減反政策の実情
私の勝手な考えなんですけどね。
どの社会も、第1次産業が基本です。米とか、麦とか、そうした生産者がいてくれないと何事も始まりません。
で、その生産物を、今度は流通過程に載せます。卸売業や小売業が、利益を上乗せします。そうして、私たち消費者の下に届けられるわけですね。
魚でも農産物でもなんでもそうなんですけど、農家から直接買えばよく、漁業者から直接買えば、安く済む。それはそうなんです。
で、昔、日本は今よりもずっと米の生産が盛んでした。作りすぎると、余ります。そして、価格も下がります。結局、農家は米を作るのをやめたくなります。それならということで、自家消費に回します。そうすれば、さしあたっては、コメは無駄になりません。米は保存がききますし。作った分をちゃんと消費すれば、食費も浮きます。
しかし、ここで政府からすれば困ったことが起きます。
自給自足が一番困るんです。
仮に、私たち国民全員が、自給自足をし、その社会を見事に完成させたとしましょう。自分達で作って、自分達でくう。
これだと、流通過程が全くないんですよ!!!
足りないからこそ需要が生まれるんですよ!
するとどうなるかというと、利ザヤが生まれなくなるんです!!!
実はこれが一番困るんです。上にとって。
だから、減らすんです。米の生産を。
減らしたら、足りなくなります。足りなくなるから、需要が生まれます。だから、米を買おうとします。買おうとする人は全国にいます。だから、流通が生まれます。
すると、その過程で、利ザヤを得ることができます。その利ザヤが何になるのかというと、税金の元になるのです。
米以外の農作物、麦や大豆などを生産したら補助金が出る。そういって、別の作物に切り替えさせました。これは、いい面も悪い面もあるでしょう。米以外の作物が実れば、栄養価もまた異なるわけで、様々な商品、レパートリーが増えて、農業界も、彩りが増えるからです。こうすることで、供給過多になっている農産物を減らしたいのです。
繰り返しますが、足りないからこそ需要が生まれるのです。
そうして、全体的に足りない状況を作る。そしたら、それを欲しがる人がいて、その人が求め始める。だから、それを出荷する。流通にのる。利ザヤが生まれる。税金の元手になる。その繰り返し。
次に、政府がやりたいのは、輸出米の増産です。なんで日本自体で消費するコメの生産を増やさず、自家消費も増やさず、輸出米にこだわるか。
輸出米は、足りない他国への販売です。輸出することで、タンカーで運んだりする流通が発生します。貿易差額で、利ザヤが生まれます。
実は、政府の儲け方は、この利ザヤを元手とした税収入なのです。
ポツンと一軒家にあるように、自分達で作って自分達で消費する。農産物をプレゼントし合って皆ハッピー。
番組としてはいいものですし、私たちも、このような生活にあこがれを持ちたくなりますが、これは最悪の結果なのです。
政府自体が物を生産することはできません。公務員や自衛隊も農業はしませんし、漁業もしませんよね。そういう意味では、ただ消費し続ける存在です。政府は、何もないところに浮んでいる空気です。しかし、全ての人からエネルギーを回収することでその存在を保っています。いわば、悟空の元気玉みたいなものです。エネルギーの塊です。生の塊です。
悟空の元気玉は、皆からエネルギーを吸い取る代わりに、とてつもないパワーを持った攻撃を行うことができます。この攻撃性は、戦争による攻撃を連想させるものですね。
核だ核だと言う北朝鮮が、下地では日本よりもずっと大規模な農業生産をさせています。飢饉が生まれた場合は今は想定しないでおきます。あれだけの規模で農業をさせておけば、それなりに生産物は豊かになるはずです。しかし、自家消費なんて絶対に許しません。税金として徴収し、利ザヤで外貨を稼ぎ、核の生産に回す。だから、農業はすごい行われているのに、国民は餓死してしまっているのです。
とまぁ、こういう仕組みになっているんじゃないかな~って思うわけですね。
