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エロいとはどういうことか

エロいとはどういうことか・・・。

「エロい」 この言葉で直ぐに思いつくのは、女性の裸。男女の性愛に関することだ。

これが私たちの常識的な見解だ。エロい人は、女の人の体を触りたがる。裸を見たがる。そして、下ネタを言うものだと。どちらかと言えば、エロいのは男ばかりだった。男はエロい。エロと言えば男。それが常識となっていた。

エロとは、語源はeroticから来たもの。erotinesとか、ギリシャ語で、性愛の~といった意味が由来だと言われる。

日本では、恐らくは明治以降に 西欧列強の文明が入って来たあたりから、次第にこの言葉が浸透し始めたのではないだろうか。

さて、最近私は他のことに没頭して、記事を書く時間がないのだけれども、今日は日曜日で早起きもできたので、記事を仕上げたいと思って書きます。

今日のトピックは、エロについてです。エロの真実に迫りましょう。

まず、私たちが持っているエロの常識は、全くの的外れであると言っておかなければなりません。そのことは、この記事を読んでいただければわかると思います。


 エロという言葉を探るには、やはり漢字がいいでしょう。中国の文化は、物凄いものですね。エロとは、仮にここでは漢字で「性」であるとします。

 性とは、りっしんべんに生きると書きます。りっしんべんは「こころ」という意味ですから、心の生という意味です。

 私たちは、生きた心地を味わいたいですか?それとも、死んだ心地を味わいたいですか?

 自殺願望がある方を除き、それ以外の方達はみんな、生きた心地を味わいたいと思うでしょう。それが「生を欲する心」。すなわち性欲です。

 では、どうすれば「性欲」を満たすことができるのでしょうか?ちなみに、「欲」というのは、「谷」と「欠ける」が組み合わさってできています。心に穴が開いて、そこだけ落ちくぼんでいるイメージだと思ってください。


 すいません。ちょっと寄り道をします。心について。私自身は、人の心を、円い球体の形をしていると考えています。その360度を見回した時に、どこかに穴が開いている状態を考えてください。そこが欲の発生する場所です。そこを満たそうとするのが性欲です。

 この球体は、本当に変化しやすい、限りなく水に近いような柔らかい膜のようなものでできています。例えば、人の心が傷つく、といわれますが、どういうことかというと、この場合は、この膜が切り裂かれて破けるイメージです。

 心が満たされる、という表現があります。心が満たされている場合、この心の中には、純粋な、綺麗な水で満たされていると考えてください。心が乱れる場合は、水が圧力を受けたシャボン玉のように激しく揺れて動いたり、水分が一部、あたりに飛び散ったりすることになります。イメージは湧きましたでしょうか?

 もちろん、人間を解剖したからといって、このようなものが中に入っているわけではありません。肉眼でも見えませんし、もちろん手に取って触ることなんてできません。でも、こういうものがあるのだ、ということを飲み込んでください。今後の記事にも、この知識は生かせると思います。


 それでは話を戻しますが、どうすれば「性欲」を満たすことができるでしょうか?

 これは、「相手を攻撃すること」です。でも、いきなりこんなことを言ってもわかりませんよね?

 というわけで、最もわかりやすいと思う例を挙げてみます。

 それは、私たち人間のみならず、全ての動物が、毎日行っていることです。それは、「他の命を頂く」行為です。例えば、漁師が魚を捕る。養豚場が、豚を売り、解体業者がブタを解体する。加工する。それを私たちが調理して食べる。

 見方を変えれば、魚にとっては命を取られるわけですから、魚にとっては、自分に対する攻撃です。もちろんブタにとっても、それは同じです。

 命をゲームでいうヒットポイントに言い換えれば、ヒットポイントを0にされる行為です。それは攻撃に当たります。一応、攻撃とは何か?という記事も書いていますから、それを参照してください。

 でも、それって、性欲じゃなくって、食欲なんじゃない?

