妻とスマホとわたし
わたしはスマホを持っていない。
——正確には、持つ必要がない。
いまだにガラケーだ。
LINEは、妻のスマホを借りて使っている。
「困ることはないのか?」と聞かれることもあるが、
それが(哀しいかな)ないのだ。
noteもすべて妻は見ている。
記事を書くのはわたしだが、
彼女に内容や投稿時間を相談することもある。
言ってみれば、妻は蒼乃桔梗のプロデューサーなのだ。
(もっとも、元カノを題材にした作品はお気に召さないようだが)
たぶん、わたしたちは少し異質な夫婦なのだと思う。
わたしの友人は妻の友人であり、妻の友人はわたしの友人。
少なくとも、わたしはそう思っている。
隠し事など——(あってほしい気もするが)——ない。
わたしの友人が来れば、妻も同席して会話を楽しむ。
妻の友人が来れば、わたしも同席して会話を楽しむ。
それが、蒼乃家のスタイルである。
もしnoteの皆さんとお会いする機会があれば、
妻はわたしの隣に座り、持ち前の社交性で皆さんを歓待してくれるはずだ。
——ふと思うこともある。
もし彼女がいなかったら、 わたしは誰と繋がり、誰と笑い、誰に文章を読んでもらえていたのだろう。
わたしの世界は、
スマホよりもずっと、
妻に支えられているのかもしれない。
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