<中学受験>塾の選び方
▼塾に求めるものとは
今、日本の中学受験をめぐる考え方が変わってきています。以前は「どれだけ合格者を出しているか」が何より大切にされていましたが、最近では「子どもが無理なく通えるか」「家族の生活スタイルに合っているか」といった視点が重視されるようになっています。
2025年6月の調査では、塾を選ぶときに保護者が最も大切にしているのは「子どもとの相性」で、43.9%の方が挙げています。一方、従来重視されてきた「合格実績」は17.3%にとどまり、その差は2.5倍以上になりました¹。この数字からも、親御さんたちの意識が大きく変化していることが分かります。
中学受験は確かに厳しい道のりですが、子どもが前向きに取り組めるか、自分に合った環境で学べるかが、結果的に学力を伸ばし、志望校合格にもつながるという考え方が、多くの家庭に広がってきているようです。
【4大塾】特徴とお子さんに合った選び方
4大塾それぞれの特徴と、お子さんに合った選び方
まず、中学受験でよく耳にする「4大塾」――SAPIX、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研についてまとめます。それぞれに個性があり、お子さんの性格や学習スタイルによって向き不向きがあります。
SAPIX(サピックス):自分でどんどん進められるお子さん向け

早稲田アカデミー:一緒に頑張ってくれる熱心な指導

四谷大塚:計画的に学べる、わかりやすいシステム

日能研:ゆったりペースで、心にも寄り添う指導

【4大塾】経済的コスト

塾の費用を考えるときは、金額だけでなく「何が含まれているか」も大切
塾選びで気になる費用ですが、単純に「高い・安い」だけで判断するのではなく、その金額で何が得られるのかを見ることが大切です。
たとえばSAPIXは、年間で約125万円と4大塾の中では一番費用がかかりますが、週あたりの授業時間は約13時間と最も長く設定されています。一方、日能研は年間約111万円ほどで、カリキュラムの進め方や授業の組み立て方の違いが費用にも反映されています。
こうした「時間あたりの学習効果」と、家庭で確保できる復習時間のバランスを考えながら選ぶことが、お金と時間の両面で無理のない受験生活を送るコツです。
【4大塾】親のサポート
中学受験では、親御さんのサポートもとても大切になってきます。塾のスタイルによって、どんなサポートが必要になるかも変わってくるので、事前に知っておくと安心です。

共働き家庭は特に負担に注意を
共働きのご家庭では、お弁当の準備や送迎が特に大変に感じられるかもしれません。日能研や早稲田アカデミーのように親御さんとの連携を大切にする塾では、保護者会や面談の回数も多めになる傾向があります。
一方、SAPIXは基本的に「自分で学習を進められる」お子さんを想定していて、質問対応なども含めて比較的ドライな関係性を保つ傾向があると言われています。ご家庭の状況や、どれくらいサポートに時間を割けるかも考えましょう。
▼塾選びで一番大切な「相性」を見極めるには
上記では中学受験といえば!の4大塾について述べましたが、塾を選ぶときに何より大切なのは「お子さんに合っているかどうか」です。指導形式によって雰囲気や学び方が大きく変わるので、4大塾の特性も踏まえて、最終的にはお子さんの性格や学習スタイルと照らし合わせて考えてみましょう。
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