【朗報】街づくりクラウドファンディングが持つ意味
こんにちは。JUNPEIです。
街づくりクラウドファンディングを、単なるお金を集める手段とだけ捉えるのは、その真価を見誤っています。実際のクラウドファンディングでは、街に眠る人々のつながりや信頼関係(ソーシャルキャピタルと言います)を数値化して、結集させる触媒としての役割を果たします。
このソーシャルキャピタルは、目に見えない人々の絆のようなものですが、クラウドファンディングで、目標金額という数値に可視化され、誰でも参加できる形に変換されていきます。
この流れを通じて、抽象的な街への想いが具体的な支援金額という形になり、さらに不特定多数の支援者が集まり、地元のコミュニティが活性化していきます。
資金調達はあくまで結果であり、真の目的はソーシャルキャピタルの結集です。
目標金額の達成という物語
クラウドファンディングの核心は、目標金額の達成といった物語(プロセス)そのものであり、このプロセスが、完成後のコミュニティの熱量に直接影響を与えています。
一緒に目標を達成したという共通体験が支援者同士の絆を強めて、プロジェクト終了後も継続的なコミュニティとして機能します。
目標金額を100%達成するまでの過程で、支援者は自分の寄付が課題解決に繋がったという達成感を共有して、街の未来に参加したいという継続的な意志になります。
逆に目標未達成や苦労のない達成では、コミュニティの熱量が弱く、プロジェクト終了後にそのまま消滅しやすくなります。プロセスの質は、コミュニティの持続性を決定づけます。

街へ意志が集まる仕組みとして
このクラウドファンディングの本質は、お金が集まることではなく、街への意志が集まる仕組みそのものであり、支援者は、単に商品を購入したり寄付をするのではなくて、この街の未来を創りたいという意志を持って参加します。
この場所に、コミュニティカフェを作りたいというプロジェクトがあるとすれば、支援者はカフェの利用権を得るためではなくて、地域の子どもたちが安心して過ごせる場所が生まれるという、街の意志に応えて寄付します。
この意志の集結が資金という形に変換されて、実際にプロジェクトが実行されていきます。
つまりお金は、意志の結果であり、意志こそがクラウドファンディングの核心です。この仕組みは、単なる経済活動ではなく、社会変革の手段として機能します。

プロセスの質が、コミュニティの持続性へ
クラウドファンディングの成功は、目標金額を達成したかどうかだけでなく、どのように達成したかというプロセスの質に大きく依存しており、プロセスが質的であるとき、支援者と起案者の間の対話が密に行われていて、進捗共有も定期的に行われ、支援者の意見も実際に反映されていることを意味します。
週1回の更新でリターンの制作状況を報告したり、支援者からの質問にすぐに対応したり、意見を採用して改善するなどのプロセスが、支援者に自分の寄付が活きているという実感を与えて、プロジェクト終了後もコミュニティとして継続します。
プロセスが粗雑だと、支援者は、ただお金を集めたただけと感じて、コミュニティは消滅しやすくなります。

街への意志が集結する新しい形
クラウドファンディングは、従来の行政主導・企業主導のまちづくりとは異なる、住民主導の新しい社会変革の形です。
この仕組みで、街に住む人々の意志が集結して、それが資金として形になり、実際に街が創られます。行政や企業は、上から下の視点で計画しますが、クラウドファンディングは、下から上の視点で、住民の声を直接反映できます。
住民が主体となり、ソーシャルキャピタルを結集させる、参加型の社会変革です。クラウドファンディングは、単なる資金調達が街の未来を創る、意志の結集の手段として、新しいまちづくりの形を夢見せています。