 そう聞き返したくなることでしょう。でも違いますね。食欲というのは、性欲の一部です。生きるために、必要な栄養を補給する欲望を持つ。その時に感じる欲求を、食欲と言っているだけなのです。

 排便も同じです。しなければ死んでしまいます。

 食欲を満たせなければ、やがて栄養失調になって死んでしまいます。別に専門家じゃなくても、食欲は性欲に内包された欲求であることを疑う人はいないと思います。

 そして、食欲を満たした以上、その人には快楽が訪れます。この快楽を感じる部分。これこそが私たちが日ごろから想起する、性欲を満たした時の核心となる感覚ですね?

 性欲を満たすことは気持ちがいい。これは小学校の高学年あたりの子たちでも、わかる話です。エロい=性に関する話、性欲を満たすこと=気持ちいい=快楽である ということ。これは説明しなくてもよくわかっていただけると思います。しかし、性欲を満たすことは、攻撃を伴う、ということは、あまり注意しない人が多いようです。

 私たちは、お魚を食べます。豚を食べます。何でこの2つの動物の例なの?というのは置いておいて、性欲を満たすことは対象への攻撃を伴う、という1例を見てきました。そして、その結果として、魚や豚は損害を被り、死亡してしまいますね。

 別に未遂でもいいのです。魚を釣って、逃げられた!その時、針が口に引っかかって、口が一部避けてしまうかもしれません。


 では、早速ですが、男性が女性とセックスをする場合を考えてみましょう。これは、男性の性器が女性の性器に入っています。さて、セックスとは女性に対する攻撃でしょうか?私たちがエロスの極みとも評価できるセックス。これが攻撃と言えなければ、私の理論もたちまち崩れ去ってしまいますね。

 男性の中には、減るもんじゃないし・・・。これのどこが攻撃なの?そりゃ、生理中とかにやるとやばいのはわかるし、処女膜が傷つくってことはあるかもしれないけど・・・。という考えをお持ちの方もいるとかいないとか。

 忘れてはならないのが、攻撃は肉体的攻撃だけではなく、精神的攻撃も含まれるということです。例えば、嫌がる女に対して、無理やりセックスを強要する、というのは、(たとえその人が経験したことのある人だとしても)女性の精神に対する攻撃です。

 もちろん、女性の肉体に対する攻撃でもあります。男性のみなさんも考えてほしいのですが、自分に触れてほしくないと思っている人間が、自分に性器を押し付けてきたらどう思いますか?どれだけ嫌なことか、簡単に想像できますよね?

 よくわからないとおっしゃるのであれば、例えばゴキブリとか、ドブネズミとか、そういったものでもいいですよ。猫嫌いの人にとっては、自分の庭にフンをしていく猫とかでもいいです。病気を持ったマラリア蚊とかでもいいですよ。最近はやりのマダニでもいいですね。都会に現れるようになった熊や猪でももちろんOKです。彼らは彼らで、自分の性欲を満たすために、私たちの家庭に侵入してくるわけです。彼らは私たちに攻撃を行うことで、自分達の性を確保しているのです。

 生きとし生けるものは、皆性欲を持つ。性欲を満たすことは、自分が自分の生を保存するために、必要不可欠な欲求です。(逆に、必要不可欠な行為ではなくても、性欲を満たすことはできます。)

 食欲という言葉が、性欲の一部としてあるとしても、性欲自体は、肉欲とほとんど同義で使われることがありますから、紛らわしいですよね。(別にセックスしなくても生きていけるので、肉欲を性欲に位置付けるのは変だな、と考えることもできます。しかし、やっぱり肉欲は性欲なのです。そのことについても、今からお話します。ここで簡単な理由を言っておくとすれば、性欲とは「生きていくために必要不可欠な行動に限定しているわけではありません」から。)


 自分の生を保存するために必要 (そのための欲がわくのでどうにかする) → 性欲を満たす (〇)
 性欲を満たす → 自分の生を満たすために必要 (必要じゃなくても欲がわくことはある) (×)

 逆もまた真とは限りません。たとえば、太っている人は、普通の人よりも必要以上に食べ物を欲しがります。でも、そこまで食わなくても生きていけますよね。また、女をたくさん抱きたいと思っている男もいますが、別にそんなことしなくても生きていけますよね。


