初学者が作るDCDCコンバータ〈完成〉
ここまでで回路設計と素子選定、レイアウト設計まで終わっているので、今回ははんだ付けして完成させます。はんだ付けに関しては中学生の技術の授業ぶりなので参考になるかはわかりませんが、初心者が苦戦する様を見ていただけたらなと思います。
まずは使ったはんだごてと周辺機器を紹介します。

はんだごては太洋電機産業(goot)のPX-280Eにしました。とくにこだわりがあるわけではなく評価が高かったので買いました。はんだやフラックス、はんだ吸い取り線もgootで揃えました。ここまで来たら全部gootで、、と思いましたが、ピンセットは在庫がなかったのでHOZANのものにしました。
ここには映っていませんが、はんだマットは700円くらいの安いものを買いました。

素子はマルツオンラインで、プリント基板はJLCPCBで発注しました。
素子は多くなるほどどれが何用だったかわからなくなってしまうので、100均で買ったケースに入れてまとめてます。Seriaで買えて、とても便利です。

では実際にはんだ付けをします。

まずは、素子をはんだ付けしたい場所にフラックスを塗ります。
これによって、はんだが基板に綺麗につくようになります。

次に、素子を付けたい場所の片側にはんだを付けます。細かい素子はピンセットとはんだごてで両手埋まってしまうので、先にはんだを基板に付けておく方がやりやすいです。

はんだを付けましたが、先端が少しとがって角のようになってしまいました。これはフラックス不足です。フラックスははんだごての熱で蒸発してしまうので長時間あてるとこうなってしまいます。解決法は簡単で、もう一度フラックスを塗布してはんだを当てればよいです。

綺麗になりました。では素子を付けていきます。

素子をピンセットでつまんで、スライドするようにして付けます

つまんではんだ付けするとどうしても片側浮いてしまうことがあったので、一度付けた後に素子を写真のように上から押さえつけて再度はんだしました。この方法は同じはんだを計3回加熱することになるので、フラックスが切れないようにきをつけましょう。また、素子にとってもよくないと思うので、あくまで付け焼刃です。

反対側もはんだ付けすれば完了です。

これではんだ付け完了。と言いたいところですが、右側のはんだが少し大きいです。これはなにも付いていないはんだごてをあてることで小さくすることができます。やり直したい場合ははんだ吸い取り線を使ってもよいです。
素子の周りを見ると汚れていることがわかります。これはフラックスで、べたべたするのできれいにしておきたいです。しかし、ただ拭くだけではなかなか取れません。

そこで使えるのがエタノールです。これで拭くと、、

綺麗になりました。このエタノール、もう一つ重要な使い道があります。

それは、ピンセットにフラックスがついて素子が離れなくなる問題です。
このままでもできないことはないですが、非常にストレスです。エタノールで拭けばくっつかなくなるのでおすすめです。

はんだづけが終わりました。綺麗かといわれると微妙ですが、細かいはんだは初めてなのでこれでOKとします。
入力コンデンサを二つつけていないのは、DCバイアスがどの程度重要かを比較するためです。オシロが手に入り次第コンデンサを増やして評価します。
ここまでで、DCDCコンバータ作製は終了です。ここまで読んでいただきありがとうございます。写真ばかりになって見にくくなってしまいした。
少し先になると思いますが、この基盤の評価をし、改善をしていく予定です。
余談
フラックスとる専用液がなかったので急遽薬局にエタノールを買いに行ったのですが、どうしても見つからず店員に聞きました。
そうしたら「傷の消毒ですか?手の消毒ですか?」と二択を出され、なんといえばいいものか困りました笑。ヤニをとるのに使いたいと伝えたところ、エタノール割合が高いものを渡してくれたので助かりました。
