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ファックスよ、永遠なれ?〜令和の時代に昭和が舞い降りる瞬間〜

「メールではなく、ファックスでお願いします」

娘への仕送りのために、楽天銀行を使って海外送金をしています。手数料が安いのはありがたいのですが……
毎回、「送金理由をファックスで送ってください」というお願いが、メールで届きます。

えっ、ファックス?

今どき、ファックス機を持っている家庭はどれくらいあるのでしょうか。
しかもこれ、毎回です。送信理由は変わらないのに、都度ファックス。

最初は、「どうしてそんな面倒なことを……」と思いましたが、前向きに捉えると、おそらくセキュリティ対策の一環なのでしょう。添付ファイルを開かせるようなメールによるマルウェア感染を防ぐため、ファックスというレガシーな手段を敢えて使っている。うーん、前向き……!

ただし、その先がちょっとシュールなんです。
どんなに不完全な書類をファックスしても、毎回ちゃんと通ってしまう。金額だけ見てるのかな?と思うほど。いわば、「入口は厳しく、出口はざる」という不思議な仕組みです。

ファックスの思い出、あれこれ

僕が2010年代前半にアメリカ・シリコンバレーのスタートアップで働いていたときの話です。日本で活動を始めるにあたって、名刺を作ってもらうことになりました。

記載して欲しいのは、名前、電話番号、メールアドレス、そして……「ファックス番号もお願いします」と伝えたところ、担当者に本気で怒られました。

「ファックスって、いつ最後に使ったんだよ!?」

それでも僕は懇願しました。「日本では必要なんです」と。

そして、数年後その会社がアメリカの大企業に買収され、その日本オフィスに行ってみたら……
ファックスで受注の嵐! 毎日何百件というファックス注文が流れてきていて、もはや主力の通信手段。
平成の時代に昭和が舞い戻ったような感覚でした。

ファックス愛が止まらない日本

思い返せば1998年、新卒でDXを任された会社でも、すでに「ファックス注文をやめよう」と言っていたのですが、結局やめられませんでした。
なぜなら、取引先がファックスしか使えなかったからです。

その結果、送信はファックス、受信側ではパソコンで受け取る。パソコンの画面で確認しづらいので、プリントアウトして手書きで処理。……それって、全部アナログでやってた頃と変わらないんじゃない?というツッコミはさておき、これが現実。

でもね。文句を言いながらも、なんだかんだでファックスって「安心感」があるんです。
最近チェキが若者の間でブームになっているように、リアルな写真を手に取って眺めたい、そんな感覚に近いのかもしれません。

もしかしたら、次にくるレトロブームは……ファックス?

ネットにつながった新しい「かわいいポータブルなファックス端末」が登場したら、それなりにヒットするかもしれません。誰か、MAKUAKEでクラファンしてくれませんかね(笑)。

それでは今日も、ピーヒュルヒュル(FAX受信音)な一日を!ジャンプ🚀

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