ハッピーライティングマラソン#14 「子どもの頃の最も幸せな瞬間はどんなときでしたか?」
こんにちは🐸
子どもの頃の最も幸せな瞬間は、
「家族でキャンプしている時」です。
これが真っ先に浮かんできたので、これが一番なんだと思います。
小学生までの夏休み、毎年家族四人でキャンプするのが母親のこだわりでした。
毎年、どこの海にするか、両親が計画を立ててくれていたんだと思います。
テントも、今みたいに軽くて広くて扱いが楽なものではなく、生地が分厚くて、骨組みも重くて組み立てが大変なものでした。
父を中心に、家族全員で支えながらの作業でした。一晩安心して寝れるように、弟も私も真剣です。ペグを打ち込むのに最適な地面、打ち込む角度を考えて、せっせと木槌で打ち付けます。
三角のくすんだオレンジ色のテントと、焚き火。幼稚園の時のインディアンごっこを思い出し、弟とテントの周りをぐるんぐるん踊りました。
次はご飯の支度です。
調理するための火おこしも、便利な着火剤などはなく、木の枝や葉っぱを集めてくることから始まりました。
弟とどっちが早くいい枝を見つけられるか、楽しいゲームが始まります。
たくさん集めて父のもとに持ち帰ると、その木の枝や葉っぱが乾燥しているか、チェックを受けるのです。
松ぼっくりは、油分を多く含んでいて燃えやすいことなども父から学びました。
作るメニューは母親がお財布事情を考慮して決めていました。毎年の行事にもなると、定番のBBQばかりではありません。一番強烈に印象に残っているのは、そうめんです。
周りのファミリーがみんなBBQの美味しそうな匂いを漂わせている中、うちだけそうめんをお鍋で茹でて、氷で締めて食べていました笑
お金がなかっただけらしいですが、斬新でした。
いつも海キャンプだったのですが、かなりの田舎なので、足元まで透けて見えるくらいの透明度の高い海で、クタクタになるまで泳ぎ、焚き火で作った料理を食べて、夜は手持ち花火で遊びました。
プラネタリウムで見るよりもたくさんの星々を思う存分眺めたら、テントの中でぐっすり眠りました。
キャンプの朝も素敵です。
目覚めが近くなってくると、遠くに波の音が聞こえてきて、あぁ、今キャンプしてるんだった!と思い出して飛び起きます。
朝の空気はひんやりとして、しん、としています。
波だけが、眠ることなく静かに打ち寄せ続けていて、絶え間ない地球の活動になぜだかホッとしたものです........
キャンプでそうめんしか食べていない子どもが周りから憐れまれていても、
学校では仲間外れにされていて辛くても、
その先の将来、両親の借金で家庭が荒廃することになろうとも、
何にも代え難い、素敵な思い出です。
家族の根幹って、きっとこんなところで育まれているんだろうなと思います。
キャンプでの遠い日の思い出がずっと、温かく、時に切なく、私を照らし続けています。
