マッチングアプリで会った子にぼったくりバーに連れて行かれた話(1)
仕事中、自分のパソコンのブラウザでマッチングアプリを開き、ツールを回す。
ものの5分10分程度で作った非常に簡単なものだが、このツールを使うのと使わないのとでは雲泥の差だ。
これが何をするものかというと、ただ単純にオンライン中含むログイン日時の新しいユーザーに足跡を付けまくるだけのものである。
マッチングアプリにおいては、プロフィール写真や自己紹介文を適切に作り込んでいる場合、この足跡ツールを回すだけで自動的にマッチングを量産できる。
また、足跡を付けるだけでマッチングできる人というのは、今現在やり取りしている人とのメッセージに満足しておらず、自分のプロフィールに付いている足跡を確認しており、こちらのプロフィール写真を見てNGだと思われず、自己紹介文を見て何らかの期待を抱いた女性、の可能性が高い。
そのように自己紹介文を作り込んでいるのだ。
当たり障りなく無難な自己紹介文では、相当男性の顔が良いか女性がチャレンジャーでない限り、女性側からのマッチング申請など望めないだろう。
マッチング申請が来たものは片っ端から承認していく。
承認すること自体にデメリットはないからだ。
相手のプロフィールを確認して完全にないなと思えばメッセージを送らなければいいし、メッセージが来ても返信しなければいい。
できるだけ思考のリソースを割かず淡々と処理していく。
一日に一回、片っ端から申請を承認して、返信やメッセージ送信を行う。
余裕があれば返信の早い子には早めに返したほうがいいが、低労力でやっていくなら一人一日一回の返信でいい。
メッセージは相手のプロフィールなどを読んで、会うことから逆算して最初に何を話題にするかを考える。
といってもパターンは決まっているので、どのテンプレが当てはまるかを考えるだけだ。
基本的には女性からのファーストメッセージは「はじめまして。マッチングありがとうございます。よろしくお願いします」くらいの中身のないものが大半なので、メッセージが来ていようといまいと、こちらがテンプレを送ることに変わりはない。
中身のあるメッセージだったとしても、それはこちらのプロフィールに反応して送ってくれているものであることが多い。
こちらのプロフィールの内容はすべてアポ取りの布石として機能するので、どこを突っ込まれたとしてもそれに応じたテンプレを展開できる。
そうやって淡々と一日一通のメッセージを送り、先着順でアポの予定を埋めていく。
なんのことはないそのうちの一件に、そいつはいた。