 さて、男性が女性にセックスをする。一回入れて、出して終わり、ということはありません。何度も出し入れします。この間、男性側の攻撃が女性側に対して繰り返し継続的に行われていることになります。それに対して、男性側は激しい快楽を感じています。

 女性は精神的苦痛を味わっています。その一方で、男性は激しい快楽を感じています。どこかに苦痛が生まれていて、そして一方では、どこかに快楽が生まれている。これがエロいということです。

 魚が一匹死んでいる。でも、私たちのお腹が満たされるという快楽が生まれている。

 豚が一匹死んでいる。でも、私たちはとんかつを食べて幸せな気持ちになっている。

 私たちは、魚に攻撃をします。そして、魚は死にます。自分の命を奪われることは、魚にとっての損害です。

  ここで、疑問が入ると思います。セックスは女性が男性を受け入れている場合があります。別にされても良い。愛し合う夫婦の場合、それは自然の行動であると言われます。そして、そのことによって、女性側が快楽を感じていることはあるだろう。その場合も攻撃なのでしょうか?

 攻撃は攻撃です。しかし、女性が精神的に男性を受け入れている場合、女性はそのこと自体を全く損害だとは思っていません。

 魚や豚も自分の命を奪われても、損害だとは思っていないんじゃないかな・・・。まぁそうかもしれませんね。損害だ!!!なんて感じるのは、人間くらいのものでしょうから。だけど、殺そうとすると激しく嫌がるはずです。避けたい結果が損害の大きさを決めていると言うこともできますね。

 例えば、私たちが取引の現場で、自分の欲しいと思ったものを購入します。その際、お金を払いますね? 売り手は、私たちを攻撃します。それはどうやって攻撃しているかというと、私たちから生きるために必要なお金を取ることによって、攻撃しているわけです。そして、お金をもらうことによって、自分の快楽が満たされます。そして、私たちには、そのお金がなくなってしまったという損害が結果として残ります。

 この時、私たちが、お金を支払うという見返りとして、自分の欲しいものを手に入れた場合、そのお金については、私たちは、損害であったとは感じないように心ができているのです。(そうでしょ?)

 逆に、その物が欲しいんだけど、お金も払いたくないという人が世の中にはいるわけです。そうすると、物を取られた、という損害が発生することになります。もちろん、それはその所有者に対する攻撃です。そして、その物を手に入れた人間は、それによって、快楽を得ることになります。

 トルネコの大冒険3でガーゴイルの商店からいかにしてアイテムを盗むか、というのは楽しいのですが、ゲームの中だけにしておきましょう。

 そして、まさにここが不正のはびこるところです。とりあえず、相手が損害だと感じていなきゃいいんでしょ?って考える人が多いわけです。だから、相手の無知を利用して、相手からお金を支払ってもらう、という取引は、世の中に多く存在しているのです。支払った相手は、ちゃんとしたことをしてもらった、と思い込んでいて、実際は大したことでもないサービスに、お金を使っていることがあります。

 今、大河ドラマの「べらぼう」では、吉原を舞台としたストーリーが展開されていますけれども、この吉原は日に1000両だったっけ?・・・もっといってたように思いますが、それぐらいの規模のお金が落ちる、と言われていました。

 なぜ、性を売るサービスというのがこれほどまでに盛んになるのかというと、性欲を満たしたいと思い、それに対してお金を支払う人が多く存在するからです。ドエロなのです。「べらぼう」に出てくる売春婦たちは、性病に苦しんでいましたね。エロい行為は、相手に損害をもたらす一方、自分達に快楽をもたらすのです。

 私たちが、その対象を手に入れたいと感じるのは、それによって、自分達が快を感じたいからなのです。新しいパソコンでもいいですし、野球やサッカーの観戦でもいいです。それによって自分達が快を感じることができるかどうか・・・。私たちはそれに対してお金を支払います。それが手に入るならば、自分達の損害を受け入れます。

