【絵心ゼロでもOK】AI初心者でもLINEスタンプは2キャラ16個つくれる【全手順つき】
「LINEスタンプって、正直もう稼げないらしい」
そう知ったのは、つくりはじめる前でした。
調べれば調べるほど、出てくるのは厳しい数字ばかり。クリエイターの9割以上は売上ゼロ。1個売れても手取りは数十円。市場はとっくに飽和している——。
ふつうなら、ここで「じゃあ、やめとこう」となります。わたしも一度はそう思いました。
でも、最終的にこう考え直したんです。
「売れるかどうかは置いておいて、"AIでキャラのスタンプをつくって申請する"って、やってみたら面白いんじゃない?」
このnoteは、絵はまったく描けないわたしが、ChatGPTだけを使ってLINEスタンプを2キャラ・合計16個つくり、審査に申請するまでの、全手順と本音の記録です。
AIはふだんから触っていますが、イラストの才能はゼロ。それでもキャラのスタンプがつくれたので、「絵が描けないから無理」とあきらめている方にこそ読んでほしいです。
つまずいたところも、ぜんぶ正直に書きます。「自分もやってみたいな」と思っている方の、地図になればうれしいです。
そもそも、LINEスタンプって稼げるの?(先に現実の話)
夢のない話から始めてすみません。でも大事なので、最初に調べた現実を共有します。
クリエイターの9割以上は売上がほぼゼロと言われています
クリエイターの取り分は、ざっくり売上の約35%(1個¥190でも手取りは数十円)
しかも2026年7月から、静止画スタンプの最低価格が**¥120→¥190**に改定されました
市場は完全に飽和。ただ"つくって出す"だけでは、まず埋もれます
……という感じで、「スタンプで一発当てる」のは、正直かなり分が悪いです。
ただ、逆に言うと始めるハードルはめちゃくちゃ低い。登録は無料、制作コストもほぼゼロ、審査も今は早ければ1〜2日で通ります。
だからわたしは、これを「お金儲け」ではなく、**「AIでどこまでキャラをつくれるか試す、ノーリスクの実験」**として挑戦することにしました。

1キャラ目:noteでおなじみの「フルア」をスタンプに
まず選んだのは、いつもnoteやXで使っている、うちのキャラ「フルア」。
すでに顔なじみのキャラがいると、ゼロから考えなくていいので楽です。「あのフルアがスタンプに」という流れも自然につくれます。
つくったのは、日常でいちばん使うあいさつ・お返事・気づかいの8個。
おはよう!
ありがとう!
おつかれさま!
りょうかいっ!
おやすみなさい〜
ごめんね
だいじょうぶ?
むりしないでね

