B'z「LOVE PHANTOM」歌詞解読
いらない何も 捨ててしまおう
君を探し彷徨う my soul
Stop the time, shout it out
がまんできない 僕を全部あげよう
せわしい街のカンジがいやだよ
君はいないから
夢に向かい交差点を渡る
「途中の人」はいいね
ふたりでひとつになれちゃうことを
気持ちいいと思ううちに
少しのズレも許せない
せこい人間になってたよ
君がいないと生きられない
熱い抱擁なしじゃ 意味がない
ねえ 2人でひとつでしょ yin and yan
君が僕を支えてくれる
君が僕を自由にしてくれる
月の光がそうするように
君の背中にすべり落ちよう
(そして私はつぶされる)
丁度 風のない海のように
退屈な日々だった
思えば花も色褪せていたよ
君に会うまでは
濡れる体 溶けてしまうほど
昼も夜も離れずに
過ごした時はホントなの
君は今何おもう
腹の底から君の名前を
叫んでとびだした it's my soul
カラのカラダがとぼとぼと
はしゃぐ街を歩く
欲しい気持ちが成長しすぎて
愛することを忘れて
万能の君の幻を 僕の中に作ってた
いらない何も 捨ててしまおう
君を探し彷徨う my soul
Stop the time, shout it out
がまんできない 僕を全部あげよう
幻をいつも愛してる
何もわからずに
難解でした。まず考えやすいところからパーツを抜き出して行きます。
せわしい街のカンジがいやだよ
君はいないから
夢に向かい交差点を渡る
「途中の人」はいいね
男は人通りの多い街を歩いています。「君」。これはその男の恋人でしょうね。
「夢に向かい交差点を渡る。」男は、夢に向かって進んでいるのですが、そこは交差点です。つまり、男の意思次第では、二つの道のどちらか一方を選ぶ岐路に立っているということです。従って、男はどちらの道に行こうか迷っています。だから、すでに道を決断して進んだ「途中の人」を羨ましがっています。ここには、男の迷いと、その迷いを吹っ切れずにいる男の苦悩が読み取れますね。
男は一体、どんな夢を持っているのでしょうか?交差点の果てには、2つの「夢」があるはずですが、その二つの「夢」とは、一体何なのでしょうか?
ふたりでひとつになれちゃうことを
気持ちいいと思ううちに
少しのズレも許せない
せこい人間になってたよ
ちょっと性的な表現ですが、男は自分のことを反省しています。そしてその反省の内容は、「君」との関係にあったということが読み取れます。少しのズレも許せない。せこい人間になってたよ。これは一体、どういうことでしょうか。そして、これは先ほどの歌詞、「せわしい街の感じがやだよ、君がいないから」ともかかわっているようですね。男が「せわしい街」を歩いているのは、すでに「君」がいなくなった後、であることが読み取れます。
君がいないと生きられない
熱い抱擁なしじゃ 意味がない
ねえ 2人でひとつでしょ yin and yan
君が僕を支えてくれる
君が僕を自由にしてくれる
月の光がそうするように
君の背中にすべり落ちよう
(そして私はつぶされる)
ここは、歌うと言うより、台詞を読んでいる箇所です。
ここでは、男と女がどういう関係を歩んできたのかが凝縮されています。
yin and yanというのは、陰陽のことです。つまり光と影。
ここには、男の女に対する超強烈な依存心が読み取れます。例えば、男が夢見る職業というのは、「自分の自由を手にする職業」であることが多いです。組織とかに属さずに、自分で独立して働く部類の職業ですね。
例えば考えやすいのが、「ミュージシャン」とか。これはB'zがミュージシャンであることをヒントにしたのですが、売れないミュージシャンが多いのも事実です。
どうも、男は自分の「将来の自分の夢」と、「女と生きていくための安定した堅実な職業」と、どちらを選ぶのかで迷っているようです。男は自分の夢をあきらめきれない。だから、女に自分の生活を支えてもらっているのです。
しかし、女が自分の生活を支えてくれているのに、男は、自分の存在が女にとっては「光」なのだと考えています。自分が夢をかなえるということが、女にとっても「夢」なんだ。だから、僕と君は一つなんだ。という一方的な決めつけなんですよね。すると、二人で一つになれちゃうことを、気持ちいいと思っているうちに、少しのズレも許せない、せこい人間になっていくわけです。
どういうことかというと、自分の頭の中にある「夢」に向かって進んでいくために、その女の協力が必要であるのだとすれば、女を支配し、管理し、自分の夢の実現に向かって、「超合理的な動き」を要求するようになるのです。
人間というのは勝手なもので、放っとくと本能的に奴隷社会を築きます。この男の頭の中は、「理想の実現・夢の実現」そのために、女はしっかりと動かなければならないし、それがその「女」にとっても目標であり、夢なのだと言う思いがあるのです。思い通りに動かない女に対して、文句とかを言いまくっていたのかもしれませんね。男は女を陰だと思っていたのです。
依存者っていうのは、不思議なことに、依存対象を馬鹿にするという人間関係の法則があります。イスラム教は女性蔑視をしているくせに、女性がいないと困るはずです。傲慢な上司も、部下がいないと困るくせに、部下のことを馬鹿にするものですし、私の実体験でもそうでした。
だから、「月の光がそうするように君の背中に滑り落ちよう」といって、僕が君の光になってあげるよ!君の夢も希望も、僕の夢だ!みたいな勝手な決めつけが男の中で行われているわけです。自分で君を満たしてあげるよ!みたいな感じ?
支配者は、被支配者がいるから支配者でいられるのです。支配者は常に被支配者に依存しています。依存された存在は、どんどん押しつぶされて行きます。今の日本みたいですね。
だから、女はそうして押しつぶされてしまうのです。
そして私はつぶされる
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