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東京にしかない、性質の異なる複数のコミュニティをそれぞれ体験してきた話

こんにちは、じゅんです。
Hokkaido MotionControl Network (#DoMCN)というHoloLens・VR技術好きの技術者コミュニティの勉強会を運営していて、開発者の知見の交流を促進しています。また、元・物性研究者として、研究機関に所属する若手研究者でxRに興味を持つ人を見つけてはHoloLensを被せに行き、開発者コミュニティへの橋渡しを行う事を続けています。これらを適切に表現する職名が無いので、勝手にScientist/Developer Relations と名乗っています。最近はCommunity Relationsとも勝手に言っています。

 12月20日に #TMCN (のちの #HoloMagicians ) 運営のTokyo HoloLens Meetup Final (!)が日本マイクロソフト本社会場&オンライン配信で行われました。運営・参加者の皆さんお疲れさまでした&ありがとうございました。
 今回はその出張に際して、イベント前後で気になったイベントや実際に参加したイベントについてまとめ、東京のXR界隈と札幌コミュニティの関係をよりよくするにはどうしたらよさそうかを考察してみたいと思います。


12/19 出発→札幌→羽田→品川の宿

 前回の東京出張(12/8-14)の時と同じく、昼前に出発してお昼ちょっと過ぎに羽田に着きました。機内が満席だったので預け荷物が全然回収できず、羽田→横浜の寄り道をする気持ちがすっかりなくなり、宿に直行しました。


・エンジニアの成長を応援する忘年LT大会2024 #engineers_lt

 この日の夜は、@ariaki4dev さんが管理しているエンジニアの登壇を応援する会の忘年会イベントが予定されていました。去年お台場で開催されたときに参加して以来です。今年は品川ー目黒の移動だったので行けるかな?と思っていましたが、新千歳空港でクマのお酒が手に入れられず、インフルエンザ大流行のニュースも流れていたこともあり電車移動を諦めました。
 ハッシュタグをホテルで眺めながら過ごしていましたが、スライドの画像などは流れてこなかったので内容はリアルタイムで読み取れず、やはり行けばよかったかなと思いました。

#engineers_LT のハッシュタグツイート群。

12/20① Open academia Summit 2024 #OAS2024  

 以前北海道会場に参加した #3Questions イベントの発信をしていたら協賛アカデミストさんのRe:Rel (Research/ Researcher Relation) という概念に行き当たり、具体的にはどういうことなのかなーと当時から思っていました。関連イベントOpen Academia Summitが滞在中に開催されていたため参加してみました。運営のみなさんありがとうございました。

Re:Rel セッション

 アカデミスト柴藤さんの定義によると、Re:Relは『研究者と共にVisionをつくり、ステークホルダーを巻き込み資金の循環を生み出す人』を指すようです。それらの具体的な試みを今実践している3名が今回のパネル登壇者で、それらのエンパワメントの取り組みが紹介されました。3名の活動の内容からも分かるとおり、従来のアカデミア組織の職能だけではカバーしきれない活動を含みつつも、それぞれ多様で、各自模索している印象がありました。
 私はScientist/Developer Relationsの(自称の)肩書きで研究者の交流先の選択肢(特にXR方面)をアカデミア外部の目線で発掘して、適切なタイミングで橋渡しする活動を私も6年ほど続けていますが、資金のケアはできないので、Re:Relにはギリギリ当てはまらないのかもしれないと思いました。もし業界タコつぼ化が起こって若手的に詰み状況になっても別のコミュニティに移れるための水先案内をしているだけです。

 最後のセッション&懇親会も参加してみたかったのですが、19時からのHoloLens Meetupに間に合わなくなる&帰宅ラッシュの満員電車に巻き込まれるため5時前に退却しました。

#OAS2024 ハッシュタグのツイート群


12/20② Tokyo HoloLens Meetup Final #ホロマジ

 今回の出張の最大の目的であるHoloLens Meetup Finalに現地参加してきました。その様子は前半の記事(↓)にまとめました。

 長く続いた一つのムーブメントの終わりという感じでさみしくもありますが、会自体は明るく盛り上がって締めくくられました。
 このコミュニティの活動にかかわった後、次にどんなムーブメントを産み出せるかが問われると思っています。私は記事タイトルどおり、全国の地方コミュニティをゆるくアシストしていく活動を続けます。


12/21 LODGE XR Talk Vol.22 Winter Special #LODGEXRTalk  

 なんとなく草の根運動成分の補充がしたくなり(↑ベンダー側のLTが半数でユーザー側が何を為したのかを共有する場を別に作っても良かったようにも思った)、のんびりXR体験施設を観光する予定をやめて、@ikkou さんらで運営されているLODGE XR Talk冬スペシャルへの参加を急遽決めました。
  #LODGEXRTalk はその昔 #xRTeckTokyo が行われていた時の運営スタイルで去年から月1で続けられているエンジニア交流会です。今回は、半年に一度ずつ行われている時間拡大版の冬大会でした。午前にセミナーパートがあり、午後からは個人作品・企業入り混じった体験ブースで最近のXR領域の技術に触れることができます。
 私は飛行機が夕方なのと、羽田空港から遠ざかる方向に来て現地参加していたためお昼で現場を後にして慌てて空港に向かう事になりました。

#LODGEXRTalk ハッシュタグでつぶやかれた投稿(12/26まで)

