探偵ナイトスクープを見たあとに思い出したこと
ヤングケアラーの回をチラ見したのだけど、
胸が、ぎゅっと苦しくなった。
親から離れたら解決?
そんな単純な話じゃない。
その子にとって、
親は唯一の存在だから。
親だって、
きっと精一杯なんだと思う。
余裕なんて、なかったのかもしれない。
それでも、
大切にしてほしい人に、
大切にされたい。
自分の気持ちを聞いてほしい。
尊重してほしい。
それは、
子どもが持っていて当然の願いだ。
画面の向こうで、
ひたむきに親を思う子どもの姿を見ながら、
その無条件の愛が
踏みにじられているように感じて、
悔しくて、悲しかった。
そっと画面を閉じて、
ノートを開いた。
そこに、
過去の私が書いた言葉があった。
「目の前の現実を見て、
変わらないと途方に暮れるより、
見たい現実を描くことのほうが
現実的じゃない?」
ああ、
そうだった。
私たちは、
未来を描く力を持っている。
特別な人だけじゃない。
誰しもが、持っている。
今いる場所が、
どんなに苦しくても、
どんなに理不尽でも、
その経験は、
想像以上の未来の糧になるかもしれない。
その可能性を、
人はちゃんと持っている。
あの子にも。
かつての私にも。
そして、今これを読んでいるあなたにも。
忘れてしまいそうになるけれど、
描く力は、奪われていない。
あの家族の真偽はわからないけれど、
今日は大切なことを思い出したよ。
