B’z 「夢見が丘」 歌詞解読 (1日限定公開記事)これ読むと、あらためてB'zってすごいなって思うよ
この歌は、私が生まれて初めてB’zを聞いた時の記念すべき歌。一番好きになった最初の歌です。今回はこの歌詞の意味を解読していきます。
注意:
本記事の内容は、読後感が(毎度のことながら)悪くなる可能性があります。そういう意味で後悔するかもしれません。
記事自体の内容はしっかりとしているという自信があります。
この歌詞が入っているアルバムが「Loose」です。
他記事で発表している「消えない虹」も収録されていますよ!確か・・・。Bad communicationとかも。私のB’z愛はここから始まったように思います。
このCDは買っても後悔しませんでしたね。
大地は知らない 人の喜び悲しみ
愛し合い奪い合い 徒に心達は乱れてゆく
人が喜んだり悲しんだりするのは、変動する「心」というものを持つからです。「大地」は核ミサイルを何発撃ち込まれても、ある程度変形することはあれど、相変わらずそこにある、不動のものです。地球が爆発でもしない限り、寿命と言うものもありません。実質無限です。有限や無限という観念さえ、私たちの頭の中にあるだけのものだし。
心は「変動」 大地は「不動」
私たちが喜びや悲しみを感じることができるのは、「心」を持つものだからこそです。しかし、生きていく過程で、心はどんどん乱れていきます。愛し合い、奪い合うからですね。
人は心を持っているけれども、変わらない心を望むもの。それもできれば、幸せを感じ、その感じている幸せがずっと続く、そうした不動状態を求めるものです。それを感じていられる場所が、心の大地 「夢見が丘」です。
人が争い合うのは、本能的にその場所のありかを察知し、(そこが本当にそういう場所であるかどうかはともかくとして)、そこを巡って争い合うからです。
(昔は、土地を巡っての争いが多かったものです。いい土地からは、豊かな作物が実ります。水利権等とも絡んで、河の近くであることが重要です。かなり具体的ではありますが、こうしたものを巡って争い合う。しかし、土地はそんなこと、全く気にしませんね。でも、この詩はもっと精神的なレベルで話を進めていますね。)
ああ君を思い浮かべるだけで この胸は子供のように
ただうろたえるばかりの不始末で 会いたい 嗅ぎたい 抱きたいよ
主人公はおそらく男です。で、君は女です。より抽象的に言えば、「母胎を求める側」である「アダム」=「男」と、「母胎を求められる側」である「イヴ」=「女」のことだと思います。
恋をすると、人の心は乱れに乱れるものですよね。女の居る場所に不動の幸せを感じ取るわけです。逆に言えば、自分の居る場所にはそこまでの幸せを感じなくなるということもできます。
そこを巡って男たちは争い合うわけですね。人間とは情けない生き物で、「人類共通の夢」は産まれる前の母胎に帰ることなんです。あの場所は心が一切乱れることがない場所。母胎こそが、安心な場所なのです。寒くもなく、熱くもなく、嫌な奴もいない・・・。この世界の不快感から完全に隔離された場所です。人が恋をするのは、その場所に到達することを夢見るからです。特に「男」側からすれば、母胎に帰ること。だからこそ、男は女とセックスをすることに極上の喜びを見出します。逆に「女」側からすると、自分とセックスをすることによって極上の喜びを感じる「男」こそがいとおしく感じられます。自分がそれだけ魅力的な女であることを反射的に感じ取れるからです。だから、女の恋は、大抵の場合「男」を待つような体制になります。
恋をする時期は、ルソーの「第2の誕生」の時期と特に重なり合います。精神的にはまだ母胎の中にあった自分達の心は、次第に破けて外に出て行きます。しかし、私たちの夢は、その反面、母胎に回帰することにあるのです。従って、別の女に母胎のありかを求め始めます。それが心のよりどころとなるのです。
出逢い 別れ 土に埋もれ
陽が沈むように死んでゆく
わずかな時をむさぼり合おう
夢を見続けるこの丘で
出会って、分かれて、土に埋もれる。陽が沈むように死んでいく。
太陽は、聖人だろうと極悪人であろうと平等にその光を降り注いでくれます。つまり、万人に対して平等の恩恵です。万人に共通することです。
ここから、全ての人間は、出会って、分かれて、やがては土に埋もれていく(死ぬ)と言うことを意味しています。そして、人生とはとてもはかないものであり、一瞬です。だから、わずかな時をむさぼり合おうと言っているわけですね。
で、ここがまた、エロティックなのですが、夢を見続けるこの丘というのは、恐らくは子宮 母胎を指しています。つまり、愛し合うことによって、このはかない人生を共にむさぼり合おうと謳っているのです。
先生、あなたの言葉が思い出せない
優しい瞳に何を学んだのだろう わからない
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