護る方法は? の話しと SOSのハンドサイン
夕方5時。東京都内に向かう電車内。帰宅ラッシュ前だけど 空いてもいない。座席は ほぼ埋まっていて 立っている人と人がギリギリぶつからないくらいの乗車率。外は暗くなり始めてるし何となく 皆さん 今日も一日お疲れ様でしたの雰囲気。
そんな中 途中から 30代と思しきご夫婦が乗車されました。冬物のロングコートでハッキリとは分からないけれど 奥様はもしかしたら妊婦さんかもなぁ…バッジは付けてないけど…という歩きかたと雰囲気。御夫君様は夕方の電車に乗り慣れないのか 一歩車内に踏み込んだ途端に「座れないんじゃない?」と少し機嫌が悪そうに大きめな声で感想を。コレは 自分が座れなくて機嫌が悪いというのではなくて 大事な妻が座れなくて困るじゃないか!こんなに混んでるなんて どうゆうことなんだ!というベクトルの機嫌の悪さ。
優先席の前に移動する訳ではなく シートに少し隙間がある方向へ ご夫婦で移動されて行くのを それとなく見守る かものはし。かものはしは 立っています。代わりたくても代われない。車内は混んで入るけど 皆 無言で シィ〜ンとしてます。そこにまた御夫君様の「駅着くまで座れないパターンじゃないの?コレさぁ!」と 結構大きめな一声が。その間 妊婦らしき奥様は 一言も言葉は 発していません。頷いていたかどうか かものはしの角度からは見えませんでした。すると そのご夫婦の前のシートに座っていた20代位に見えた女性が慌てて立ち上がり 「どうぞ!」と件の奥様に席を譲ったのです。
多分ね 普通ね この後
「ありがとうございます」
とか
「助かりました」
とかの言葉が 御夫君様からでも 譲られて座った奥様からでも良いから発せられると思うけれど どうでしょうか。
時代が変わったのですか。かものはしが 古いのでしょうか。当たり前だから 何も言わなくて良いのでしょうか。
そのご夫婦らしきお二人は 席を立った女性に対して 何も言うことなく 2人の世界になり 御夫君様は 奥様に
「あっち着いたら なに食う?俺 腹減ったよ〜」
と もう何もなかったかの様に会話がスタートするのでした。
あぁ〜あ。だから【妊婦様】なんて言葉が作られちゃうんだろうな。どうして一言 言えないんだろうな。
自分が大切な人を護るのって いろんな方法があると思います。
この人だって 電車に乗らず 自分で運転して車で目的地に連れていく方法だってあったはずだし タクシーでもよかったはず。でも 公共交通機関の電車を選んだ。そして夕方だったので 思いのほか 混んでいた。護るために座らせたいけれど 席が空いていない。なんだよと思っていたら目の前の人が立ち上がってくれた。ラッキ〜。座らせてあげられたゼ。オレ ちゃんと役にたってるッ!
という思考が ダダ漏れで もぅ情けなさすぎ…。
奥様も なにも言わないのも不思議で 訳アリ?と疑いたくなったりして。 人前でなにか言ったら 後でDVとかされちゃう系なのかなとか よからぬ事まで気を回してみたりして 。
声に出さないで 周囲の人に助けを求めるハンドサインがあるのをご存知ですか?
親指を手のひら側に折り曲げて その親指を残りのお母さん指から小指まででギュッと握ると
『SOS ! 私は緊急事態に直面しています!
助けてください!』
のサインです。拝借したサムネの絵の通りです。
世界共通です。大人も子供も使えるサインです。
電車内で痴漢にあったり 刃物で脅されていたり
誘拐されている最中で 声を出せない時にも使えます。
街中を歩いている時 誰かに気がついて欲しい時は 自分の背中にサインを出して 後ろを歩く人に気づいてもらうのも 良いでしょう。
(使うことが無いのが一番ですが 知っているといいかもしれないサインです。)
