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ブリコラージュ288


カフカの「城」をようやく読み終えた。主人公が城に辿りつけないことと同期するようになかなか読み進んでいけなかった。途中で辞めようと思ったが、奇しくも激しい雨が続いたため、読み終えることができた。ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟と同様に後半に入って山場が訪れる。


カフカの城は、権威的なもの、国家、組織、父親等を象徴している。カフカ自身が父親との関係性で力で支配され続けてきたことが原点にあると受け止めた。結果として弱者が虐げられていくという支配構造は、時代、民族の違いを越えて普遍性をもって繰り返されてきている。


権力者により虐げられた人は、また弱い立場の人を傷つけていく負の連鎖は、家族や学校でのいじめにも象徴される。多くの場合、この負の連鎖においては、無意識に繰り返されることが多く、人間が内側で行っていることを意識化する作業はとても重要であることを改めて認識させられた。





赤薔薇美輪明宏の絶筆を

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