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最初で最後の本気で惚れた人

愛情表現って沢山ありますよね。
好き。愛してる。惚れる。
私的にはどれも種類が違うんですよね。「好き・大好き」ははただ好き、恋愛どまりの男女関係。
「愛してる」は私にとっては現在の夫が当てはまる。
「惚れた」は全くの違う世界なんですよね。落ちてしまった。という表現の方がわかりやすいかも。
時々思い出すんですよね。

私が唯一、心底惚れた男のことを。

14年ほど前だろうか。当時、米の卸売の会社で短期アルバイトで入った時。一目で落ちてしまった人がいた。男くさくてThe男って感じで。結婚しているのはわかっていた。けど、毎日一緒に働いて毎日毎日どんどん沼っていく。声も男くさい顔も、仕草も、オーラも、冗談言えるユニークさも。完全に私は惚れてしまった。もはやバイトはTくんに会う為だけに行っていたと言っても過言ではないぐらい、惚れてしまっていた。私の業務は農家が運んできた米を抜き取って検査して品質を調べ、コメ袋やフレコンパックに生産者と日付を書いたり、トラックに登ってリフト乗ってるTくんのサポートする業務だった。仕事好きな私は何でもかんでもやりますやります体勢だったので、自然と残業で残って二人で作業する事もあり、Tくんのリフトの先に私が乗って高くまであげてもらって何段ものパレットの上に乗って、二人で倉庫整理したりするようになっていた。
私は毎日キュンキュンしながら作業していた。

アルバイト終了まであともう少しって日が近づくと何とも言えない悲しい気持ちになった。そんな所に最終日、私の方にリフトで向かってきて何かなって思ったら、「デートするか」だった。

驚いた。後から聞くとデートっていう言葉使ったのはおふざけだったらしいんだが、一緒に働いていたTくんの仲良しのMくんも一緒に三人で居酒屋に行って飲んだ。当時酒癖悪かった私は控えめにしてたがちょっとだけ荒いところを見られてしまったんだが、、、
Mくんが途中で居なくなった時、私はTくんの服を掴んで言った。
 私「もう会えないの?」
Tくん「何いってんの?」
私「好きなの。わかんないけど、好きなの。会えなくなるの嫌なの。」
Tくん「マジでいってんの?結婚してるよ?」
私「わかってる。それでもいい。2番目でいい。会いたい」
んで、Mくんが戻ってきた時、私は酔ってるのもあり、泣いていた(笑)Mくんは状況を理解しながら見守っていた。
「会えなくなるの嫌なの、本当に好きなの」
LINEと電話番号交換した。嬉しかった。
私は自分から告ることなんてしたこと無かった。そんな積極的な女じゃない。なのに、Tくんに対しては会えないのが本当に無理だと自分から言ってしまうぐらい惚れ込んでしまって沼ってしまっていたのだ。自分でも自分の行動に驚いたぐらいだ。この消極的な私が自分からいってる。後にも先にも私から男性に好意を伝えることなんてなかった。


アルバイト期間が終了し、ほんの少しだけだが、少し連絡とりあって、会うことになって、デートを重ねる事になった。あちらも言い寄られて悪い気はしない感じだった。家庭がそもそも冷めきっていたようなことを言っていたが、それはホントか嘘かはわからないが、私の禁断の恋が始まった。会社にほとんど一人でいるため、誰にも見られないので、私は弁当作って届けたりしていた。そして仕事終わった後会いに来てくれてた。会える時間は短かったけど、それでも満足だった。ある日、奥さんに女と連絡とってることバレたらしくて、しばらく連絡は控えた。落ち着いてきた頃、また会い始めた。
しかし、この時の私は本当に馬鹿だった。引かれないかもしれないことを期待して、自分のうつ病と自傷行為を打ち明けてしまった。

ただでさえ、不倫、二番目の女なのに、そんな重いエピソード語られたら嫌になるに決まってる。うつ病エピソードを聞いた彼からは、少しづつ連絡が減っていき会うことがなくなった。ぁぁ、そうだよな、原因はわかっていた。でも、奥さんに叶うわけないし、あんなドストライクの男の人と一瞬でも一緒にいれただけで幸せだった。私は踏ん切りつけた。もう忘れようと。しかし、ズルいんだよな。一年後に私がもう新しい彼氏できた頃に突然連絡来た。会わないかって。一年連絡くれなかった癖に都合いいんだよって私はちょっとムカついた。「ごめん、彼氏できたから」と言って切った。曖昧だった一年だったが、これで本当のさようならになった。悔いはなかった。少しでも一緒に居てくれてありがとうという思いだった。けど、立派な不倫です。奥様、ごめんなさい、ほんの少しだけつまみ食いしてしまいました。あの頃は周りもまだ結婚してなかったし、不倫の重大さをあまりわかっていなかった。世間も今のような不倫で記者会見とかやるような世の中ではなく、不倫が大して問題視されていない時代だった。でも、ごめんなさい、私はあの時本当に我慢できませんでした。ほんの少しだけでも一緒にいれたこと、奥様には申し訳ないのですが、後悔はしていないんです……。許してくれとは言いません。ただ、人の家庭に足踏み込んで、ごめんなさい。

でも、本当に惚れてました。これが落ちるということなんだと身にしみて体験しました。

ほかの彼氏はみな「好き・大好き」止まりでした。

でも、今、惚れるよりも大事な「愛してる」夫がいます。
私は夫と生涯一緒にいるつもりです。

どこで何してるかわかんないけど、Tくんも幸せに暮らして下さい。
私も幸せに暮らします。

不倫記事、不快にさせたらすみません。
誹謗中傷は控えてくださると助かります。

以上、私が
「最初で最後の本気で惚れた人」の
エピソードでした。

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