JRPGへの愛に溢れた良作。「Sea of Stars」レビュー。
「Sea of Stars」とは
年末年始はRPGということで「Sea of Stars」というゲームをプレイした。
カナダの会社が作ったゲームなのだが、そこかしこに「日本産RPG」へのリスペクトが感じられて、プレイしていてとても楽しかった。
例えばフィールドマップ。

これは明らかにクロノ・トリガー。
DLCでは「列車に追いかけられながら戦う場面」も存在した。
このモチーフはもちろんFF6の魔列車である。
このように色んなところにJRPGのオマージュがあるので、あの頃のRPGが好きな人にはたまらない作品になっていると思う。
30時間ほどかけて完全にクリアしたので良かったところと少し気になった点を紹介。
良かったところ①圧倒的なグラフィック
上の動画を見たらわかると思うが、グラフィックは圧巻の一言。
メインじゃないキャラクターや、一瞬しか表示されないグラフィックも凝っていて、素直に凄いなと思った。
見ているだけで冒険心がくすぐられるグラフィックというのはなかなかない。
良かったところ②ちょうどいいゲームバランス
「Sea of Stars」の戦闘はタイミングよくボタンを押すことで与ダメージを上げたり、被ダメージを下げたりできる。
簡単に言うと「スーパーマリオRPG」。

レベルアップや装備品によるステータス上昇が控えめでRPGにありがちな「レベルの上げ過ぎて難易度が下がってつまらない」なんてことはなかった。
最後までちょうどいい難易度だったと思う。
また戦闘が苦手な人のために「救済策」も用意されていてそこも好印象。
自分で難易度を調節できる感じ。
良かったところ③おなじみの「JRPG要素」を完備
「RPGのミニゲーム」と言えば何だろうか?
そう「釣り」である。

ほかにも「ちいさなメダル」のような収集要素、素材を集めての料理、独自のミニゲームなど「JRPGならこういうの欲しいよね」という要素はちゃんと全部入っている。
良い意味で「あの頃のRPG」を完全に再現していると言っていいだろう。
クリア後には「開発室」もあるよ。
良かったところ④壮大な世界観

ファンタジー世界に留まらない壮大な世界観をしている。
「クロノ・トリガーやゼノギアスが好きならこういうのも好きでしょ?」という開発陣からのメッセージを感じるようだった。
とまあ良いところばかりなのだが多少、気になる点もあった。
気になった点①多くを語らない作風
世界観は壮大で魅力的なのだが、設定を詳しく教えてくれたりはしない。
そこら辺はすべて「物語」としてNPCが語ってくれるだけで、ストーリー内で描写されるわけではない。

ただ変にイベントで長々と説明されても退屈なので、これくらいがちょうどいいのかもしれない。
気になった点②影の薄い主人公
Sea of Starsの主人公はゼイルとヴァレア。

上の画像の左の女性がヴァレア、右の男性がゼイルである。
彼らは「至天の戦士」という極めて重要な設定を持つキャラクターなのだが、ぶっちゃけ影は薄い。
というかほかの仲間たちのインパクトが強すぎる。
真ん中のキャラは「ガール」という男性なのだが、はっきり言ってこの物語の中で一番目立っているのは間違いなく彼。
クロノ・トリガーのように喋らない主人公というわけじゃないので、もうちょっと主人公二人の性格をクローズアップしてほしかったところ。
そのせいでイマイチストーリーにものめり込めなかった面もある。
まとめ
「世界観はゼノギアス」「バトルはスーパーマリオRPG」「全体的な雰囲気はクロノ・トリガー」。
それがSea of Stars。
インディー作品にしては少し値が張るが、それも納得の作品だった。
「あの頃のRPG」が好きな方はぜひプレイしてみてはいかがだろうか。
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