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星の王子様 読書記録 第1節 絵描きをやめた日

星の王子様の著作権は2005年に切れました。
ここはフランス語を学び、文学を学ぶ贅沢欲張りな自分のためのページです。

  Lorsque j'avais six ans j'ai vu, une fois, une magnifique image, dans un livre sur la forêt vierge qui s'appelait Histoires vécues. Ça représentait un serpent boa qui avalait un fauve.
Voilà la copie du dessin.
  On disait dans le livre : <Les serpents boas avalent leur proie tout entière, sans la mâcher. Ensuite ils ne peuvent plus bouger et ils dorment pendant les six mois de leur digestion.>
  J'ai alors beaucoup réfléchi sur les aventures de la jungle et, à mon tour, j'ai réussi, avec un crayon de couleur, à tracer mon premier dessin. Mon dessin numéro 1. Il était comme ça :

 6歳の時に一度、「実際にあった話」という題名の、原生林についての本の中で、素晴らしい挿絵を見たことがある。それは野獣を飲み込むボア大蛇を表していた。その挿絵の写しがこれだ。
 本の中ではこう述べられている。ボア大蛇は彼らの獲物をすっかりとまるごと、噛むこともなく飲み込んでしまう。そうするともはや彼らは動くことができなくなり、消化のために六か月間、眠りにつく。
 僕はその時ジャングルの冒険について、僕の旅行について、大いに考えた。(その結果として)色鉛筆で、僕の最初の絵を描くことに成功した。僕の絵第1号。それはこのようなものだった。

Il était comme ça

🌈単語
appelait
 ・・・ appeler 英語でいう<call>
ans ・・・ anの複数形 年 歳
avalait ・・・ avalerの半過去形 英語でいうswallow(飲み込む)
alors ・・・ これも英語のthenに当たる その時、それなら、それで
avec ・・・ 英語でいうwithに当たる ~と共に ~を使って
bouger ・・・ 英語でいうmoveに当たる。
ça ・・・英語でいうthatとか、itに当たる指示代名詞。
comme ・・・ ここでは、英語のlikeに相当する。asの意味もあるし、howの意味を持つこともある。~のように
digestion ・・・ 女性名詞 消化
dorment ・・・ dormirの3人称複数形 英語でいうsleepに当たる。entière ・・・形容詞 entierの女性型
ensuite ・・・ それから 英語でいえば、thenに当たる。
fauve 男性名詞 猛獣、野獣
forêt ・・・森 森林
lorsque ・・・ 英語でいう「when」の意味。
leur ・・・ 所有代名詞 彼らの 英語でいうtheirやtheirsに当たる
magnifique ・・・ 素晴らしい
mois ・・・ 男性名詞 英語のmonthに当たる
proie ・・・ 女性名詞 獲物 餌食 犠牲
peuvent ・・・ pouvoirの3人称複数形 英語でいうcan・mayに当たる。
premier ・・・ 最初の
pendant ・・・ 前置詞 英語のduringに当たる
plus ・・・ もはや~ではない neと共に使う 英語の no longerにあたる。
représentait ・・・ 半過去形 英語でいうrepresent、~を表す、stand for。
réfléchi ・・・réfléchirの過去分詞 光や音を反射する(他動詞) 考える(自動詞) 
réussi ・・・réussirの過去分詞。 英語でいうsucceed 成功する
sans ・・・ 英語でいうwithoutsix ・・・ 6
tout ・・・ 副詞 まったく、すっかり、非常に
tracer ・・・ ~を描く
vu ・・・ voirの過去分詞
vierge ・・・ 処女の 穢れの無い 人の手が入っていない
vécues ・・・ vivreの過去分詞形 体験された 実際にあった

🌈熟語(複数の言葉で1つのまとまった意味を成すもの)
une fois  一度
une magnifique image 素晴らしい挿絵
dans un livre ある本の中で
sur la forêt vierge 原生林についての 
s'appeler …という名前である
les serpents boas  ・・・ ボア大蛇(たち)
Histoires vécues ・・・ 実際にあった話 
Ça représentait ~ ・・・ ~を表す
On disait ・・・ (人や本、ネットなどの情報媒体が)言っている に書かれている
sans la mâcher ・・・それをかみ砕くことなく
pendant les six mois ・・・6か月の間
un crayon de couleur ・・・色鉛筆

🌈文法の解説
la forêt vierge forêtが女性名詞なので、定冠詞はla viergeは形容詞

viergeは女性名詞としても意味を持っており、最後にeがついているので、形容詞としてはそのままforêtの後ろに付く。フランス語は、形容詞が名詞の前にも後ろにもつく。後ろに付く場合は、過去分詞やそれに由来する形容詞である。① 他にも、色彩、国籍、宗教、形状などを表す形容詞は、後ろに付く。

