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会社員に戻る気持ちが薄れていると、初めて認めた日のこと

転職エージェントから届いた求人票を、パソコンの画面にいくつか並べていました。

会社名、職種、勤務地、年収、仕事内容。
条件だけ見れば、応募を検討してもおかしくない求人ばかりでした。

こんにちは、じゅんです。

その日、私は「どこに応募するか」を考えていたはずでした。けれど途中で、別の問いが浮かびました。

なぜ、これをやっているのだろう。

再就職したほうがいい。
会社員に戻ったほうが安定する。
家族のことを考えても、そのほうが自然だ。

頭ではそう理解していました。
それでも、画面の前で手が止まりました。
今日は、そのとき初めて自分の中にあった変化を認めた話です。


求人票を見ても、気持ちが動かなかった

退職してから、就職活動を完全に止めていた時期はありません。

エージェントから求人を紹介してもらい、条件を確認し、気になる企業があれば詳しく見る。以前なら、その流れの中で「ここは少し面白そうだな」と思う瞬間がありました。

でも、その日は違いました。

求人票を開いても、仕事内容を読んでも、気持ちが前に出てこない。
悪い会社に見えたわけではありません。
条件が合わないと即断できる内容でもありませんでした。

むしろ、普通に考えれば検討する価値はある。

だから余計に戸惑いました。

私は仕事をしたくないわけではありません。
働くこと自体を避けたいわけでもありません。
家族を支える責任もあります。
収入がない状態への不安も、当然あります。

それなのに、会社員に戻る選択肢を前にしたとき、以前ほど心が動かない。

その事実を見ないようにしていました。

気づいていたのに、認めていなかった

「認める」という言葉は、思っていたより重いと感じました。

気づくことと、認めることは違います。

気づくだけなら、まだ距離を取れます。
「たまたま今は疲れているだけ」
「良い求人に出会っていないだけ」
「もう考えれば気持ちも戻るかもしれない」
と説明できます。

実際、私もそう考えていました。

会社員に戻る気持ちが薄れている。
その可能性は、少し前から頭のどこかにありました。

でも、それを認めると、何かを裏切るような気がしました。これまでの経験。転職活動に協力してくれている人。家族への責任。会社員として積み上げてきた自分。

だから、別の言葉に置き換えていました。

慎重に考えている。
まだ方向性を整理している。
今はタイミングを見ている。

どれも嘘ではありません。ただ、核心から少し離れた言い方でした。

求人票を並べていた夜、私は初めて正直に言葉にしました。

会社員に戻ることへの興味が、前より薄れているのかもしれない。

AIに言われて、少しだけ嫌だった言葉

そのあと、AIにこう入力しました。

「自分の今の状態を整理したいです」

求人票を見ても気持ちが動かないこと。再就職したほうがいいと頭ではわかっていること。けれど、会社員に戻ることを考えると、どこか力が入らないこと。

うまく説明できないまま、思いつく順番で書きました。

AIは、私の状況をいくつかの可能性に分けて整理しました。
その中に、こんな言葉がありました。

「興味が移っているのかもしれません」

それを読んだ瞬間、少しだけ嫌な感じがしました。

否定したいというより、見つかってしまった感覚に近かったです。
誰かに強く言われたわけではありません。
AIの一文に、勝手に反応しただけです。

でも、その反応でわかりました。

私は本当は、もう気づいていた。

AIに言われたから変わったのではありません。
自分の中にあった言葉を、画面に出されたことで見逃せなくなっただけです。

会社員をやめる結論は、まだ出さなくていい

ここで大事にしたいのは、「だから会社員には戻らない」と決めたわけではないことです。

再就職活動をやめる話でもありません。
独立に振り切る宣言でもありません。
今の私に、そこまで言い切れる材料はまだありません。

ただ、会社員に戻る気持ちが薄れている自分を、責める必要は少し減りました。

これまでは、求人票を見て気持ちが動かないたびに、自分が怠けているように感じていました。

逃げているのではないか。
現実を見ていないのではないか。

そんな言葉が浮かびました。

でも、別の見方もあります。

それは、興味の向きが変わってきているサインかもしれません。

AIを使った仕事、記事を書くこと、アプリや仕組みを試すこと。まだ仕事として確立したわけではありません。それでも、自分から手が伸びる時間が増えています。

一方で、会社員としての求人票には、以前ほど自然に向き合えない日がある。

この差を、怠慢と決めつけなくてもいいのではないかと思いました。

認めたら、少しだけ楽になった

認めることは、結論を出すことではありませんでした。

むしろ、結論を急がないために必要な作業だった気がします。

会社員に戻るのか。
別の働き方を探すのか。
両方をしばらく並べて考えるのか。

その答えは、まだ途中です。

ただ、自分の気持ちをなかったことにしたまま考えると、どの選択肢も重くなります。再就職を選んでも、独立準備を進めても、どこかで無理が出る気がしました。

だから今は、まず事実として置いておきます。

会社員に戻る気持ちが、以前より薄れている。

その一文を置いただけで、少し呼吸がしやすくなりました。

これからどうするかは、まだ決めきれていません。

でも、気持ちがついてこない自分を責めるより、今どこに興味が向いているのかを見たほうが、次の判断には近づける気がします。

やるべきことから少し離れたとき、私は今、どの方向に自然と手を伸ばしているのだろうか。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私も試行錯誤しながら、毎日更新を続けています。
考え方の整理から、キャリアのこと、子どもとAIの付き合い方など、
同じように悩んでいる方の、小さなヒントになれば嬉しいです。

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