 攻撃されても、その損害を受け入れている場合、私の考えでは、それはエロいとは言いません。

 女性が自分の体を許すのは、ちょっとアウトローな表現ですが、その男性をお金に換算した場合、自分を売るだけの交換価値を持っている(損害を許容できるか)かどうか、が一つの大きな指標になっています。女性が結婚相手を選ぶのは、経済力が第一です。結婚とは、一つの見方ですが、結婚相手とだけ性行為を行うという、法的に保護された売春契約なのです。

 だから、そうではないにもかかわらず、男が女の肉体を好きにするのは、女の人にとって損害である、という話になっているわけですね。だから、そうなってくると、レイプだ!と言って、世の非難を浴びるようになっているわけです。

 相手に対する攻撃・相手からもらう快楽・相手に残る損害 この3つの要素が存在すること。これが、エロを理解するために必要なことですから、この3つをしっかりと抑えておいてください。


 ここまでで、エロいとはどういうことか?ということをご紹介することができました。これで記事のタイトルの目的は達成されたと言っていいでしょう。 


 では次に、これらの知識を利用して、今の世の中が、いかにエロい世の中であるか、ということを見ていきましょう。

 まず、税金が高いことですね。社会保険料が高いことですね。この税金は、私たちから、生きるために必要な手段であるお金を取る行為ですから、私たちを攻撃しているわけです。そして、私たちは、そのことを心から受け入れているわけではありません。客観的にも、私たちにはそれだけのお金を取られたという損害が残ります。もうおわかりですよね?国はドエロなのです。生を感じ続けずにはいられない。ドエロ体なのです。


 では、皆さんにもう一つ、興味深い事例をお示しします。英雄とはどういう存在がご存じですか?英語では(hero)と言います。ヒーローですね。日本語で読むと。

 実は、英語は元々、ラテン語系の言語でしたし、さらなる起源は古代ギリシアにも及びます。ラテン語系では、最初のhを発音しません。ということは、どういうことかというと、heroは、エロと発音します。

 英雄と言えば、有名なのがナポレオンです。ナポレオンはフランスの英雄として名高く、今もその名は世界にとどろいています。彼は紛れもなく英雄です。

 英雄にあこがれを持っている方には申し訳ありませんが、実は英雄には大きな負の側面があります。それは、とてつもなくエロい存在だということです。

 英雄につきものと言えば何でしょうか?それは、戦争です。ナポレオンは、フランス皇帝として、軍を率い、プロイセン(当時のドイツ)とか、ロシアとか、様々な国を支配し占領しました。そして、その過程で、多くの人を殺したことは、間違いありません。

 もちろん、フランス人も大勢死んだことは確かなのでしょうけれども、他国の人間を大勢殺したことも確かなわけです。つまり、相手側にとっては、大きな損害だったわけですね。人も、領土も奪われた。そこから産出される資源も奪われた。

 フランスは、他国を攻めることで、多くのエロスを感じることができました。そして、その反面、フランス以外の国には、多大な損害が残りました。

 エロいですよね?だから英雄はhero。つまりエロなのです。

 英雄とは、皆さんの想像とは全くの逆で、実はろくでもない存在なのです。


 ハイ。これを覚えましょう。 国はドエロである。

 英雄色を好む。つまり、英雄とはドスケベ ド変態である。

 別に悪口じゃありませんよ? 事実です。

 では次の話に参りましょうか。


 私たちは、他者の失敗や、挫折によって、反射的に喜ぶことがあります。人の不幸は蜜の味。というわけですね。エロには、相手に対する攻撃、というのが要件だとお伝えしました。前言を翻すようですが、例えば、ウサギが自ら火に自分の体を投げ入れ、自分の肉を喰わせる、ということも、絶対ないとは言えません。つまり、犠牲です。

 犠牲とは、自分自身で自分を攻撃することによって、他者に性を感じさせる行為です。(この場合は、自己犠牲)

 自分が手を下したわけではないのですが、その存在自らが進んで、あるいは、何らかの事故によって、その存在に損害が発生した。そのことによって、自分に快楽が訪れることがあります。その時、自分がその快楽を感じることも、またエロいことなのです。