Histoires vécues vécu はvivreの過去分詞 vivreは不規則動詞なので、この形になる。Histoireが女性名詞なので、過去分詞型でHistoireを修飾している。そのため、vécueとして、eが付く。さらにHistoiresは複数形でもあるから、vécuesとなっている。実際にあったお話という意味。

tout 頻繁に出る上、使いこなすのは骨が折れる。ただ、ここではentièreを修飾する副詞として機能している。この場合、toutは不変化。entièreは全体のという意味だから、tout entièreで、「まるごと全ての すっかり全部の」と言った意味になる。

entière entierは、女性型になると、èreとして、母音変化を起こす。

sans la mâcher ・・・普通は mâcher la が原則通りだけれども、代名詞が目的語になる場合は、動詞よりも前に来る。Il me regarde. 「彼は私を見ている。」

  J'ai montré mon chef-d'œvre aux grandes personnes et je leur ai demandé si mon dessin leur faisait peur.
  Elles m'ont répondu : 《Pourquoi un chapeau ferait-il peur?》
  Mon dessin ne représentait pas un chapeau. Il représentait un serpent boa qui digérait un éléphant. J'ai alors dessiné l'intérieur du serpent boa, afin que les grande personnes puissent comprendre. Elles ont toujours besoin d'explications. Mon dessin numéro 2 était comme ça :

🌈

僕は自分の大傑作を大人の人に見せた。そして僕の絵が(直訳:彼らを怖がらせるかどうか)(意訳:怖いかどうか)を聞いてみた。彼らは僕に答えた。《どうして帽子が怖いの?》
僕の絵は帽子を表しているのではない。それは象を消化していたボア大蛇を表していた。僕はそれから、大人たちが理解できるよう、ボア大蛇の中身を描いた。彼らはあいも変わらず説明を必要とする。僕の絵の第2号はこのようなものだった。

🌈単語
afin ・・・ 
afin que あるいは afin deという形で用いる。
chef-d'œvre
 傑作 英語のmasterpieceに当たる
comprendre 英語でいうunderstandに当たる。
ferait faireの半過去形
intérieur 男性名詞 内部、内側 形容詞 内部の 内側の
montré
montrerの過去分詞 英語のshowに当たる
si 接続詞 英語のifに当たる。ただ、このsiは、~かどうかの間接疑問を表す。
toujours 英語でいうalways いつも、まだ、とにかく
peur 英語のfearに当たる。恐怖 心配 恐れ
pourquoi 英語でいうwhyに当たる。
répondu
repondreの過去分詞。英語でいうrespondに当たる。
du de + le (仮に不可算名詞に付くと、部分冠詞といって、いくらかのという意味になる。)

🌈熟語(複数の言葉で1つのまとまった意味を成すもの)
faire peur で恐れを抱く
afin que +接続法 afin de + 接続法ともかく ~のために

🌈文法の解説
je leur ai demandé 
sans la mâcherの解説のところでも述べたが、代名詞を目的語にする時は、動詞の前に付く。そして、この場合は助動詞+動詞になっているが、やはり助動詞の前に来る。

Elles m'ont répondu これも上と全く同じ理屈。meが助動詞の前に来ている。

Pourquoi un chapeau ferait-il peur?
フランス語では、しばしば疑問文で倒置が発生する。倒置とは、主語と動詞をひっくり返すことだ。もし倒置をしないとこうなる。"Pourquoi ferait un chapeau peur?" 

・chat gptによると
倒置は、通常、以下のような状況で発生します:

  1. 疑問文:疑問詞が文の先頭に来る場合、動詞と主語が入れ替わります。 例:Quand viendra-t-il ? (When will he come?)

  2. 否定文:動詞の前に否定語が来る場合、動詞と主語が入れ替わります。 例:Jamais je ne ferai ça. (I will never do that.)

  3. 条件文:条件節で「si」が使われる場合、動詞と主語が入れ替わります。 例:Si j'avais de l'argent, j'achèterais une maison. (If I had money, I would buy a house.)

  4. 逆接文:逆接の接続詞が使われる場合、動詞と主語が入れ替わります。 例:Bien qu'il soit tard, nous continuerons à travailler. (Although it is late, we will continue to work.)

