成しました。
後に William J. Beldue らが改良を重ね、現代の使いやすさをもったアイラッシュカーラーの原型を築きました。

金属フレーム × ゴムパッドという、いま私たちが使っている、挟んでカールする構造は、1920年代、なんとこの時代に完成しています!

およそ100年もの間、世の中のまつげをくるんとカールさせてきたデザイン。
『発明当初のアイデアの完成度が非常に高かった』ということになりますよね!

いつの時代も、女性たちは美しいまつげを求めてきた


まつ毛が上向きにカールすると、目元に高さが生まれ、立体感が増します。
これは視覚的に「目が大きい」と認識される重要ポイント。

いつの時代も、女性たちは美しいまつげを求めてきました。

古代エジプトの時代から、女性は長く濃いまつ毛を『美と守護の象徴』としていたと言われています。

アイラインと並んで強いまつげは目を守る魔除けの象徴であり、クレオパトラの肖像にも誇張されたまつげが描かれています。

これは単なる流行ではなく、『目が際立つ=生命力の象徴』という思想に基づいています。

_________

また、19世紀ヨーロッパでは、まつげは「女性らしさ」の象徴として文学や肖像画に頻繁に描かれています。

まつげは、まばたき・視線・伏し目といった『非言語的な表情』の美しさを左右するからです。

さらに、日本の若年女性を対象にした美意識研究でも、
長く・濃密で・カールしたまつげが一貫して高い支持を受ける
ことが報告されています。

これは東アジア特有の「まぶたの厚み・まつげの生え方(下向き)」によって、カールの有無が印象を大きく左右するためです。

これらの積み重ねが今につながり、まつげは「美のパーツ」として世界共通の価値を持つようになったんですね。

まとめ

ビューラーが登場してから、およそ100年。
この小さな美容ツールのおかげで、まつげメイクは一気に手軽で効果が高いものへと進化しました。

そして驚くべきことに、ビューラーの基本デザインは1930年代からほとんど変わっていません。
金属フレームに、まつげを挟むクランプ、そしてゴムパッド。

この構造が今も主流であり続けているのは、最初の完成度がとんでもなく高かった証とも言えるのではないでしょうか。

まつげパーマやエクステ、つけまつげなど便利な選択肢は増えたけれど、自分の手でまつげを持ち上げるという動作は、やっぱりセルフメイクの原点です。

角度の微調整やカール感のニュアンスにこだわることは、自分の顔の構造を知り、表現し、自信を育てていく小さな習慣でもあるのではないかと、私は考えます。

美容的にも心理的にも価値のあるこの動作を、誰でも再現できる形に落とし込んだのが、ビューラー(アイラッシュカーラー)。

これまでも、これからも、私たちの毎日メイクを静かに支え続ける、縁の下の力持ちであり続けるはずです✨

美容的・心理的な価値を、見事に道具として形にしたビューラー。天才!!

天才とはもしや…

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!

普段、何気なく手に取っている道具でも、こうして少しスポットライトを当ててみると、その背景や歴史が見えてきて、今まで以上に愛着が湧いてくるようです。
私自身も、改めてビューラーの“すごさ”にしみじみ…🥺

あなたは毎日、ビューラーを使っていますか?

まつげメイクのこだわりやエピソードなど、ぜひコメントで教えてもらえたら嬉しいです!
_________

そして、最後にひとつだけ思ったことを。

たしかにビューラーはすごい。
それを発明した人も、あの小さなツールそのものも、間違いなく天才です。

でもよく考えると、その天才を誕生させたのって

「もっとかわいくなりたい」
「もっと綺麗でいたい」
「魅力的でありたい」

そう願ってきた、世界中の女性たちの美への情熱なんですよね!

パッション!!!(๑˃̵ᴗ˂̵)

ビューラーで自由にまつげをカールできるようになったことで、女性たちは時代ごとにメイク文化もくるりんと向上、更新させてきました。

その変化を動かしてきたのは、まぎれもなく私たちの『美しくなりたい』という気持ち。

——ってことは、ですよ?

魅力を探求しつづけるあなたも私も、『天才』ってことでいいですよね?!

(おわり)

#これ考えた人天才


参考文献・出典リスト


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