 人の不幸は蜜の味。他者の損害は生の味。私たちが他の損害を自己の快楽に変換するのは、私たちがエロい証拠なのです。

 さて、一つ面白い例を示してみましょう。


 ある所に、イケメンの男性がいたとします。品行方正で、頭もいい。こりゃ相当モテるな・・・という感じです。そのため、周囲からは嫉妬されていました。

 さて、恋のライバルたちは、この男性を邪魔に思うでしょう。イケメン君は、このことを心苦しく思っていました。嫉妬はとても怖いのです。

 しかし、その男性はちょうど思春期で、発情期でもありましたから、女性の肉体に性的興奮を覚えるようになっていました。それはどこか後ろめたい気持ちがありながらも、ポルノ雑誌などでその欲を満たしていたとします。

 ある時、恋のライバルたちは、そのことをかぎつけ、周囲にそのことをばらしました。そうやって評判を落とせば、女の子はその男性に見向きもしなくなると知っているからです。

 さて、この場合、エロいのはどちら側なのでしょうか?

 常識的に考えれば、発情期が訪れ、性的な本、コンテンツを閲覧し、自分の性欲を解消している、そのイケメン君が、エロいと考える人は多いでしょう。

 しかし、ここでは、私が提示した3つの条件は満たされていません。つまり、攻撃、それによって生じる損害、その損害によって生まれる快楽です。

 イケメン君がエロ本を読み、単純に快楽を感じているだけですから。つまり、損害はなく、攻撃もありません。

 (ただ、厳密に言って、そういう本にいやいやながらも出ざるを得なかった女性たちが、自分の意図しない結果としてそういう本に出ていた場合、その女性たちにとってそれは損害であり、それがためにイケメン君の快楽へと変換されている、と捉えることもできると言えばできますが・・・。)
 
 例え、イケメン君がそのようなコンテンツを閲覧していたとしても、そのこと自体で誰かが損害を被ることはありません。また、イケメン君は誰かを攻撃したわけでもありません。

 逆に、その周囲にいた人間たちが、そのイケメン君のプライバシーを暴き、そのイケメン君の名誉や評価を著しく減少させたのです。それによって、女の子の評判は地に落ちてしまいました。そのことによって、嫉妬から解放された男たちに、激しい快楽が舞い込んだのです。

 もしそのままイケメンを野放しにしていたら、自分達が、自分達の狙っている異性を、とられてしまうかもしれないですね。それはストレスでした。それは恐怖でした。

 では、実際にエロいのはどちらだったのか?。実は、イケメン君を貶めた、周りの奴らだった・・・ということになるのです。

 ただ、イケメン君が性的なコンテンツで、自分の性欲を解消していた、ということは事実であり、それがために、周りの女子が残念に思う、ということもそれはそうかもしれません。

 ですが、どうして、女子が残念に思うのか・・・。それは・・・、イケメン君が悪いのではありません。実は、女性のエロスが満たされなかったからです。
 
女性からすると、男性は、自分のみによって、性欲を感じてほしいという欲求があります。しかし、男性が性的なコンテンツを閲覧しているということは、自分以外の女性によって、性的な欲望を感じているということを証明することになるわけです。だから、女性は、その自分の欲望を満たすことができないので、腹を立てることがあるのです。


 そもそも、エロ本とか、エロいコンテンツが市場に出回るのは、利益になるからです。その商売が成り立っているということは、誰かがそのコンテンツにお金を払っているということです。もちろん、イケメン君一人で、その経済を成り立たせることなんて、到底できません。馬鹿で、夢見がちな女子ではない限り、そんなこと、経済法則をちょっとかじっておけば、わかる話です。

 それに、女子は性教育を、男性よりも重点的に受けますから、男性が性欲を持つことまで、既に知っているはずです。そして、さらに言えば、性欲を持たないというのは、却って病気です。

 したがって、イケメン君が性的なコンテンツを見ていたというのは、確かにかっこいいとは言えませんけれども、彼自身が性欲を持っていること自体は、むしろ、健全すぎるほど、健全です。健康です。

