トルコ旅行記2008⑯(最終章)ウイグル人
イスタンブールは人種の坩堝だ。様々な国から来た人々が居る。
日本ではほとんどお目にかかる機会がない人たちばかりだ。
たとえば、トルクメニスタン人、カザフスタン人、ウイグル人等の中央アジアのトルコ系民族、イラン、イラク、アフガニスタン等の中東系、もちろんヨーロッパ系もいる。
トルコ語で「カラバルック(混雑、雑然としたという意味)」という言葉がぴったり来るのがイスタンブールだ。
僕も言語学校に通ったおかげで、そこにトルコ語を学びにきている他の生徒達と知り合った。
ウイグル人は日本人と聞くととても好意的に接してくる。
ウイグルとは中国の中の新彊ウイグル自治区のことだが、彼らは漢民族ではなく、トルコ系民族だ。
とはいっても幅は広く、中国人と見分けがつかない者からトルコ系の濃い顔までそろっている。
そして、イスラム教だ。とにかく中国とは名ばかりで、彼ら自身も中国には強制的に国を奪われたという思いがある。
実際中国ではチベット問題と並んでウイグルの人権問題がある。
中国では肩身が狭い彼らだが、ここトルコでは同じトルコ系ということ、またトルコ政府が彼らに援助をしていることもありのびのびできているようだ。
ウイグル人の家に一泊させてもらったこともある。学生の若者たちで共同生活しているようだ。
夜にはそれぞれの夢を語ったりしたのだが、本当に彼らに国の問題がなければよかったのに、と思った。
日本は他国に征服された経験が無いので、彼らの気持ちは十分には分かってあげられないのだが、こうして外国で彼らと巡りあったこともまた僕の
貴重な心の資産となった。