ポイントは、「毎日つかいたくなる言葉」だけにしぼったこと。凝ったネタより、自分が友だちとのトークで実際に送るものを選ぶと、実用的なスタンプになります。
どうやってつくったの?(ChatGPTだけで完結します)
「イラストなんて描けないよ!」という方、大丈夫です。わたしもまったく描けません。線一本まともに引けませんが、ぜんぶChatGPTにお願いしました。
手順はシンプルで、こんな流れです。
① キャラの"基準画像"を1枚つくる まず、文字なしでキャラの姿を1枚生成します。これを「見本」として、以降ずっと同じ画像を添付し続けることで、8枚の絵柄がバラバラにならずそろいます。ここが最大のコツです。
② セリフごとに、表情とポーズを指定して生成 「基準画像の絵柄を保ったまま、"おはよう!"の文字を入れて、元気に手を上げるポーズで」——というように、1枚ずつ指示します。
<画像④:ChatGPTでフルアの「おはよう!」を生成した画面(プロンプト+出てきた画像)>
ちなみに、日本語の文字もちゃんと絵に入れてくれます。「AIは日本語が苦手」とよく聞きますが、今のChatGPTはかなり正確に描いてくれました(ときどき読点が抜けたりはします)。
コピペで使える共通プロンプトの型は、記事の最後にまるごと置いておきます。
ちなみにこの8種類、ぜんぶスマホで、20分ほどでできました。パソコンすら開いていません。最初に1枚目が出てきたときは「え、もう?」と拍子抜けしたくらいです。
つまずいたポイント:透過とサイズ
生成した画像は、そのままではLINEに出せません。ここでいくつかルールがあります。
**背景は透過(すきとおった状態)**でないとダメ
サイズは370×320ピクセル以内
ほかに**メイン画像(240×240)とタブ画像(96×74)**も必要
生成した画像は運よく背景が透過されていたのですが、サイズは正方形の大きいまま。なので、余白を切り詰めてから規定サイズに縮小する作業が必要でした。
<画像⑤:リサイズ前後の比較、または完成したフルアのスタンプ1枚(370×320)>
ここは少し手間ですが、一度やり方が分かれば流れ作業でいけます。「透過されているか」「文字が切れていないか」だけ、1枚ずつ確認しました。
2キャラ目:ターゲットを変えて「カピ」を新しくつくった
フルアが完成して、欲が出ました。「もう1キャラ、今度は"刺さる相手"をしぼってつくってみたい」と。
そこで考えたのが、「AI初心者・30代・事務職の女性」という、わたし自身に近いターゲット。この人が思わず送りたくなる、"事務あるある"の共感スタンプをつくることにしました。
でも、フルアはちょっとキリッとした専門家キャラなので、「定時であがりたい……」みたいなゆるい本音とは合わない。そこで新キャラの出番です。
ここが、いちばん悩んだところでした。
最初に思ったのは「動物キャラって、正直もう多すぎない?」ということ。ゆるいネコもクマもウサギも、スタンプ売り場にあふれています。定番の動物をそのまま出しても、まず埋もれる。だから、あえて定番からは外そうと決めました。
いろいろ見ていくうちに、目にとまったのがカピバラ。あのなんとも言えない、のんびりした脱力感。「これだ」と思いました。ゆるい本音をつぶやかせるのに、これ以上ないキャラです。
さらにもう一工夫。ただ可愛いだけのカピバラにはせず、「事務員の悩み」を掛け合わせることにしました。わたし自身が知っている、事務の現場のリアルな"あるある"。ここを乗せれば、他の動物スタンプにはない、自分だけの切り口になります。
こうして生まれたのが、脱力系カピバラ「カピ」です。

キャラのコンセプトは、「顔は癒し、心は事務員」。もちもちで可愛い顔のまま、働く人の本音をこぼす——このギャップが狙いです。
カピの8個は、ぜんぶ"事務員の本音"
カピにしゃべってもらった8個が、こちらです。
出勤したえらい
それ聞いてないんだけど
たぶんいけます(自信ない)
電話とりたくない
もう限界かも
そっとしておいて
定時であがりたい
今日もおつかれ、わたし

書いていて、自分でちょっと笑ってしまいました。「電話とりたくない」なんて、事務職の人なら一度は思ったことがあるはず。可愛いカピが言うと、なぜか許せる気がします。
つくり方はフルアとまったく同じ。基準画像を添付して、セリフごとに表情を指定して生成するだけ。同じ流れをくり返せば、2キャラ目はもっとスムーズでした。
いよいよ申請(ここが意外とすんなり)
画像がそろったら、LINE Creators Marketというサイトから申請します。ここで学んだ大事なことを、先にまとめておきます。
申請は必ずWeb版から(スマホアプリでつくると分配金が出ません)→【訂正】これは古い情報でした。現在はスタンプメーカー(アプリ)からでも「売上分配額あり」を選べば分配金を受け取れます(「分配なし」を選ぶと自分用に無料ダウンロードできる仕組み)。コメントで教えていただきました、ありがとうございます!AIを使った場合は、正直に「使用しています」を選ぶ(隠すとペナルティのリスク)
タイトルは40字、説明文は160字まで(文字数はLINEの画面表示を信じるのがコツ。手元で数えるとズレます)
販売開始は「手動」にしておくと、告知と同時に出せる