 性欲がある、というだけで、例えば犯罪者予備軍であるかのような偏見を持っている人が、昔は多く存在していました。また、中学生や高校生は、今でも、性欲を感じるのは、悪いことだ、と考えている人も多く存在しています。(中高年の女性にも多いような気がします。)

 そのため、性欲を感じるのが普通なのに、感じてしまったら、自分の評価を著しく下げてしまうという、地獄のような状態も生まれてしまうようになりました。

 これは、食べなきゃ生きていけないのに、食欲を感じたら罰される、というのと同じレベルなのです。

 ここで理解していただきたいのは、イケメン君がエロイのではなく、むしろ、そうして傷ついているイケメン君を見て、にやにやしていた周りの男子たち。また、その状況を利用して、自分達が優位に立ったのをいいことに、自分への性力(生きる力)として変換した存在こそが、最もエロい存在だったのです。

 でも、エロい人=性的なコンテンツを見る人、女性に性的感情を抱く人、というステレオタイプのものの見方しかできていない学生さんたちは、皆、イケメン君をエロい人と見なすのでした。皆さんは、これがどれほど恐ろしい見当違いなのか、わかりますか?

 周りの男子たちは、イケメン君の人生に攻撃をし、破壊し、そこから生まれてくるうま味を感じたのです。そして、イケメン君は、大きな傷を、胸に抱いて生きることになりました。

 イケメン君がエロいのではなく、周りの男子たちが、エロかったのです。


 なぜ性欲を感じるのが、それほどまでに評価を落としてしまったのか。人間として当然のことなのに、どうしてなのか・・・というと、これは、女性の防衛欲と、男性への独占欲だと考えています。眼の前の男が、性欲を持ち、自分を見ているか、あるいは見ていないのか、ということは、表面からはわからないことが多いです。

 しかし、一旦そういうものに興味を持つ人なのだということがわかってしまうと、危機感を覚えるのも事実です。自分をいやらしい目で見ている。自分の体を狙っているかもしれない。自分の体で、嫌らしいことを考えているかもしれない。二人きりになったら、襲われるかもしれない。唾液を付けてきたり、精液をつけてくる人間がいるように、気づかない間に、変態的な趣味を行ってくるかもしれない。なぜならば、相手はすでに他の女に興味を抱いたことのある男なのだから。見境なく女を得ようとする男なのだから

 彼女たちも、言葉にはっきりと示したことはないので、私も確実なことは言えないのです。こうしたときの感情は、人によって異なるということもできるでしょう。

 でも、不思議なこともあるわけです。例えば、女性は(常識的な意味の)エロい男性が嫌いだとはいえ、男の子を生む存在でもあります。もし、エロい男性が嫌いならば、あなたは、男の子を生まないようにしたほうがいいのでは?という疑問を抱くこともできます。男がエロイことに文句を言うあなたは、エロくない男を、産むことができますか?

 そして、もう一つ。女性には、女性のエロスがあります。男性が満たしたいと思うエロスと、女性が満たしたいと思うエロスは、実は違います。もちろんこの場合も、相手への攻撃、快楽、損害がセットになっています。

 女性のエロスは、男性よりも、わかりにくいです。ここまで書くのは結構怖かったんですけど、これからは特に怖いです。したがって、闇の軍団が怖いので自粛します。

 将来気が向いたら書くかもしれません。


 さて、いかがだったでしょうか?

 この世界は、エロとエロの戦いです。より強いエロスを持つ存在が、別のエロスを倒す。エロいほど快適に生き残ることができます。

 エロいというのはどういうことか?今まで自分が考えてきたエロという概念とは、全く違う話だったという人が、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 私の記事に、絶対に読んではいけない。かの有名な神戸児童連続殺傷事件の犯人である酒鬼薔薇生徒の記事がありますが、今回のエロについての考察は、理解の一助となります。有料ですが、知的好奇心をお持ちの方は、ぜひ読んでいただけたらと思います。

 ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。ではまたの記事をお楽しみに!

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