モーメント回覧板-不動性ソリティア学会会報- vol.4
まえがき
皆さんこんにちは。この度8月より正社員になったSSMです。以前より忙しくなるためMDの活動やこの記事の投稿が遅くなるかもしれませんがご容赦ください。
さて、
【更新情報】「『OCG』ニュース」更新!
— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) August 12, 2025
Vジャンプ10月特大号掲載記事:第3回 『ストラクチャーデッキ パワー・オブ・フェローズ』収録カードを公開!#遊戯王 #OCGhttps://t.co/1KzYOlHFm6 pic.twitter.com/aKk7exeQyr
ストラクチャーデッキ「パワー・オブ・フェローズ」第2報来ましたね。
正直に打ち明けますと、前回の情報の時点では、「シンクロ・フェローズ」という1枚初動はもらえたものの、残りの3枚が微妙な効果であったために、構築が既存のものの延長にしかならず、誘発受けという根本の問題の1つが解決していないという不満があり、期待値が低い状態でした。
しかし今回発表された新規カードは構築や展開ルートに革命をもたらし、また第1報で発表された新規の評価が大きく覆るものであったため、デッキパワーがかなり上昇する見込みです。
それでは次項から今回判明した新規を見ていきましょう。
「スクラップ・シンクロン」

スクラップ・シンクロン 星1 地属性
機械族・チューナー ATK/700 DEF/100
このカードは「シンクロン」チューナーの代わりとしてS素材にできる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「シンクロン」チューナーを素材とするSモンスターをS召喚する場合、手札のこのカードもS素材にできる。
②:自分フィールドの以下のモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにフィールド・墓地のこのカードを除外できる。
●「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたモンスター
●元々のカード名に「ウォリアー」を含むSモンスター
星1の新たな「シンクロン」チューナー。①効果で、「ジャンク・スピーダー」や、後述の「スクラップ・ウォリアー」など、「シンクロン」チューナーを要求するSモンスターをS召喚する時、自身を手札から素材にできます。②の「ジャンク・ウォリアー」関連モンスターや「ウォリアー」Sモンスターの破壊身代わり効果と、後述する「スクラップ・ウォリアー」がこのカードを素材指定しているため「シンクロ・オーバーテイク」にも対応しているのも嬉しいですね。
「スクラップ・ウォリアー」

スクラップ・ウォリアー 星3 地属性
戦士族・シンクロ・効果 ATK1700/DEF 100
「スクラップ・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚した場合に発動できる。 「ジャンク・シンクロン」1体または「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたカード1枚をデッキから選び、 手札に加えるか墓地へ送る。
②:「スクラップ・ウォリアー」以外の自分フィールドの以下のモンスターが発動した効果は無効化されない。
●「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたモンスター
●元々のカード名に「ウォリアー」を含むSモンスター
星3の新たな「ウォリアー」Sモンスター。①効果でデッキから「ジャンク・シンクロン」や「シンクロ・フェローズ」をはじめとした「ジャンク・ウォリアー」関連カードをサーチできます。②の耐性付与はまあおまけですね(こいつが通る時点で盤面のモンスターへの誘発ほぼないようなものなので)。星3なので「アサルト・シンクロン」と合わせてスピーダーにもなれます。
新規による構築の変化
今回の新規の登場により、「フルスピード・ウォリアー」と「ライティ・ドライバー」が1枚初動になりました(ルートは後述)。

ライティ・ドライバーはフルスピードと召喚権が被るためフルスピードだけを勘定に含めると、増援、フェローズと合わせてデッキの1枚初動が7枚になることになります。13期の環境デッキ基準だとまだまだ足りませんが、「シンクロン」デッキとしては大きく前進です。
また今回の新規2枚で「アンカーボルト・ヘッジホッグ」の評価が一変しました。

フェローズ以外にも「スクラップ・ウォリアー」の効果で墓地へ落とし、そのまま蘇生することが可能となったため、使い勝手が非常によくなりました。「ジャンク・ウォリアー」関連カードがいれば相手ターンに蘇生することも可能であるため、それを利用した誘発受けルートも開拓できました。
既存のカードの中では、「調律」や「シンクロ・オーバーテイク」の初動や貫通札としての価値が大幅に向上しました。


