私が「なす推しさん」でNHKあさイチに出演したわけ
私は、休日に料理家の夫とともに、産地や作り手の方を訪れ、農業や食の魅力を文章や写真で発信することを、個人のライフワークとして続けています。(主に餅・米・地域ならではの野菜や郷土料理など)
先日、NHKあさイチへスタジオ生出演しました。
名前は「松本純子」ですが、博多華丸・大吉さんに「なす純」と光栄なニックネームを付けていただいたのがお気に入りで使用しています。
なぜ私がなすが好きになったのかを改めて考えることに。
1.なす生産量No1県に住んだことがきっかけ
私は、全国転勤がある職業に就いています。これまで5回転勤しました。
初の勤務地がナス生産量全国1位の高知県だったことから、おいしいナスに夢中に。その後、自分でも栽培を試みるほどナスの虜に。(アグリス成城、アドれ恵比寿、チャヴィペルトなどで仲間達と栽培)

2.ナスはコスパ最高の野菜である
高知県のナス農家は一つの苗から100個以上のナスを育てるプロ農家。自分だと最初は10個程度しかできなかったが、徐々に30個以上作れるように。
ナスは切り取ってもまたどんどん出てくる習性があり、栽培期間も長く、次々に実をつけるコスパ最高野菜であることが分かりました。

3.200種類?なすは「千両」だけじゃない
全国にあるナスの種類を数えるのは、いろいろな方法があります。
①品種登録データ検索(種苗法に基づき品種登録されたナスの品種数)
②流通品種データベース(登録品種以外のものを含めた国内流通)
③野菜品種名鑑(一般社団法人日本種苗協会が発行している)
2によると流通しているナスは200種類ほど存在することが分かります。
スーパーに売ってあるのは「千両」などの長卵形や「筑陽」などの太長がほとんど。珍しいなすが売っていたら、食べないともったいない。

4.私の好きななすの世界
いくつか紹介します。番組で紹介した以外のなすもあるよ。
世界一小さい「マイクロナス」(タイ)
手のひらにたくさん乗る可愛いマイクロナス。ちょっと固めなので、素揚げで塩をふっておつまみで食べるとクリーミーな旨味が押し寄せます。

にいがた十全なす(新潟市)
新潟県で栽培されているナスの品種。十全なすの浅漬けは新潟の夏の定番です。

とろーり白ナス
最近、スーパーでも見かけるようになった「白ナス」。私も家庭菜園で「とろーり旨なす」という品種で栽培しましたが。とても上手にできました。果肉は緻密で加熱することでねっとりとろーりとした柔らかな食感になります。

フィレンツェ(イタリア)
こちらはフィレンツェ。黒紫色に光っているのが特徴。世界で一番おいしいと称されるだけあって、最強にうまい。

輪切りにしてステーキがおすすめ。

マー坊
その名のとおり麻婆茄子適したナス品種として知られている「マー坊」は、ヘビナスのF1新品種で、果長25~30cm、太さ約3cmのやや曲りのある細長タイプ。赤紫色が鮮やかで、中華料理など油を使う加熱調理に適しています。


美ーナス(翡翠ナス):徳島県
翡翠ナスの一種で、アクが少なく、甘味が強いのが特徴。世界中の人に食べてもらえるようグローバルGAPなどの認証も取得。

佐土原ナス(宮崎県)
宮崎県の伝統野菜。かつては「幻のなす」と言われ、戦後は誰もつくる人がいなくなってしまった。しかし、たった4粒の種を発芽させることに見事成功し、復活を遂げたなす。最近ではスーパーなどでも手に入るので嬉しい。なめらかな口当たりと品のいい甘さが特徴。

狩留家なす(広島県)
広島勤務のときに食べたおいしいなす。1980年ごろから狩留家地域の3軒の農家が自家用として作り続けていたものを、近年ブランド野菜として販売をスタート。りんごのように甘く加熱すると柔らかい。
吉川なす(福井県)
北陸初のGI(地理的表示保護制度)登録、また伝統野菜としては全国初の登録産品。火を通すととろみのある食感が生まれ、煮崩れしにくく味が濃い。
萩たまげなす(山口県)
おったまげーなナス。重さ500g以上、長さ約30cmと普通のなすの3~4本分ほどの大きさで、皮が薄く実が詰まっており、柔らかくてきめ細やかな肉質が特徴。丸ごとオーブンで焼いたときのあの感動は忘れない・

ざっくりと紹介しただけで、こんなにあるなすの種類。まだ食べたことのないなすに出会うのを、楽しみにしています!(他にもあればコメントで教えてください)