接続法について
どんな言語でも言えることだが、接続法は難しい。簡単に言えば、事実ではないことを観念的にのみ伝える手法である。私が男であるとき、もし私が女ならば、という形だ。条件でも、もし~ならば、という使われ方がするため、ここで見分けがつかなくなる人もいるが、条件の場合は、それが事実になる可能性があるという点で異なっている。

従って、よくある例文としては、もし僕が君だったならば、といった形だ。

つまり、現実には起こりえないことをあえて起こした場合、といったニュアンスである。

ただ、今や接続法は、決まりきった使われ方をしているのであって、当のフランス人も、どれほど意識しているかはわからない。素人である我々は、少しずつ慣れていくしかないだろう。

afin que の後は接続法の動詞を使うから、pouvoirの接続法第3人称のpuisseが来ている。



  Les grandes personne m'ont conseillé de laisser de côté les dessins de serpents boas ouverts ou fermés, et de m'intéresser plutôt à la géographie, à l'histoire, au calcul et à la grammaire.C'est ainsi que j'ai abandonné, à l'âge de six ans, une magnifique carrière de peintre. J'avais été découragé par l'insuccès de mon dessin numéro 1 et de mon dessin numéro 2. Les grandes personnes ne comprennent jamais rien toutes seules, et c'est fatigant, pour les enfant, de toujours et toujours leur donner des explications…
  J'ai donc dû choisir un autre métier et j'ai appris à piloter des avions. J'ai volé un peu partout dans le monde. Et la géographie, c'est exact, m'a beaucoup servi. Je savais reconnaître, du premier coup d'œil, la Chine de l'Arizona. C'est très utile, si l'on s'est égaré pendant la nuit.
  J'ai ainsi eu, au cours de ma vie, des tas de contacts avec des tas de gens sérieux. J'ai beaucoup vécu chez les grandes personnes. Je les ai vues de très près. Ça n'a pas trop amélioré mon opinion.

星の王子様

大人たちは中身の見えるボア大蛇だろうが見えないボア大蛇だろうが、むしろそんなことは後回しにして、地理学や歴史、計算や文法に興味を持つように勧めてきた。僕が、画家というすばらしい職業をあきらめたのは、6歳の時の、その時だ。第1号の絵と、第2号の絵が不成功に終わり、僕はがっかりさせられた。大人たちは全く何一つとして理解していない。子供たちにとって、彼らに多くの説明をするのがうんざりすることだということを。
僕は他の職業を選ばなければならなくて、飛行機の操縦を学んだ。僕は世界中を飛び回った。地理学は、そう、大変役に立った。一目見て、中国とアリゾナ州を見分ける事が出来た。夜道に迷った人がいるのであれば、とても役に立つ。僕はそれから、人生の中で、多くの真面目な人と知り合ってきた。僕は多くの大人たちと暮らしてきた。とても近くで彼らと時間を共有した。それは僕の意見をあまりいい方には変えなかった。

🌈単語
abandonné
 abandonnerの過去分詞 放棄する あきらめる
âge 男性名詞 年齢 年
au ⇒ à + le
appris apprendreの過去分詞 知識や情報を得る 学習する
amélioré améliorerの過去分詞 ~を改善する 改良する
carrière 女性名詞 (一生の仕事としての)職業の道、専門職、職業
calcul 男性名詞 算術 計算
conseillé  conseillerの過去分詞 英語でいうrecommendやadvice
coup 男性名詞 一撃 ぶつかること
cours 男性名詞 1:講義、授業、講座 2:流れ 流通
côté 男性名詞 わき 側
choisir 英語でいうchoose 選ぶ 選択する
chez 前置詞 …の家に、…店で …の国では
découragé décourager の過去分詞 がっかりした;気力をなくした
donner 与える
dû devoirの過去分詞 英語でいうmust ~しなければならない
eu avoirの過去分詞
égaré égarerの過去分詞 道に迷った、迷子になった
fatigant fatiguerの現在分詞の変形 疲れさせる
fermés >fermé 英語でいうclosedに当たる。fermerの過去分詞。
intéresser 興味を持つ 英語でいうinterest
insuccès 男性名詞 不成功;失敗
jamais neと共に使う 決して~ない。 英語でいうneverの意味。
ne ~ jamais 全く~ではない
gens 男性名詞 複数 人々、人達
géographie 女性名詞 地理 地理学
grammaire 女性名詞 文法
histoire 女性名詞 歴史
métier 男性名詞 職業
monde 男性名詞 世界
nuit 女性名詞 夜、夜間;睡眠
on 不定代名詞 人間は 誰かが
opinion 女性名詞 (個人的な)意見、見解、説;
ouverts >ouvert 英語でいうopenedに当たる。 ouvrirの過去分詞。
œil 男性名詞 目、眼 目つき まなざし
partout 副詞 至る所に;どこでも;あちこちに
pilloter 操縦する
peintre 男性名詞 画家、絵描き
plutôt 副詞 むしろ、どちらかといえば
près 副詞 空間的 時間的に すぐそばで
reconnaître (前に見聞きしたので)それとわかる、記憶にある
rien neと共に使って、 何も・・・ない
savais savoirの過去分詞 知っている 英語でいうknow
seul 形容詞 英語でいうsole
sérieux 形容詞 真面目な、勤勉な、謹厳な 真剣な 信頼できる 入念な
servi servirの過去分詞 英語でいうserveに当たる …に奉仕する 仕える
tas 男性名詞 山積み 不定冠詞+de+無冠詞名詞で 多数の
trop 副詞 あまりに、過度に 英語でいえばtooか。
très 副詞 絶対最上級 非常に、とても、たいへん
toutes toutの女性形かつ複数形 全ての ~全体
utile 形容詞 英語でいうuseful 役に立つ
laisser 英語でいうleaveやletに当たる。残す。預けておく。~させておく。
volé volerの過去分詞 飛ぶ 飛行する
vie 女性名詞 生命、生