「フルスピード・ウォリアー」に「灰流うらら」や「無限泡影」のような誘発を打たれた後に「スクラップ・シンクロン」をサーチすればそのまま「スクラップ・ウォリアー」に繋げて展開できる他、マルチャミーと組み合わせてスピーダーに行けるようになったのも大きいです。中でもオーバーテイクは「ジェット・ウォリアー」でEXデッキを圧迫せずとも自然に星1の「シンクロン」チューナーを確保できるようになったため、使い勝手がかなりよくなったと言えるでしょう。
サンプル構築
こちらがサンプル構築になります。

スピード・ウォリアー→フルスピード・ウォリアー
ボルヘジ→アンカーボルト・ヘッジホッグ
シンクロ・チェイス→シンクロ・フェローズ
ワンショット・キャノン→スクラップ・ウォリアー
安定性向上のため、スピーダーで出す対象として被りがちかつ素引きが弱いジェットとレボシンは不採用としました。
ジャンク・デストロイヤーの枠は新規の「ジャンク・ウォリアー・エクストリーム」との選択です。
「展開ルート」
ここからは展開ルートの紹介となります。
既存のカードの略称は過去の私の記事を参照してください。
フルスピード・ウォリアー初動(基本展開)
「フルスピード・ウォリアー」(以下フルスピード)召喚。効果で「シンクロ・フェローズ」(以下フェローズ)サーチ。

→フェローズ発動。ジャンクロンと「スクラップ・シンクロン」(以下スクロン)サーチ(その後他のカード1枚を捨てる)。

→フルスピードと手札のスクロンで「スクラップ・ウォリアー」(以下スクウォ)ss。効果で「アンカーボルト・ヘッジホッグ」(以下アンカー)を墓地へ。

→フェローズ②効果でスクウォを星2にして召喚権追加。
→ジャンクロンns、効果でスクロン蘇生。

→ジャンクロンとスクウォ(星2)でスピーダーss。効果でホイールスタロンジャンクロンアサルトss。スタロンでイルミネイトサーチ。

→スピーダーとジャンクロンでΩss。

→Ωとアサルトでバロネスss。
→スクロンがいるのでアンカー自己蘇生

→ホイールとアンカーとスクロンでアクスタss。アクスタ効果でスクロン蘇生
→イルミネイトでトレイルss

→スクロンとイルミネイトでアクセロンss。トレイルでトークン生成。

→アクスタとスタロンで赤き竜ss。赤き竜でランブルサーチ。
→アクセロンでスタロン落として星9に

→赤き竜でアクセロン対象にトリシューラss(1ハンデス)。

→アクセロンとトークンでパテルss。

→ランブルでスタロン蘇生。
→ホイール墓地効果でトリシューラ星5に

→トリシューラ(星5)とスタロンでアーケティス(1ドロー)。

→パテルリリースしてスタロン蘇生、反応してトレイル蘇生、アサルトでパテル蘇生。

→Ωで自身と好きなカード回収。
→スタロントレイルでΩ(1ハンデス)

→パテルでΩ帰還(1ハンデス)。
最終盤面:1ドロー3ハンデスパテルバロネスアーケティス
スピーダーに誘発を食らったら

例として無限泡影を食らった想定で動きます
A) パテル+セイヴァースター2連打
スクロンがいるのでアンカー蘇生

→スクロンとアンカーでThe スターハム(以下スターハム)ss。効果で手札1枚コストにアンカーチューナーとして蘇生

→アンカーとスターハムでアクセロンss
→アクセロンでアサルト落として星7に

→スピーダーとアクセロンで赤き竜。赤き竜でランブルサーチ

→ランブルでアクセロン蘇生
→アクセロンでホイール落として星10に

→赤き竜でアクセロン対象にしてパテルss
→ホイールでアクセロンを星7に

→パテルでホイール帰還

→ホイールとアクセロンで赤き竜

相手ターン:
赤き竜でパテル対象にセイヴァースター

これで盤面にパテルとセイヴァースターが並び、更に墓地にアサルトの布陣が整いました。アサルトでセイヴァースターを蘇生することで、万能無効+全体破壊効果を連打できます。
B) パテル+アーケティス+トリシューラorセイヴァースター
A)のアクセロン出すところまでは同じ
→アクセロンでスタロン落として星9に

→スピーダーリリースしてスタロン蘇生。効果でイルミネイトサーチ

→イルミネイト含む手札2枚コストにスターハム自己蘇生

→スターハムとアクセロンで赤き竜。赤き竜でランブルサーチ

→ランブルでアクセロン蘇生
→アクセロンでホイール落として星10に

→赤き竜でアクセロン対象にパテルss

→パテルでスターハム帰還
→イルミネイト②効果でスタロン星5に

→スターハムとスタロンでアクスタ、効果でスクロン蘇生

盤面:パテルアクスタアクセロン(星10)、墓地アンカー
この状態で相手ターンへ
スクロンがいるのでアンカー蘇生(こちらを必ず先に!)

