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【文学】アメリカ反体制文学に関するモヤモヤ、モヤモヤ。

リチャード・ブローティガン。
チャールズ・ブコウスキー。
ジャック・ケルアック。
ウィリアム・バロウズ。
ヘンリー・ミラー。

さて。
なんとなく共通する
アメリカの作家を並べてみました。

スタンスもちょっと似ています。
反体制的な、、、。
アメリカの1950〜60〜70年代
ヒッピー文化や
自由や抵抗を体現しようとした
作家たち。

このうち、
今なお、新刊の本が
何冊も複数出ている作家は
何人いるでしょう?

ブローティガン。
ブコウスキー。
この2人でしょうか。

とかなんとか考えながら、
藤本和子さんの
『リチャード・ブローティガン』を
読んでいたら、
そうだったのか?と
思わず膝を打ちたくなるような
文章に出会いました。

以下、藤本和子
『リチャード・ブローティガン』
ちくま文庫、p313。

「あなたね、ブローティガンはちがうの、ギンズバーグやケルアックみたいに東部の大学まで行って、ドロップアウトして、権力や体制に反抗した人たちとはぜんぜんちがうの」
と藤本和子さんは解説ページを務める
くぼたのぞみ氏に語ったそう。

ビート・ゼネレーションの
ケルアックやバロウズらは、
思想家然としたインテリみたいで、
どことなく地に足がついてない。

その点、とことん、
詩人であり続けたブローティガンは
詩人なりに地に足が付いている。
なんだか支離滅裂な感じですが。

それにしても、
藤本さんの、
ブローティガンへの熱さ、
世間の不理解への悔しさが
よく滲み出していますね。

ビート・ゼネレーションとか
ヒッピー文化とか呼ばれて
アメリカの華やかな
サブカルチャーの担い手だった
ケルアックやバロウズは
まあ、アメリカ東部のお坊ちゃん。
リチャード・ブローティガンは
ヒッピー運動の盛り上がりの
ピーク時に、ちょうど
ブローティガンの代表作
『アメリカの鱒釣り』が重なるように
大ヒットしたため、
アメリカや日本のマスメディアは
ごちゃ混ぜにしてしまった、
というのが真相というか
藤本和子さんの言う「真実」らしい。 
リチャード・ブローティガンは
ビート・ゼネレーションより
ひとまわり器が大きいかな。

ただ、今日、藤本和子さんの
本の解説ページを読むまで
戦後アメリカの反体制文学について
どうももどかしく、
モヤモヤ思ってきました。

それを、上記で引用した文章は
見事に理解させてくれました。
藤本さんは本質を掴む人らしい。

藤本さんの文章がなければ
バクゼンと浅い理解でしたが、
おかげで、立体的な理解に
少しだけ近づけました。

本当に良い本や文章と出会うのは
こうしたことを言うのでしょう。

漫然とした知識が
立体的な理解になる時がある。

こうした文章に出会うために
私は良い本を探していきたくなる。

ブコウスキーの作品については、
またいつかちがう時に
アレコレ書きたいと思います。

ブコウスキーも、
ビート・ゼネレーションや
ヒッピー文化思想とは
時期が重なったものの、
ぜんぜんちがう作家でしたから。

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