入力して、画像をアップして、タグをつけて、価格(最低の¥190にしました)を設定して……「リクエスト」ボタンをポチッ。

これで、申請完了です。
……そして、ドキドキしながら待つこと数日。無事に審査を通過しました。この瞬間は、じわっとうれしかったです。
でも、実はここで終わりではありませんでした。
わたしのスタンプは「手動で販売開始」に設定していたので、審査に通っただけでは、まだ誰も買えません。自分で**「リリース」ボタン**を押して、はじめて販売スタートです。
意気込んでボタンをポチッ。……ところが、そのあとスタンプを探しても、検索にもURLにも、まったく出てこない。「え、ちゃんとリリースできてないの……?」と、正直けっこう不安になりました。
でも、これは反映に時間がかかるだけでした。しばらくすると**「販売を開始しました」という通知が届いて**、ちゃんと公開されているのを確認。ホッとしました。

もしあなたも同じように「押したのに出てこない!」と焦っても、大丈夫。反映まで少し時間がかかるだけなので、あわてず待ってみてください。
やってみて分かったこと
正直に言うと、これで大きく稼げるとは思っていません。最初に調べた通り、現実は厳しいので。
でも、やってみて分かったことがあります。
わたし、絵が本当に描けないんです。手描きでキャラを描こうものなら、家族に見せても笑われるレベル。「これ何の動物?」って真顔で聞かれるくらいには、絶望的です。
そんなわたしが、スマホだけで、チャットに文字を打つだけで、キャラを8種類。しかも20分ほどでできてしまった。フルアもカピも、どちらも同じくらいの時間でした。
生成された8枚がずらっと並んだとき、思わず声が出ました。「本当にできた」——って。パソコンも、ペンタブも、特別なアプリも要らない。通勤中でもソファの上でも、スマホひとつで、自分のキャラのスタンプがつくれてしまう。この手軽さは、正直、想像していた何倍も感動的でした。
そして何より、"稼げないから やめる"で止まらず、"実験として やってみる"に切り替えたことが、いちばんの収穫でした。結果はどうあれ、つくりきった経験は残ります。
もしあなたが「LINEスタンプ、ちょっと気になるけど、絵なんて描けないし……」と思っているなら。断言します、絵の才能はいりません。必要なのは、スマホと、ちょっとの好奇心だけ。売上は期待しすぎず、"AIでキャラをつくる遊び"くらいの気持ちで、一度やってみるのはすごくおすすめです。失うものは、ほぼ何もないので。
【配布】コピペで使える、スタンプ生成プロンプト
最後に、実際に使ったプロンプトの"型"を置いておきます。ChatGPTに、つくりたいキャラの画像を1枚添付してから、これを貼ってください。
添付した「(キャラ名)」というキャラクターの絵柄・色・特徴をそのまま維持して、LINEスタンプ用のイラストを1枚作成してください。
【スタイル】かわいいイラスト調。小さく表示されても分かりやすいシンプルさ。
【構図】キャラは1体だけ、中央に配置。表情は分かりやすく、少し大げさに。
【表情・ポーズ】(ここにセリフに合う表情・動きを書く 例:元気に片手を上げて挨拶、満面の笑顔)
【文字】画像内に「(セリフ)」というセリフを、大きく・太く・はっきり正確に読めるように入れてください。文字はキャラの上部の余白に配置し、キャラと重ならないように。丸くて可愛い手書き風、濃くて読みやすい色。
【背景】完全な透明(透過PNG)。背景・地面・影は一切描かない。
【サイズ感】正方形に近い構図で、キャラと文字が枠に収まるように少し余白を残す。「表情・ポーズ」と「セリフ」の部分を差し替えるだけで、何個でもつくれます。よかったら使ってみてください。
そして——このスタンプ、無事に審査を通過して、いまLINEで使えるようになりました。
のんびり働くあなたのトークに、フルアとカピを添えてもらえたら、こんなにうれしいことはありません。よかったら、のぞいてみてください。
▼スタンプを見にいく
そして実は、もう次のキャラの構想も、こっそり動きはじめています。
AIがあれば、思いついたキャラを、絵が描けなくても、スマホひとつで形にできる。この楽しさは、一度知ってしまうとクセになります。次はどんな子が生まれるのか——また、このnoteで報告させてください。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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