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星の王子様 読書記録 第6節 王子様の趣味

星の王子様の著作権は2005年に切れました。ここは私のフランス語学習とともに、文学を研究する場です。今回は短くて楽でした。でも、たまに振り返って読み直し、単語の意味や訳文を補強していく予定です。

Ah! petit prince, j'ai compris, peu à peu, ainsi, ta petite vie mélancolique. Tu n'avais eu longtemps pour distraction que la douceur des couchers de soleil. J'ai appris ce détail nouveau, le quatrième jour au matin, quand tu m'as dit:
  <J'aime bien les couchers de soleil. Allons voir un coucher de soleil>
--Mais il faut attendre…
--Attendre quoi?
--Attendre que le soleil se couche.>
Tu as eu l'air très surpris d'abord, et puis tu as ri de toi-même.
Et tu m'as dit:
<Je me crois toujours chez moi!>

星の王子様

🌈
 
ああ、王子様。僕は少しずつ、こうして、憂鬱な君の人生がわかってきた。
君は日没の幸福感という楽しみを長い間感じていなかったんだね。4日目の朝、君が僕に言った時、僕はその新しい事実の詳細を知った。
<僕は日没が好きだ。日没を見に行こうよ。>
<でも、待たなくちゃ。>
<待つって何を?>
<太陽が沈むのを。>
君ははじめとても驚いたようだった。そして自分のことがおかしくて笑った。
そして君は言った。
<僕は今でも自分の家にいると思ってるんだ!>

🌈単語
attendre ・・・を待つ
✅couchers coucherの複数形 男性名詞 就寝;寝相;宿泊 太陽や月が沈むこと 日没の光景
✅distraction 女性名詞 気晴らし、なぐさみ;娯楽、楽しみ、不注意、放心

✅douceur 女性名詞 甘味、甘さ;手触りの良さ 穏やかさ、喜び、おとなしさ、やさしさ
nouveau  形容詞 あたらしい

🌈熟語
un coucher de soleil 日没 日の入り


🌈語法
aimer bien[beaucoup]
これは、aimerよりも意味が弱く、恋愛感情は表さない。
✅nouveau

最新の、革新的な、なじみのない という意味では、名詞の後、あるいは前で使える。
斬新な、新奇な、大胆な、その年に取れた、経験のない、という意味では、名詞の後におく。

「はじめてあらわれた」または「現れたばかりの」の意味。
名詞に対して後置されると、新しさよりも後継、代替の観念が前面に出て、「前のとは異なる別」の意を表す。後置されると質的な新しさが強調される。 

  En effet. Quand il est midi aux États-Unis, le soleil, tout le monde la sait, se couche sur la France. Il suffirait de pouvoir aller en France en une minute pour assister au coucher du soleil. Malheureusement la France est bien trop éloignée. Mais, sur ta si petite planète, il te suffisait de tirer ta chaise de quelques pas. Et tu regardais le crépuscule chaque fois que tu le désirais…
<Un jour, j'ai vu le soleil se coucher quarante-quatre fois!>
Et un peu plus tard tu ajoutais:
<Tu sais… quand on est tellement triste on aime les couchers de soleil…
--Le jour des quarante-quatre fois, tu étais donc tellement triste?
Mais le petit prince ne répondit pas.

星の王子様

🌈
 
もちろん、アメリカ合衆国の昼には、皆が知っているように、太陽はフランスでは沈む。日没を見物するには、1分でフランスへ行くことができれば十分だった。不幸なことに、フランスはとても遠い。でも、君のとても小さな惑星の上では、2,3歩分椅子を引っ張れば十分だった。そして、日没を見たいと思うたびに、黄昏を眺めていた。
<1日に、僕は日の入りを44回も見たんだ。>
そして少し後になって君はこうも言った。
<君はわかるね…とっても悲しいときは、人は日の入りを見るのが好きなんだ。>
 1日に44回、君はとっても悲しかったんだね?
でも王子様は返事をしなかった。

🌈単語
✅assister ・・・に出席する、立ち会う;を見物する;目撃する
[状況・変化などを]確認する、に気づく
✅chaise 女性名詞 椅子
✅crépuscule 男性名詞 黄昏;夕暮れ
✅éloignée 形容詞 遠い、離れた (時間的に)隔たった、遠い昔の(関係の)遠い
✅pas 男性名詞 歩、歩み (目標などに向かう)一歩;(進行の)一段階 足音;足跡;(人の)通った跡 歩幅;一跨ぎ;短い距離 歩き方、足取り、歩調
✅suffirait ・・・suffire [物が]・・・に十分である、の必要を満たす
・・・を満足させる、充足させる
十分である、足りる。

✅tirer・・・を引く、引っ張る;を手前に引く、引き寄せる

🌈代動名詞
se suffire 自給自足する、自分でやっていく。

文学 解説

特にない。

王子様は、日没を眺めるのが好きだった。日没の柔らかい光に包まれて、幸福を感じているのだった。王子様は、少し意味深なことをいった。
悲しいとき、人は日没を見るのが好きなんだ。
一般化している王子様。
でも、サンテグジュペリはその言葉を聞いて、王子様は悲しいときには日没を見るんだ、ということを考える。

そして、王子様に対して、じゃあ君は、44回、とっても悲しい気持ちになっていたんだね。と語り掛けるのだった。

この節は短いけれども、この後の物語を読んで、どうして王子様が、44回も悲しい思いをしたのかが、よくわかるはず。

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