英文法:否定の作用域とコンマの有無
否定の作用域とコンマの有無・図解
否定の作用域(Negation Scope)とコンマ(Commas)の有無をしっかり確認して、人間関係での誤解を防ごう\(^o^)/
1) Tina didn't go to the party, because Nick was there.
2) Tina didn't go to the party because Nick was there.
否定の作用域、カンマの有無の違いで文の意味が異なる!
1) Tina didn't go to the party, because Nick was there.
└否定の作用域→」
2) Tina didn't go to the party because Nick was there.
└否定の作用域───────────────→」
1) ティナはパーティに行かなかった、ニックがそこにいたからだ。
2) ティナはパーティに行かなかったのは、ニックがそこにいたからだという訳ではない。
口語では誤解を防ぐために、コンマの箇所でポーズ(息継ぎ)を挿れたり、従属節であるbecause節自体を文頭に移動させる。文で記す場合は勿論、大文字で始め、Because節が終了する箇所には必ずコンマを挿れる。これで否定の作用域から逃れることが出来て、発言・文の真意の曖昧性を回避することができる。
1)' [[Because Nick was there, ] Tina didn't go to the party.]
コンマ必須┘ └否定の作用域→」
ティナはニックを嫌ってる!?
3) ティナはパーティに誘われたのに行かなかった。
4) もしも他に何もすることがなければ彼女はパーティに参加していたのだろうか。
5) いや、彼女はニックが来ると聞いたから、行かなかったのだ。
┌従属接続詞、文頭に置く場合には Althoughでも良い。
3) Though she was invited to the party, Tina didn't go there.
└─後方照応───────────┘ └否定域→」
┌等位接続詞
3)' Tine was invited to the party(,) but (she) wasn't present there.
└─前方照応──────────────┘ └否定作用域→」
3)" Tina wasn't present at the party, though she was invited (to the party).
└否定の作用域───→」
4) Would she have attended the party if she had nothing else to do?
文頭・主題が疑問文の形式で始まる場合はif節は定位置の後置のまま。
5) No, she did not go there, because she heard Nick was coming there.
└否定域→」 └because節以下が新情報(理由の提示)なので文頭ではなく後置する。
英文読解問題:AIで作成
問題1 次の英文を読んで、下線部が表す意味として最も適切なものを選択肢の中から選びなさい。
"He didn't go to the party because he was tired."
彼が疲れていなかったので、パーティーには行かなかった。
彼は疲れていたので、パーティーには行かなかった。
彼がパーティーに行かなかった理由は、疲れていたからではない。
彼はパーティーに行ったが、疲れていた。
解説:
この文の否定はbecause節全体にかかっており、「彼がパーティーに行かなかったのは、疲れていたからではない」という意味になります。もし「疲れていたのでパーティーに行かなかった」という意味にしたければ、" He didn't go to the party, because he was tired." のようにカンマを置くか、" Because he was tired, he didn't go to the party." のように文頭にbecause節を置くなどの工夫が必要です。正解:3
問題2
次の英文を読んで、下線部が表す意味として最も適切なものを選択肢の中から選びなさい。
"Though she is usually very punctual, she wasn't on time today."
彼女は普段とても時間に正確ではないが、今日は時間通りだった。
彼女は普段とても時間に正確だが、今日は時間通りではなかった。
彼女は普段は時間に正確ではないので、今日も時間通りではなかった。
彼女は普段は時間に正確なので、今日も時間通りだった。
解説:
この文では、though節が示す内容(彼女は普段とても時間に正確である)にもかかわらず、主節ではその期待に反する事実(今日は時間通りではなかった)が述べられています。否定は主節の動詞 "was" にかかっており、though節の内容を否定しているわけではありません。正解:2
問題3
次の英文を読んで、文全体が伝えようとしている内容として最も適切なものを選択肢の中から選びなさい。
"Not everyone who studies hard succeeds, because sometimes luck plays a significant role."
熱心に勉強する人は誰でも成功するわけではない。なぜなら、時には運が重要な役割を果たすからだ。
熱心に勉強する人は誰でも成功する。なぜなら、時には運が重要な役割を果たさないからだ。
熱心に勉強しない人は成功しない。なぜなら、時には運が重要な役割を果たすからだ。
熱心に勉強する人もそうでない人も成功しない。なぜなら、運が常に重要な役割を果たすからだ。
解説:
この文では、文頭の "Not everyone" が部分否定を表しており、「熱心に勉強する人全てが成功するわけではない」という意味になります。そして、その理由がbecause節で説明されています。否定の作用域が "everyone" にかかっているため、熱心に勉強する人の中にも成功しない人がいるというニュアンスを捉える必要があります。正解:1
⇒試験に出る部分否定と全部否定(投稿予定)
⇒英文法:試験によく出る数量詞:some/many/most/all