🌈熟語
conseiller de
 原形 ~するほうがいいと勧める
laisser de côté わきに置いておく
toujours et toujours いつも
intéresser à ~ ~に対して興味を持つ
à l'âge de six ans 6歳の時に
une magnifique carrière de peintre 絵描きという素晴らしい職業
premier coup d'œil 最初一目見て
c'est exact 確かに、その通りだ
m'a beaucoup servi
(私にとって)大変役に立った
pendant la nuit 夜の間
au cours de ma vie 僕の人生の流れの中で 自分の人生で
tas de contacts avec ~ ~とのたくさんの出会い
gens sérieux 真面目な人々
de très près 真近から

文法
Les grandes personnes ne comprennent jamais rien toutes seules

rienの位置は、単純時制では動詞の後だが、複合時制では過去分詞の前、不定詞の直接目的となる場合は不定詞の前。
Je n'ai rien entendu.
Il est impossible de ne rien dire.
文章語では後置される場合もある。
faisant mine de ne remarquer rien.

plus, jamaisとともに用いる事が出来る。

Quand j'en rencontrais une qui me paraissait un peu lucide, je faisais l'expérience sur elle de mon dessin numéro 1 que j'ai toujours conservé. Je voulais savoir si elle était vraiment compéhensive. Mais toujours elle me répondait : 《C'est un chapeau.》
Alors je ne lui parlais ni de serpents boas, ni de forêts vierges, ni d'étoiles. Je me mettais à sa portée. Je lui parlais de bridge, de golf, de politique et de cravates. Et la grande personne était bien contente de connaître un homme aussi raisonnable…

🌈

僕は少し頭がよさそうだと思える人に出会うと、いつも肌身離さず持っていた僕の絵第1号をその人に見せて実験してみた。僕はその人が本当に理解力のある人間であるかどうかを知りたかった。でもいつもその人は僕にこう答えた。《帽子です。》
それから僕はボア大蛇のことも、原生林のことも、星のことも彼には話さなかった。僕はその人のレベルに話を合わせた。ブリッジについて、ゴルフに付いて、政治やネクタイのことについて彼に話した。するとその大人は、自分と同じほど話の分かる人と知り合ってとても満足するのだった。

🌈単語
aussi 
副詞 同じように、また、やはり それほど、そんなに
bridge
 英語由来だが、辞書によれば橋のことではなさそう。ブリッジというカードゲーム
cravates
cravateの複数形 女性名詞 ネクタイ
contente contentの女性形 形容詞 満足している
connaître …顔や名前などを知っている。この名詞形が、日本でいう「コネ」の元になった単語
conservé
conserverの過去分詞 英語のconserve 保存する 保管する
compréhensive 形容詞 理解力がある 寛大である
en ここでは、中性代名詞 あるいは 副詞的代名詞 de +名詞、代名詞、動詞不定形、節の代わりをする。物、事柄、時には人を受ける。
  uneの後ろのgrande personneを表す。
étoiles
 étoileの複数形 女性名詞 星
expérience
女性名詞 経験 sur~で~に対する実験
faisais
faireの半過去形
golf ゴルフ 英語
homme ・・・男性名詞 男、男性
lucide 形容詞 明晰な 正気の
mettais mettreの半過去形 ~を置く
ni neと共に用いる接続詞ne … ni A ni B AもBもない
paraissait paraître の半過去形 現れる
parlais parlerの半過去形 話す
portée 女性名詞 porterの過去分詞 射程 届く範囲
que 接続詞 名詞節を導く関係代名詞 ~ということ
raisonnable ・・・ 思慮分別がある 道理をわきまえている
rencontrais
 rencontrerの半過去形 ~に偶然出会う 英語でいうrun into
répondait réponderの第3人称半過去形
sa son, sa, sesと変化する形容詞で、所有を表す。辞書には主語が3人称の時にson,sa,sesと、性数が変化する。
voulais vouloirの半過去形 ~を望む 動詞が来るので~することを望む 英語でいうwant to, would like to

