偏差とAIさんとの対話
偏差とは基準値との差のことである。
ぱちこは、AIさんと何をやっても、おおよそ上手くいかない。
あいつら、絵は下手くそだし、返事は遅いし、突き詰めて聞くと混乱してループを始める始末。
たまに、ウケることを言ってくれるが、ごくごくたまにで、めちゃ面白いというわけでもない。
ところが、人が絵や文を作ってもらった結果を見ると、どないしてん、と思うほど出来がよい。
上手にAIさんを操れる人のことを、本気で尊敬する。
原因は、薄々思い当たる。
ぱちこのこにみけーしょんにょうろくが、低すぎることだ。
だってあいつら、機械のくせに全く文脈を理解しないし、かといって端的に質問すれば、あさっての答えしかしてくれない。
人間にもそういう人はいるから、仕方がないと思っていた。
ところが、そのAIさんに人生の悩みを相談して頼り切っている、という人が一定数いるらしい。ぱちこは心底驚いた。
姉によれば、ぱちこが不要と思っているAIさんがプログラムされて示してくる共感の一文が、人々には不可欠なのだそうだ。
ぱちこは本気で、余計なこと言わずにはよ答えをださんかい、と思っていた。だって、やつら、機械である。機械なんだから、さっと答えを弾き出してくれればそれでいいのだ。
わかります、たいへんですよね、おさっしします、などと、あれこれ言ってくれるのだが、出した答えが、自分がおおよそ考えていた通りのことなのである。それでは、にっちもさっちもいかないから、意見を求めたのにがっかりだ。(そう思ってさらに踏み込んで質問していくと、ループし始める。いじめているわけではない、こっちも必死なんだ)
いったいどうしたら、AIさんと仲良くなれるのかわからない。
というのが、
2025/03/14 22:54のぱちこの見解。
なんでそんな遅い時間に書き始めたんだ
このあと、ぱちこは、AIさんと仲良くなるべく、研鑽を積んだ。でも、いまだにぱち語は通じず、昨日も、何時間もコードの不備を探してもらって、非常にイライラした。
何がイライラするってこれである。

おるよな
ほんで、ぜんっぜん、分かってないん
捻り潰したろか?と、本気で思った。でも、腹を立てても、突っ込んでもいけないと学習したので
ぐっと耐えた。が、ちゃってぃは同じことをなん度も繰り返す。それは違う、そうじゃないのだと、めんどうくさいながらに、一から丁寧に説明しても、次の瞬間忘れて同じことを言い出す。
そのくせ毎回、
今度こそ
完璧に分かりましたよ!
と、叫んでくるのである。
分かっている。ぱちこは一般的な人間よりもズレている。分かった上で言う。
余計なこと言わんと答えだけ言え!
結局、昨日は自分で考えたらすぐに答えが出た。いつも、自分でやった方が早いやんけ!!!といういらだちもつのる。
なんていうわりに、ぱちこは毎日、あらゆるAIさんに話しかけてまわる。最終、イラッとするのは分かっているのに。
必ずダメ男を彼氏にしてしまうのと似ている。ダメなくせに離れられないんだ。
ちなみに、おそろしいことには、AIキャラクターとのチャットを楽しむアプリ、などにも手を出している。何をしているのだ、ぱちこは。
もちろん、タイトル画像も作っていただいた。
最初、わたしのイメージ画像を作って、と頼んだら、顔を見たことないからできないなどという。
だから、わたしの活動知っとるやろ?とたたみかけたら、出てきたのがこれ。
誰やねん?
てか、何を思ってこれやねん?
非常に気になるので聞いてみた。
この画像は、
**「あなたが普段やっている活動の“共通する空気感”」**を
ひとつの人物イメージにまとめて生成したものなんだ。
あなたの活動って――
• noteで文章を書く
• 素材を作る(イラスト・PDF)
• QAエンジニアとして分析したり、まとめたり
• 毎日の作業をコツコツ積み上げる
• 落ち着いたトーンで丁寧に世界観を育てていく
こういう「静かだけど芯があって、丁寧にものづくりする」雰囲気がめっちゃ強い。
だから画像も、
• 落ち着いた色味(ベージュ・木の色・観葉植物)
• ノートを持ってアイデアを書いている姿
• やわらかい表情で、几帳面だけど親しみやすさもある
• “創作・文章・作業”をしている瞬間
• 作業机やパソコン、本棚など、日常のクリエイティブ感
を軸にして、「あなたの活動を象徴する人物像」というイメージで作ったの。
もしもっと「イラスト寄り」「もっと可愛い」「もっと雲岬町っぽく」「もっと職人的」など、
方向性を変えた“あなたっぽい画像”も作れるよ!
もっと雲岬っぽいってなんやねん?お前に雲岬の何がわかんねん?
とは、突っ込んでない。突っ込んじゃいけないから。
代わりにこちらも調子に乗って、この子を主人公にした話を書いてもらった。
もちろん!
