【共通テスト】漫画が大学入試に出ることがそんなにニュースですか?
『ベルサイユのばら』が
大学入試テスト「共通テスト」に出たと、
話題になり、ニュースになってました。
元漫画編集としては、
内心、ムッとしてました(笑)。
漫画が大学入試テストに出ることに
驚いているなあ!
意外だからでしょうか?
「大学テストに漫画が!」を
ニュースにした人も、
ニュースに沸いている人にも、
今までは漫画を下に見ていたのね?
私の考え過ぎかしら?
以前、『ベルサイユのばら』の
初代担当編集者さんと
お話をする機会があり、
お話を伺ったことがあります。
『ベルサイユのばら』は
フランス革命を漫画にするぞ
というアイデアから始まったとか。
連載開始前は
漫画家・池田理代子さんはもちろん
初代担当編集さんも
何か月もかけて、
フランスの宮邸を調べたり、
シュテファン・ツヴァイクの
マリー・アントワネット伝を読んだり
当時は今と比べて
資料も少なかったけど、
手に入る資料は片端から読んで
勉強したそうです。
漫画を描く人も
漫画を編集する人も
実は意外かもしれませんが、
めっちゃ勉強するんです。
勉強は当たり前。
『ベルサイユのばら』を描くなら
フランスの当時の
ファッション、ヘア、食事、
マナー、似顔絵、などなど
とにかく片端から
頭に入れてったんだそう。
漫画家は、勉強熱心な人ばかり。
漫画編集も、漫画家さんの
学習意欲を燃やすために
同じように勉強しなくてはなりません。
大学入試テストに
今まで出なかったことが
むしろ不思議なくらいです。
まだ、文学が漫画より上だという
感覚が一般的なんでしょうか。
それは歴史漫画だからでしょうか。
いえいえ。
医療漫画、
学習塾漫画、
弁護士漫画、
ワイン漫画、
イタリアン漫画、
囲碁将棋漫画、
芸術大学漫画、
保険調査員などなど
どれをテーマに選んだとしても、
実際職業にしてる人に取材したり、
同時に、関連本を
片端から読んで勉強します。
その上で、
さあ、下地にした勉強に
足を縛られないよう、
イマジネーションを大事にしながら
良い漫画作りに励みます。
だから、
大学入試テストに出ても
なんら問題のない材料なんですよ。
漫画が大学入試テストに出たことが
ニュースになること自体、
ちょっと納得がいきません(笑)。
漫画はけっこう
勉強して作ってるんですよ。
エッヘン。