→アクスタ②効果でスタダss、スクロンと合わせてアーケティス(1ドロー)

→アクセロン効果で自身とアンカーで赤き竜

→赤き竜でアーケティス対象にトリシューラ、またはパテル対象にセイヴァースター

こちらは(A)よりも相手の墓穴をケアしたルート。アクスタかアンカーのどちらかに墓穴を打たれてももう片方の妨害は残る形になります。
またこのルートはセイヴァースター不採用でも取ることができるのが特徴です(その場合アクスタへの墓穴はケアできませんが…)。
ニビルケア
スピーダー効果処理後にニビル被弾想定

盤面:ニビルトークン
墓地:ホイールスタロンアサルトスクロンアンカー
手札:イルミネイト
イルミネイトでトレイル墓地へ

→トークンリリースしてスタロン蘇生、反応してトレイル蘇生

→スタロントレイルでアクスタss、アクスタでスクロン蘇生、トレイルでトークン生成

→スクロンいるのでアンカー蘇生

→アンカーとスクロンでスターハム、スターハムでアンカー蘇生(チューナー化)

→スターハムとアンカーでアクセロン
→イルミネイト②効果でアクスタ星7に

→アクスタとアクセロンで赤き竜。赤き竜でランブルサーチ

→ランブルでアクセロン蘇生
→アクセロンでスターダスト落として星9に

→アクセロンとトークンでバロネス

相手ターン赤き竜でバロネス対象にセイヴァースター

最終盤面:バロネスセイヴァースター墓地アサルト
ニビル受けはジェットやレボシンがいない分少し弱体化しているので、そこの補強が今後の課題となります。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
今回の新規で初動の安定感と誘発の貫通力が大幅に上昇しました。残り2枚の新規にも期待したいです。Gマルチャミー受け札としてフルスピードやスクウォでサーチできる罠を個人的には期待しています。恐らくこの記事が出る日の夜には発表されているかと…。
8/28 追記:
新規発表されましたね
𝐒𝐓𝐑𝐔𝐂𝐓𝐔𝐑𝐄 𝐃𝐄𝐂𝐊
— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) August 27, 2025
パワー・オブ・フェローズ
═ 𝟗.𝟔 𝐬𝐚𝐭 ═══✦✧⋆
✦✧収録カード公開✧✦
◤クロスロードランナー◢
収録❗️
✅HPhttps://t.co/vSDhbTQFs9
発売まであと🔟日 pic.twitter.com/mP6Spa6xGJ
えー、バチクソ強いです。
何が強いって、スターダスト・シンクロンと、それをサーチする調律が1枚初動になりました。

一応軽くルートだけ解説すると、
スタロンでフェローズサーチ
→フェローズでジャンクロンとクロスロードサーチしてジャンクロン切る
→クロスロード自身の効果でss
→スタロンとクロスロードでスピーダー
これによって、コンバーターのバリューが上がったことなど、書きたいことは山ほどありますが、記事の長さがとんでもないことになってしまいそうなので、完全版の構築は新規の最後の1枚が判明してから投稿しようかと思います。

現在不動性ソリティア学会はシンクロンについて考えたいという会員を募集しております。入会をご希望の方は、私のXのアカウントにまでご連絡いただくようお願いいたします。DMにてサーバーのリンクをお送りいたします。
https://twitter.com/DRforYGO(私のアカウント)
今回の記事はここまでとなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の記事も楽しみにしていただけたら幸いです。
それでは、今回もこの言葉で締めさせていただきます。
ライディングデュエル!アクセラレーション!
謝辞
今回の記事を添削してくださった夜烏鵺さん、ありがとうございました。新規カードの素敵な手書きイラストを提供してくださったわきばらさん(@wakibara_k1)、誠にありがとうございます。
展開ルートの紹介は今回もふがーた(@FugaPoke)さんのSolo Mode(https://fugarta.github.io/solo-mode/)を使用させていただきました。