・セミナーパート

 今回のセミナーの構成は、オープニングで界隈のXRニュースの共有トークのあとゲストトークとしてMESONさんのAppleVisionProコンテンツ制作裏話を経て、ショートトーク枠でwakufactoryさんのWebXR開発環境、たこぴんさんのヘッドトラッキング赤青メガネ立体視コンテンツの作品紹介がありました。

・展示パート(全28ブース)

 北海道勢と一通り挨拶したあと、イベントでご一緒したことのある人や、北海道に来てくれた事のある人中心に挨拶して回っていたら持ち時間が尽きました。
 MESONさんは、北海道の大学のイベントで12/20にちょうど道内での登壇をしに来てくれていて(私は行き違いになった)、その件についてのお礼や道内界隈についての情報交換などさせてもらいました。



 会場となったLODGE(Yahoo)は去年の #wwdcTokyo (WWDCキーノートをみんなで観る会)の時にcluster内にバーチャル会場を作られていました。この事前体験があったので、現地初参加でも割と落ち着いて過ごすことができたように思います。またバーチャル開催も併設されると東京以外からのXR技術者にとってはイメージ作りやすくていいかもしれません。
 冬回は展示も多く、パンフレットなども気合入っていて出展側も楽しそうでしたので、自作コンテンツを持っている方はこちらへの出展を検討するとよいと思いました。細かい事ですが主催の@ikkouさんが感染症予防対策の雰囲気をまだ残している事もいいと思っています。

 通常進行のLODGEXRTalk年明け一発目は1/17夜開催です。


12/23 #XR開発者集会 in VRChat

 少し話ははみ出ますが、帰札後の #XR開発者集会 にもお手伝いをしに行っていました。ごんびぃーさんが始めたこちらの会では、普段AR/MR側のコンテンツ作りをしているエンジニアをVRChatに呼び込んで、テーマに沿ったディスカッションを行う作りになっています。
 VRChatはゴーグルなしでも参加できますし、その時の体調など関係なく参加できるのでとてもありがたいと思っています。
 第二回の今回は医療活用のテーマで行われました。



東京圏のXR企業・XR活用事例と仲良くなりたいがどうしたらいいのかわからない問題

 先週はこのような感じで楽しく過ごすことができました。オープンサイエンス方面での新しい出会いや、HoloLens方面での生き残り勢との再会や、XR方面での新世代エンジニアたちとの接点を持てたことに個人的には大満足しています。運営のみなさんには大感謝です。

 「参加者」としては楽しい一方で、年々積み重なっている感情:「北海道に見せびらかしに遊びに来てください」とは気軽に言えない気持ちはますます増しています。ギブ&テイクの世の中なので、何らかの価値を交換する余地のある事しか身の回りには発生しないと私自身は考えていますが、下準備なしに東京圏のエンジニアに提供できるいい事がそんなにないかもしれないと日々思っています。

 たとえばこちらのイベントなどは、せっかく最前線のXR開発企業の方が来てくれていたのですが、参加者のSNS利用率が低いせいか中身がどんな様子だったのかが表にほぼ出てきませんでした。オープンで参加できるはずなのに実質クローズドイベントと等しい状況になってしまっているので、会場内でよっぽどいい事があったなどでなければ二度目は来てもらえないような気がします。似たような事は残念ながらいくつか起きてしまっています。

 北海道内のご飯のおいしさは安定していますし、自然の中での外遊びの楽しさもほぼ保証されていますので(クマ時々出るけど)、アウトドアのアクティビティをするために北海道に旅行しに来てくれるエンジニアたちは観測できています。技術を伝えてもらうイベントを地元で開きたい気持ちは常にありますが、広く浸透させやすい状況ではない中でどうお誘いするのが適切かどうか悩ましいです。私自身がそれほど東京圏のXR企業活動に刺さってない問題も認識しています。東京圏に出張している時は、意識的に分野をまたいでイベント参加するようにしてXR以外の知見も仕入れるようにしていますが、この効果が出てくるのはもっと先のようです。
 
 幸いにして今年は地元でいくらか進展があり、ちょっとした仕事用スペースを提供できたり、札幌のXRエンジニア向けシェアオフィス施設の見学案内もできるようにはなりました。XRミートアップ三重in札幌を開催して、道外コミュニティの技術イベントをちゃんと痕跡残るようにお手伝いする事もできました。ただそれでも、イベント開催が北海道である必要があると、道外のエンジニアさん達が思うにはいまいち弱い材料だと思うので、道外から来たくなるようなアイデアについて道外の方とは議論してみたいと思っています。できる事を地道に増やしていくくらいしかできませんが今後ともよろしくお願いしますm(__)m

まとめ

 今年最後の東京出張で、東京圏内の複数のコミュニティイベントに参加して、新しい視点をいろいろ仕入れて戻ってきました。
 来年は宿の高くない時期にふらっと関東遊びに行こうと思いますので、遊びに行ってもいいXR企業さんなどいましたらちょっかいかけて頂けると嬉しいです。

以上です。

(2024/12/29 初稿 4603字 600 min)

おまけ

・今回のヘタクソ旅の旅費など

飛行機&2泊 パック旅行 計37600円
電車&バス 1300円×2 + (都内の移動分2000円くらい?)
食費 コンビニ 2000円くらい
おみやげ 3000円弱

道中のいろいろ(備忘録)


予定が無ければ行ってみようと思ってたスポット