🌈熟語
était bien contente de ~に大変満足していた
Je me mettais à sa portée. 僕は彼女と自分を同じレベルに合わせた。
parler de ~ ~の話をする。
content de ~ ~に満足する ~を気に入る

ne … ni A ni B  AもBも・・・ない。
un peu 少し

🌈文法

mon dessin numéro 1 que j'ai toujours conservé

僕がいつも持ち歩いているデッサン第一号
queが、英語でいうwhichの役割を果たす関係代名詞になっている。

si elle était vraiment compéhensive

si 未来の実現可能性の少ない仮定である場合は、si以下は直接法半過去形になる。だから、était

🌈基本文法
フランス語は、英語と同じく不定冠詞と定冠詞がある。
男性形不定冠詞は un
女性形不定冠詞は une
男性形定冠詞は le
女性形定冠詞は la

たいていの人は冠詞がものすごい苦手で、これだけで意味が分からなくなる。簡単に考えると、不定冠詞は不特定の物。冠詞は特定の物に付く。
何が特定なのかというと、主観的・客観的に1つに定まっているもの。

主観と客観の意味が分からなければ、過去記事を参考にしてほしい。

例えば、冠詞が絶対に付くことで有名な単語は、聖書だ。

la Bible
聖書なんてたくさん増刷されているじゃないか?なぜ定冠詞が付くのかはいろいろと諸説あるだろうが、神の言葉が書かれている聖書は、神の言葉なので唯一無二のものだと考えられている。

地球も一つなので、la Terre しかも大文字
冠詞がなければ、地面とか、土地という意味になったりする。
だけどこのようには考えないでほしい。
冠詞があるのとないのとでは意味が違うという考え方だ。
冠詞があるからそういう意味になるのではなくて、主観的・客観的に1つだと定まっているから、その冠詞が付くのである。冠詞が意味を決めるのではなく、意味や事物の在り方が冠詞のあるなしを決めるのだ。

だから、聖書がたくさん増刷されているにもかかわらず、la Bibleとされるのは、宗教を持つ人たちにとって、主観的な意味で、神の言葉が一つであるということが共通しているからだろう。我々日本人からすれば、当然たくさん増刷されているのだから、les Biblesなんてやってしまいかねないし、私たちからすれば、実はそれは正解だったりする。

他にも、ある物の総称を指すこともある。

Le chien 犬というもの
un chien 数ある犬の中の適当な 1匹

主観的に一つ、というのは、たくさんあるのだけれども、複数の人たちの中で、それと定まっているものをいう。
Fermez la porte.ドアを閉めてください。(閉めろと言う人と、言われた人にとっては、どのドアであるのかわかっている。)





🌈サンテグジュペリが言いたいこと(文学)


表面しか見ない人と、中身が見える人
虚だけを見るのではなく、実を見ることが出来る人
僕はそういう人が頭のいいひとだと思う

 サンテグジュペリはヒントを大人に与えている。帽子が怖いかどうか。わかりきっているものをあえて見せてくるのはなぜか?ひょっとすると帽子ではないのではないか・・・少なくともそれくらいのことを考えてほしかったのだと。

 日本人には考えにくいことですが、サンテグジュペリは、自分の進路が絵描きからパイロットへ変わってしまったことを、堂々と「大人たちのせい!」と言っています。

 儒教社会の影響がある日本では、大人のせい!というと、大抵オウム返しのように、「人のせいにするな!」とか、「自己責任!」とか、「お前のせいだろ!」とか、まるで何も考えていない大人がそれだけいっときゃその場は収まるという感じで、決まりきった文句を返してきますね。

 このことも、星の王子様の後半で、暗に批判されています。王子様がやまびこを聞くシーンです。あれは王子様がやまびこをしらなかったとか、やまびこを本当に人の声だと思ったということをいいたいのではなくて、大人たちの洞察力の無さ、常識を疑わない態度、マウント精神、保身志向などを批判していると考えられます。



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