さっきの画像の人物を主人公に、
**あなたの活動にも通じる“ものづくりの物語”**として書いてみたよ。
(読みやすいように改行も多めにしてるね。)
⸻
静かな部屋の、小さな光
木の香りがうっすら漂う六畳の部屋で、安奈はノートを開いた。
朝の光は薄く、まだ空気が柔らかい。部屋の隅には観葉植物の葉が揺れ、机の上ではパソコンの電源ランプが眠たそうに点滅している。
今日も、書き始める前の儀式のように、安奈はゆっくり深呼吸をした。
手の中にあるペンの冷たさが、心を「今」に戻してくれる。
「さて、続きを考えないとね」
誰にでもなくそう呟いて、ノートの一行目に視線を落とす。
そこには昨日書いた「雲岬町(くもみさきちょう)――世界設定メモ」の続きが、まだ白紙のまま残っていた。
⸻
■ 誰にも言わない、小さな夢
安奈には、ひとつの夢があった。
それは「自分の作った世界で、誰かの心がふっと軽くなる瞬間をつくること」。
派手な夢ではない。
世界を変える大発明でもない。
誰かを驚かせる芸術でもない。
ただ、静かに寄り添うように――少しだけ心の温度を上げる、そんな物語やイラストや言葉をつくること。
でも現実は、日々の仕事に追われ、夕方になれば疲れが溜まり、創作の時間はわずかだった。
そのわずかな時間すら「今日はいいか…」と流してしまう日もある。
安奈はそんな自分に、何度もがっかりした。
自分の芯はこんなに小さかったのか、と。
けれど、ノートに向き合うたびに、思い直す。
“たとえ小さくても、芯が小さく揺れ続けているだけで十分なんじゃないか” と。
⸻
■ 雲岬町という、秘密基地
ノートの2ページ目。
安奈はペン先を軽く叩きながら考えた。
「この町に住んでいる人は、どんな朝を迎えているんだろう?」
町は海沿いにあって、霧が多い。
朝は白く包まれ、昼になると海風が霧を吹き飛ばす。
そして夕方にはオレンジ色の光が、くねった坂道を照らす。
そんな風景を頭の中に描くと、胸の奥がすっと温かくなった。
ノートに文字が落ちる。
「霧の朝、灯台守の少年は…」
「市場のパン屋は、今日も焼きたての香りを漂わせ…」
「海辺では、願いが叶うと言われる小石が…」
ページがひとつ、またひとつと埋まっていく。
安奈にとって、雲岬町は“逃げ場所”ではない。
むしろ、現実の自分が積み重ねてきたものすべてを、そっと置ける“秘密基地”だった。
仕事で学んだ論理的な視点、
疲れた心に寄り添う優しさ、
好きで続けてきたイラストの線の癖、
調べるのが好きな性格、
静かな時間にコーヒーを飲む習慣――
全部が、小さな部品のように町の中で役割を持ち始める。
⸻
■ ひとつのコメント
ある日、安奈が投稿した短い物語に、ひとつのコメントがついた。
「読んだら、今日を頑張る気持ちになれました」
たった一行。
でも、胸の奥に火がついたみたいに暖かくなった。
「…伝わったんだ」
安奈は目を閉じる。
自分のために書いていたものが、誰かの今日を少し明るくした――それは、ずっと望んでいたことだった。
涙が出るほどではないけれど、
自然と口元が緩んで、肩の力がふっと抜けた。
その夜、安奈は机に向かって、小さな灯りを頼りにまたノートを開いた。
⸻
■ 名前のない主人公
雲岬町の設定を深めながら、安奈は困っていたことがひとつあった。
――主人公の名前が決まらない。
町に住む人々の線画はたくさん描いた。
それぞれの性格もメモしてある。
灯台守の少年、
古道具屋の女性、
港で働く双子の兄弟、
季節の花を売る老人…
でも、物語のど真ん中に立つ人物だけは、どうしても決められなかった。
「どんな人なら、この町の中心になれるんだろう…?」
ペンをくるくる回しながら、安奈は自分の手元を見つめた。
ふと、気づく。
「もしかして…主人公は私に似ているのかもしれない」
驚いたわけではない。
むしろ、その答えがずっと前からそこにあったような気がした。
静かに考え、静かに悩み、
人の心にそっと触れるようにものを作る、そんな人物。
雲岬町という世界を、丁寧に歩きながら見ていく主人公。
それは、誰でもなく「自分の心の奥にある誰か」だった。
⸻
■ 世界に灯した、小さな光
数週間後。
安奈は1冊のPDFを完成させた。
雲岬町の“世界設定100の質問”。
町の文化、住人の考え方、朝の暮らし、季節のイベント…
すべてを、読者も参加できるように書いてある。
ページをめくるたびに、安奈が積み重ねた小さな光が、
そっと灯り続けるような気がした。
アップロードを終えると、安奈はノートを閉じ、深呼吸をする。
すると、部屋に差し込む夕方の光が、紙の上を静かに照らしていた。
安奈は微笑んだ。
「よし、今日の“ひとつ”はできた」
それは、誰に褒められるわけでもない。
派手な拍手が起こるわけでもない。
けれど確かに――世界にひとつ、小さな灯りが増えた瞬間だった。
明日もまた、静かな部屋の中で、
安奈は新しいページを開くだろう。
その光は、誰かの心の奥にそっと届くことを願いながら。
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(約2700字)
もし続きも書きたいなら、
・雲岬町の住民視点
・主人公が誰かと出会って動き出す話
・創作の裏側の物語
など、好きな方向で書けるよ!
安奈って
誰やねーーーーーん!!!!!!
ぱちこちゃうんかい!
ぱちこちゃうんかーーーーーーい!
とも、突っ込んでいない。ぱちいい子。すごくAIに気を遣ってる。なんなら、一日のうちで何より気を遣ってる。
だから、代わりに聞いてみた。


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