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内田樹・談〜ぼくしかいなくなった。

プロテスタン系の神戸女学院大学では、理事長になるクリスチャンの牧師がいなくなって、理事長になるのは僕しかいなかった。──内田たつる・談 ※因みに、内田本人は「僕」という自称は“下僕しもべ”に通じるので、「ぼく」という自称を用いる主義の意識高い系。

ホルムズ海峡の「公共財」的性格と現代政治におけるジレンマ:内田樹の言説を軸として

第1章:学術・教育機関におけるガバナンスと政治的発言の自由

1.1 大学理事長就任に伴う経営と信条の相剋

大学の経営責任者(理事長)という公的な立場と、個人としてのリベラルな政治的発言を維持することの困難さが検討される。特に、ミッション・スクールにおけるキリスト教的背景と非クリスチャンの登用という変革期において、組織の「看板」と個人の「言論」が混同される現代のSNS社会の弊害(罵倒や圧力)が指摘されている[01:00]。

1.2 知の拠点に対する「沈黙」への圧力

大学が政治的発言を控えるべきという社会的・行政的圧力に対し、個人の学問的良心に基づいた発信がいかに担保されるべきかが問われている。これは、教育機関のトップが中立性を口実に現状追認に陥るリスクへの警鐘でもある[07:23]。

第2章:国際政治における「有愛(フラテルニテ)」の喪失と分断

2.1 自由・平等・有愛のトリレンマ

フランス革命の三原則のうち、現代政治において「自由(右派・リバタリアン)」と「平等(左派・平等主義)」が先鋭化し、対立を仲裁する「有愛(フラテルニテ)」が欠如している現状が分析される。この分断が、米国におけるトランプ現象などの極端なスイングを生む要因となっている[15:18]。

2.2 政治的正しさ(DEI/LGBTQ+等)とゼロ・トレランス

「政治的正しさ」を追求する勢力が、反対勢力に対して不寛容(ゼロ・トレランス)に振る舞うことで、結果として国民国家としての統合力が弱体化していくプロセスが論じられる[14:12]。

第3章:中東情勢と地政学的「公共財」の危機

3.1 ホルムズ海峡の「公共財」論

高市政権下で議論されるホルムズ海峡の安全保障に関し、海峡を国際的な「公共財」と定義し、その開放を求める論理が批判的に検討される。これは、対イラン外交における日本のユニークな立場を損なうリスクを孕んでいる[41:47]。

3.2 憲法9条と軍事派遣の法的・実務的ジレンマ

トランプ大統領による即時的な軍事支援(自衛隊派遣)の要請に対し、日本の憲法9条という法的制約が「チキン(腰抜け)」という屈辱的な評価を招く構造的な矛盾が詳述される。憲法改正を待たずに既成事実化を求める米国側と、国内手続きに縛られる日本側の時間的・認識的乖離が浮き彫りになる[48:47]。

第4章:シオニズムの歴史的変遷とイスラエル国家の変質

4.1 政治的シオニズムの起源

19世紀末の欧州における反ユダヤ主義(ドレフィス事件等)への反動として生まれたヘルツルの「ユダヤ人国家」論を振り返り、当初から他民族との共生を前提としない「排除への絶望」から出発したシオニズムの宿命が解説される[28:24]。

4.2 「中東の北朝鮮」化するイスラエル

ネタニヤフ政権による強硬な軍事行動が、国際社会におけるイスラエルの孤立を深め、かつての「最後のアジール(避難所)」としての道徳的権威を失墜させつつある現状が「北朝鮮化」という比喩で批判される[01:14:03]。

第5章:トランプ・リバタリアニズムの本質

5.1 国家解体への欲望

トランプの行動原理は、国家利益の最大化ではなく、政府機関(FBI, CIA, 国防総省等)そのものへの不信に基づく「国家機能の弱体化」にあるという特異な分析がなされる。これは、伝統的な共和党の保守主義とは一線を画す「スーパー・リバタリアン」としての側面である[58:19]。

5.2 洪水作戦(洪水の政治学)

次々と新しいショッキングな発表を行うことで、過去の疑惑(エプスタイン事件等)や政策失敗へのメディアの検証リソースを枯渇させる「洪水作戦」が、現代の世論形成においていかに有効に機能しているかが指摘される[23:33]。


参照動画:内田樹さんに聞く!ホルムズ「公共財」論と憲法9条のジレンマ/トランプがネタニヤフにNOと言う日/大学の理事長に就任で思ったこと/何が変わる?大学が政治発言を黙らせる圧力

内田樹の著書

内田樹・望月衣塑子らの高市・トランプ評には全く同意しかねる!!


参考動画:

※高市首相は国会答弁で、「日本国総理の自分が護憲の立場にあることは当然である」とはっきりと言明している!!内田や西谷の「高市」と呼び捨てにする言いたい放題のアンチ高市批判は全く間違っている!!あまりにも軽薄な事実認識に基づく高市批判であり、批判すればする程、自分たちの浅はかさを露呈していることに気づかない。

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