モデルさんとの信頼関係①|『はじめまして』の数分で決まること
はじめまして。乱田翔です。
これまでこのnoteでは、緊縛の安全性やSMクラブについて書いてきましたが、今回から新しく「モデルさんとの信頼関係」というテーマで連載を始めようと思います。
きっかけは、僕自身が今後、自分で映像作品を撮っていこうと考え始めたことです。これまでは現場でお仕事として縛らせて頂く機会が中心でしたが、これからは自分自身が企画し、初めましての方をお迎えする立場になります。だからこそ、改めて「信頼関係とは何か」を言葉にしておきたいと思いました。
僕の師匠である青山夏樹(二代目乱田舞)から教わったことの中で、今でも一番大切にしているのは、技術以前に「相手が安心して身を委ねられる空気を作れているか」という視点です。縄の技術は磨けば磨くほど上達しますが、信頼関係はその日、その瞬間の積み重ねでしか作れません。
初めて会う方にとって、緊縛はもちろん、映像に残るという行為自体、大きな緊張と不安を伴うものだと思います。だからこそ、僕が最初の数分で意識していることが3つあります。
・急がない。到着してすぐに本題に入らず、雑談やその日の体調確認から始める
・選択肢を渡す。「これをします」ではなく「ここまでは大丈夫ですか?」と、決定権が常に相手にあることを伝える
・今日の流れを先に説明する。何をされるか分からない不安を減らすために、撮影の順番や休憩のタイミングを最初にお伝えする
映像作品を撮っていくにあたっては、これに加えて「撮ったものをどう扱うか」も事前にきちんとすり合わせておきたいと思っています。信頼は、現場の空気だけでなく、その後の約束が守られることでも育っていくものだと感じているからです。
次回は、撮影前のカウンセリングで実際にどんな話をしているか、もう少し具体的に書いていこうと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
